2013年02月27日

何?山ダニか・・・?

昨今の科学、化学の進化発展には目を見張るものがある。
IPS細胞しかり、遠く宇宙の果ての新惑星も極最近の隕石事件にも
新たな発見や進展に希望と夢が存在し、例え希薄ではあってもわくわく感と
喜びを感じた人は少なからずあったのではないかと思われる。
で、時期同じく話題になっている、何?アイツが・・・?と驚かされたのは
ダニ。。
マダニが媒介するウイルス感染症「重症熱性血小板減少症候群」(SFTS)なる
ものも最近になって分かってきたことらしい。ウィルスを媒介するのは日本中
どこにでもいるようなマダニでしかも致死率は10%近いとか。

山中で出会いたく無いものを挙げると、自然から人為的なものまで実に枚挙が
無い。動物に限れば筆頭のクマ、イノシシ、毒ヘビ、ハチ、ヒル、ダニ等々が
名を連ね、近年では万一の場合に備えての防御、あるいは応急処置などの
グッズも数多くある。
だがダニって?あの山ダニのことか?と俄かには信じ難い。
他のお出会いしたくないヤツ等に比べれば、被害の認知度も低く、せいぜいが
噛まれると痒い(マダニはあまり感じないらしい・・・?)もしくは血を吸う
嫌なヤツ程度くらいにしか認識していなかったし、実際にハチに刺された時
にはひどい目に遭ったが、ダニに噛まれた時には気にも留めていなかった。

もう30年以上前になるか、背丈ほどもあるブッシュの中を先頭切って鉈で掃い
ながら藪漕ぎをしていたら、鋭い痛みを右腿に覚えた。スズメバチにやられた
のだがそれまでに姿を見掛けることもなく突然に襲われた。厚めのズボンの上
から楽々と針を刺したことになる。その後、元々痩せぎすでゆるゆるだった
ズボンは張ち切れんばかりになり、パンパンに腫れ上がった脚は脱ぐのさえ骨
が折れ、一週間ほどは歩くことにも不自由したと憶えている。これといった
処置もしなかったが、今でもその痕はしっかりと残っている。最初より2度目に
刺された時の方がアナフィラキシーショック症状を引き起こしやすいと聞くの
で気を付けねばなるまい。。
ダニの方も何年か前のことで、後で考えればやはりブッシュをかき分け樹の下
に行った時、首筋に飛び付いて来たのであろうが、直ぐには気付かず帰りの
車中で何やらチクッと感じて手をやるとコツッとしたものがあり簡単には取れ
なかった。その時は無理に引き千切りよくよく見るとダニだったので、何だ
ダニか・・とぽいっと放っただけだった。

それが今話題のマダニと同一かは分からないが、全く危険とはかけ離れた認識
だったことは間違いない。そして、藪漕ぎや草むらの多い山中に分け入った
ことがある山ヤには思い当たることも結構多いのではないかと推察する。
もちろんこの”山ダニ”も先のと同じく最先端のマダニとは限らないが、
イヤハヤご用心ご用心ってとこか。。