2007年01月22日
雪崩ビーコンとは
登山の世界で言うところのビーコンとは雪崩無線機(アバランチェ ビーコン)のことで、雪崩埋没者の捜索に使用します。
“雪崩ビーコン”と言ったり、単に“ビーコン”と呼ばれることが多く、雪山においてのマストアイテムの一つです。
ビーコンは電波の発信・受信ができ、普段は発信状態で携行します。
そしてビーコン携行者が雪崩に埋没してしまったときに、捜索者はビーコンを受信状態に切り替えて捜索します。
雪崩埋没者が発信している電波を辿って、埋没している場所を特定する訳です。
今やビーコンはバックカントリーでは必需品。単独ではもちろんですが、複数で雪山へ行った場合でも、パーティーに1個ではなくメンバー全員がビーコンを持って行きたいところです。
たしかにビーコンは高価でバックカントリーの装備としては後まわしにされがちですが、むしろ最重要視してほしい装備の一つです。
そしてビーコンを購入しても持っているだけでは意味がないので、必ず機械の操作方法やビーコンでの捜索方法を練習しましょう。
そして、ビーコンの携行だけで雪崩対策は終わりではありません。
仮に、練習することで素早く埋没者まで辿り着けるようになったとします。
また、最近では多少機械に不慣れでも比較的早く埋没者まで導いてくれる高性能なビーコンも登場しています。
問題は埋没者の位置を特定してからです。埋没者を掘り出さなければなりません。掘り出すには非常に時間が掛かります。機会があれば雪洞を掘るなどして、雪を掘ることに慣れておくことも必要でしょう。
そして、掘り出すためにはまずショベルが要ります。雪に突き刺して埋没者を捜すゾンデ棒(プローブ)も要るでしょう。このゾンデの取り扱いも訓練したいですね。
もう、“ビーコン・プローブ・ショベルの三種の神器”は雪山に入る者の常識なのです。
もっと言うと、雪崩れに遭遇する前に回避する技術を身につける必要があると思います。雪崩れが起きそうな所は避けるということです。
その判断は経験にも左右し難しいと思いますが、一見して“如何にも滑るのに気持ち良さそうな斜面は危険”と思うくらいの慎重さは在っても良いと思います。
また、雪崩れる可能性を感じたら弱層テストをするなどの行動が、当たり前に出来るように成れればより良いでしょう。
また、掘り出したのは良いが応急処置がわからないとなると取り返しがつきません。救命方法も会得しておきたいところです。
他にも雪崩れのメカニズムや雪質の勉強など、出来ることは沢山あると思います。
もちろん雪山登山においては雪崩対策以外にも課題はありますが、バックカントリーへ赴くのならトータル的に雪崩れのことを考えてみても良いのではないでしょうか。
→ 山おやじの独断と偏見 〜雪崩〜
→ 山の店 岩と雪 ビーコンのラインナップ
“雪崩ビーコン”と言ったり、単に“ビーコン”と呼ばれることが多く、雪山においてのマストアイテムの一つです。
ビーコンは電波の発信・受信ができ、普段は発信状態で携行します。
そしてビーコン携行者が雪崩に埋没してしまったときに、捜索者はビーコンを受信状態に切り替えて捜索します。
雪崩埋没者が発信している電波を辿って、埋没している場所を特定する訳です。
今やビーコンはバックカントリーでは必需品。単独ではもちろんですが、複数で雪山へ行った場合でも、パーティーに1個ではなくメンバー全員がビーコンを持って行きたいところです。
たしかにビーコンは高価でバックカントリーの装備としては後まわしにされがちですが、むしろ最重要視してほしい装備の一つです。
そしてビーコンを購入しても持っているだけでは意味がないので、必ず機械の操作方法やビーコンでの捜索方法を練習しましょう。
そして、ビーコンの携行だけで雪崩対策は終わりではありません。
仮に、練習することで素早く埋没者まで辿り着けるようになったとします。
また、最近では多少機械に不慣れでも比較的早く埋没者まで導いてくれる高性能なビーコンも登場しています。
問題は埋没者の位置を特定してからです。埋没者を掘り出さなければなりません。掘り出すには非常に時間が掛かります。機会があれば雪洞を掘るなどして、雪を掘ることに慣れておくことも必要でしょう。
