2010年05月21日

・・・思うこと

岳人6月号に、カジタックス廃業のお知らせが掲載されていた。


社長である梶田民雄氏とは、1984年、日本山岳会東海支部の
ガウリサンガール登山隊でご一緒させていただいた。
氏が作り出すアイゼン、ピッケル等の試作品を、何本もテスト用として
使用したり批評したりして、氏が道具に更なる磨きをかける為のお手伝いを
僅少なるもさせていただいた訳であるが、あれから30年近く、国産の本格的な
ピッケル、アイゼンとして最前線で活躍して来たカジタックスそのものが
その一時代に幕を降ろすことになる。

後継者が居ないということも大きな要因ではあるが、それより何より
本格的なピッケル、アイゼンを使用する登山者が少なくなったのでは
ないだろうか。