そして、掘り出すためにはまずショベルが要ります。雪に突き刺して埋没者を捜すゾンデ棒(プローブ)も要るでしょう。このゾンデの取り扱いも訓練したいですね。
もう、“ビーコン・プローブ・ショベルの三種の神器”は雪山に入る者の常識なのです。
もっと言うと、雪崩れに遭遇する前に回避する技術を身につける必要があると思います。雪崩れが起きそうな所は避けるということです。
その判断は経験にも左右し難しいと思いますが、一見して“如何にも滑るのに気持ち良さそうな斜面は危険”と思うくらいの慎重さは在っても良いと思います。
また、雪崩れる可能性を感じたら弱層テストをするなどの行動が、当たり前に出来るように成れればより良いでしょう。
また、掘り出したのは良いが応急処置がわからないとなると取り返しがつきません。救命方法も会得しておきたいところです。
他にも雪崩れのメカニズムや雪質の勉強など、出来ることは沢山あると思います。
もちろん雪山登山においては雪崩対策以外にも課題はありますが、バックカントリーへ赴くのならトータル的に雪崩れのことを考えてみても良いのではないでしょうか。
→ 山おやじの独断と偏見 〜雪崩〜
→ 山の店 岩と雪 ビーコンのラインナップ
2006年12月04日
ストックはあった方がいい?
さて今回はストックの選び方、使用法などをうんちくします。
まず、ストックは本当に必要なのか?それは無いよりは在った方が良いでしょう。
いきなり結論を出してしまいましたが問題はそこではないですね。
ストック、トレッキングポールなど呼び名はいくつかありますが登山(ハイキング、トレッキング、ウォーキング)においては杖のことです。
伸縮式や折畳み式などいろいろありますが、山向きは長さが調整できる三段の伸縮式がほとんどです。一昔前までは、この手のストックは山岳スキーでよく使用されていました。今では山スキー用のストックも随分変わりました。その辺はまた別の機会に語るとして、
登山のストックですが、一度使ったことがある人ならお解りになると思いますが、有ると無いとでは足腰の負担が随分違います。
特に下りでは必要性を感じるのではないでしょうか?下りでは全体重の2倍以上の衝撃が足腰を襲います。山を下りて来て何のダメージも無い方が不思議なことかもしれません。
一番良いのはストックなしで歩けることで、その方が要らない荷物を待っていかずに済むし、手もフリーになって良いのですが、
例えば“ ネコ足 ”と呼ばれる歩き方があります。極端に言うと絶えず膝を曲げた状態で歩くのですが、ようは足が接地したときの衝撃を逃すような歩き方です。わかりやすく言うと、パントマイムなどで階段やエスカレーターを下に降りていくマネをよく見かけますが、あんな感じです(よけい解り難いですね、失礼しました)。はじめは意識して歩いていると逆に疲れてしまうかも知れませんし、口で言うほど簡単ではないかもしれませんね。 続きを読む
まず、ストックは本当に必要なのか?それは無いよりは在った方が良いでしょう。
いきなり結論を出してしまいましたが問題はそこではないですね。
ストック、トレッキングポールなど呼び名はいくつかありますが登山(ハイキング、トレッキング、ウォーキング)においては杖のことです。
伸縮式や折畳み式などいろいろありますが、山向きは長さが調整できる三段の伸縮式がほとんどです。一昔前までは、この手のストックは山岳スキーでよく使用されていました。今では山スキー用のストックも随分変わりました。その辺はまた別の機会に語るとして、
登山のストックですが、一度使ったことがある人ならお解りになると思いますが、有ると無いとでは足腰の負担が随分違います。
特に下りでは必要性を感じるのではないでしょうか?下りでは全体重の2倍以上の衝撃が足腰を襲います。山を下りて来て何のダメージも無い方が不思議なことかもしれません。
一番良いのはストックなしで歩けることで、その方が要らない荷物を待っていかずに済むし、手もフリーになって良いのですが、
例えば“ ネコ足 ”と呼ばれる歩き方があります。極端に言うと絶えず膝を曲げた状態で歩くのですが、ようは足が接地したときの衝撃を逃すような歩き方です。わかりやすく言うと、パントマイムなどで階段やエスカレーターを下に降りていくマネをよく見かけますが、あんな感じです(よけい解り難いですね、失礼しました)。はじめは意識して歩いていると逆に疲れてしまうかも知れませんし、口で言うほど簡単ではないかもしれませんね。 続きを読む
2005年07月31日
登山靴の選び方<その2>
前項でご紹介したような“しっかりした靴”、“しっかりしたソックス”を用意したとしても、靴のサイズが合ってなければ、足のトラブルにつながります。靴のサイズが小さすぎても大きすぎても、指先を痛めたり、靴擦れなどが起きやすくなります。
そこで登山靴の最適なサイズの選び方をご紹介します。
まず、実際に店頭に行って試し履きできる場合の話すですが、靴を履きましたら、足をつま先に当たるまでいっぱいに詰めてください。そして、かかとに人指し指を入れて、指が1本入るくらいの余裕があれば、それが理想の余裕であり、理想のサイズと言えます。
次には幅などを確認します。とくに当たっり、痛かったりということがなければ、まず問題はないでしょう。幅などに違和感がある場合は、半サイズ上のサイズを履いてみるか、違う種類の靴を履いてみてください。
メーカーや種類が変われば、履き心地も変わります。また、足入れには好みや個人差があるので、いろいろ履き比べて自分に合うものを選びましょう。
店頭で試し履きをして確認してから購入するのが理想ですが、それができない場合は、実寸(素足のサイズ)より1cmは大き目のサイズを選びましょう。素足が24.0cmとするならば25.0cmの靴にする、といった具合です。
ただ、何度も言うようですが、メーカーや種類によって足入れは異なりますので、24.5cmでよい場合や25.5cmでないとダメなこともあるかもしれません。
ですので、実際に足入れができない場合は、その欲しい靴について可能な限り情報を集めましょう。
いずれの方法で購入するにしろ、ソックスの厚みや履き方で、選ぶ靴のサイズが変わってきます。上記の靴の選び方は、中厚手のソックスを1枚履くのが前提です。薄手のインナーソックスとの組み合わせなら、そんなに違いは感じられないと思いますが、厚手のソックスを2枚履くなどされる場合は、さらに大きめのサイズを選ぶことになるでしょう。
また、冬靴の場合は保温性を確保するために、通常より大きめのサイズにすることが多いです。
以上のようにサイズ選びも重要です。“しっかりした靴”、“しっかりしたソックス”、“最適なサイズ”で、楽しい登山をしてください。
→ 山の店 岩と雪 登山靴のラインナップ
そこで登山靴の最適なサイズの選び方をご紹介します。
まず、実際に店頭に行って試し履きできる場合の話すですが、靴を履きましたら、足をつま先に当たるまでいっぱいに詰めてください。そして、かかとに人指し指を入れて、指が1本入るくらいの余裕があれば、それが理想の余裕であり、理想のサイズと言えます。
次には幅などを確認します。とくに当たっり、痛かったりということがなければ、まず問題はないでしょう。幅などに違和感がある場合は、半サイズ上のサイズを履いてみるか、違う種類の靴を履いてみてください。
メーカーや種類が変われば、履き心地も変わります。また、足入れには好みや個人差があるので、いろいろ履き比べて自分に合うものを選びましょう。
店頭で試し履きをして確認してから購入するのが理想ですが、それができない場合は、実寸(素足のサイズ)より1cmは大き目のサイズを選びましょう。素足が24.0cmとするならば25.0cmの靴にする、といった具合です。
ただ、何度も言うようですが、メーカーや種類によって足入れは異なりますので、24.5cmでよい場合や25.5cmでないとダメなこともあるかもしれません。
ですので、実際に足入れができない場合は、その欲しい靴について可能な限り情報を集めましょう。
いずれの方法で購入するにしろ、ソックスの厚みや履き方で、選ぶ靴のサイズが変わってきます。上記の靴の選び方は、中厚手のソックスを1枚履くのが前提です。薄手のインナーソックスとの組み合わせなら、そんなに違いは感じられないと思いますが、厚手のソックスを2枚履くなどされる場合は、さらに大きめのサイズを選ぶことになるでしょう。
また、冬靴の場合は保温性を確保するために、通常より大きめのサイズにすることが多いです。
以上のようにサイズ選びも重要です。“しっかりした靴”、“しっかりしたソックス”、“最適なサイズ”で、楽しい登山をしてください。
→ 山の店 岩と雪 登山靴のラインナップ
2005年07月28日
ピッケルの選び方
みなさんの中には「登山=ピッケル」というイメージを持たれている方もたくさん居られると思いますが、杖代わりに使うのであれば、ほとんどの場合ストック(できればダブル)の方が便利です。
また、必要のないのにピケッルを持っていくと、当たり前な話で、重く荷物になるだけです。
では、ピッケルは要らないのでしょうか。もちろん雪山であればピッケルが必要ですし、ピックを突き刺して登るアイスクライミングなどにも使用します。
それでは、雪山デビューしたいという方、また無雪期でもどうしてもピッケルがほしいという方に選び方をご紹介しましょう。
まず形ですが、主に杖代わりや滑落停止などにしか使わない方や、積極的にピックを使う山行(アイスクライミングなど)をしない方は、シャフトがストレートのものがよいです。
さらに、軽量のタイプならより扱いやすいでしょう。ただし、重い方がピックは刺しやすいので、後々、雪山のピークハントや縦走をお考えの方は強度的に考えても、重い(しっかりした)タイプがよいでしょう。
また、ピックで刺しやすいようにシャフトが少しカーブした、アイスクライミングにも対応できるタイプもあります。
長さは、杖代わりに使うのであれば身長から90〜100cm引いた長さ、もしくは手にピッケルを下げて、石突きが地面に着くか着かないか位の長さが適当です。また、クライミングでの使用の場合は短めを選びます。
その他には超軽量のタイプがあります。アルミやチタンといった素材で作られており、シャフトの途中で切ったような形のピッケルもあります。予備的(使うか使わないかわからないとき)に持つには最適です。山岳スキーなどにもよく使用されています。
あとは、アイスアックスやアイスハンマーといったものがありますが、これは読んで字のごとくアイスやミックスルートのクライミングに使用するもので、どちらかと言えば特殊な道具になります。
以前お見かけしたのですが、無雪期に氷壁用のアイスアックスを手に持って歩いている方がおられました。こういったことのないように、道具はしっかり理解してつかいましょう。しかし、承知の上で使ってらしたのなら、よいのですが…。
→ 山の店 岩と雪 ピッケルのラインナップ
また、必要のないのにピケッルを持っていくと、当たり前な話で、重く荷物になるだけです。
では、ピッケルは要らないのでしょうか。もちろん雪山であればピッケルが必要ですし、ピックを突き刺して登るアイスクライミングなどにも使用します。
それでは、雪山デビューしたいという方、また無雪期でもどうしてもピッケルがほしいという方に選び方をご紹介しましょう。
まず形ですが、主に杖代わりや滑落停止などにしか使わない方や、積極的にピックを使う山行(アイスクライミングなど)をしない方は、シャフトがストレートのものがよいです。
さらに、軽量のタイプならより扱いやすいでしょう。ただし、重い方がピックは刺しやすいので、後々、雪山のピークハントや縦走をお考えの方は強度的に考えても、重い(しっかりした)タイプがよいでしょう。
また、ピックで刺しやすいようにシャフトが少しカーブした、アイスクライミングにも対応できるタイプもあります。
長さは、杖代わりに使うのであれば身長から90〜100cm引いた長さ、もしくは手にピッケルを下げて、石突きが地面に着くか着かないか位の長さが適当です。また、クライミングでの使用の場合は短めを選びます。
その他には超軽量のタイプがあります。アルミやチタンといった素材で作られており、シャフトの途中で切ったような形のピッケルもあります。予備的(使うか使わないかわからないとき)に持つには最適です。山岳スキーなどにもよく使用されています。
あとは、アイスアックスやアイスハンマーといったものがありますが、これは読んで字のごとくアイスやミックスルートのクライミングに使用するもので、どちらかと言えば特殊な道具になります。
以前お見かけしたのですが、無雪期に氷壁用のアイスアックスを手に持って歩いている方がおられました。こういったことのないように、道具はしっかり理解してつかいましょう。しかし、承知の上で使ってらしたのなら、よいのですが…。
→ 山の店 岩と雪 ピッケルのラインナップ
2005年07月10日
梅雨時の山支度
この時期は何と言ってもじめじめがやっかいですね。
梅雨と一口に言っても、雨が降るばかりでもないようですが・・・
雨具は必携ですが、蒸れにくいGTX素材のものが快適に使えます。
またヤッケの代わりにも使用できますし、年中利用出来て重宝します。
山で使うには上下に分かれた物が一番ですが、その時どきのシーンに
合わせて、使い分けると便利です。
林道など上から真っ直ぐ降ってくる雨の場合は、傘の方が調子イイ時もありますヨ。
2005年06月19日
ソックスの重要性
登山では一般的にやや厚手のソックスを履くことはご存知の方も
多いと思います。ではなぜ薄手では駄目なのでしょうか。
なぜならソックスは足の保護のために履くからです。
登山では思っている以上に足に負担が掛かっています。
ソックスは足と靴との間の緩衝材、クッション役というわけです。
ですからソックスは薄手よりは厚手の方がより良いと言えます。
ただしここで気をつけていただきたいことが一つあります。
それは綿のソックスは絶対に履かないということです。
ただ厚みがあれば良いというだけではないのです。綿は汗などで
湿ってもなかなか乾きません。そのままの状態で歩き続けていると
摩擦抵抗が増え、靴擦れなどの原因になります。
登山用のソックスは化繊かウールを選びましょう。また、
極端に分厚いタイプも軽登山では必要ないでしょう。
ソックスの厚みはメーカーや種類によってもちろん違いますが、
大きく薄手、中厚手、厚手の3つに分けられます。一般的には
中厚手を1枚履くだけで十分です。
冬靴のようなよりハードな靴を履くときや、好みに応じて2枚履く方もいます。
また近頃では中厚手の下に薄手の5本指ソックスを履く方も増えて
きてます。踏ん張りがかなり利くようです。
たかがソックスでも、その日の登山が楽しいかそうでないか、
大きく左右させるほど重要です。つまりここでも言えることは
以上のことはあくまで参考にしてもらって、ご自分に合った履き方や
ソックスを探してください。
多いと思います。ではなぜ薄手では駄目なのでしょうか。
なぜならソックスは足の保護のために履くからです。
登山では思っている以上に足に負担が掛かっています。
ソックスは足と靴との間の緩衝材、クッション役というわけです。
ですからソックスは薄手よりは厚手の方がより良いと言えます。
ただしここで気をつけていただきたいことが一つあります。
それは綿のソックスは絶対に履かないということです。
ただ厚みがあれば良いというだけではないのです。綿は汗などで
湿ってもなかなか乾きません。そのままの状態で歩き続けていると
摩擦抵抗が増え、靴擦れなどの原因になります。
登山用のソックスは化繊かウールを選びましょう。また、
極端に分厚いタイプも軽登山では必要ないでしょう。
ソックスの厚みはメーカーや種類によってもちろん違いますが、
大きく薄手、中厚手、厚手の3つに分けられます。一般的には
中厚手を1枚履くだけで十分です。
冬靴のようなよりハードな靴を履くときや、好みに応じて2枚履く方もいます。
また近頃では中厚手の下に薄手の5本指ソックスを履く方も増えて
きてます。踏ん張りがかなり利くようです。
たかがソックスでも、その日の登山が楽しいかそうでないか、
大きく左右させるほど重要です。つまりここでも言えることは
以上のことはあくまで参考にしてもらって、ご自分に合った履き方や
ソックスを探してください。
2005年06月15日
登山靴の選び方
皆さんは登山靴を購入するとき迷ったことはありませんか?
ご存知のように安いものから高いものまで、布製のものから革製のものまで様々なタイプがあります。「いったいどの靴が良い靴なのだろう」「どの靴が履きやすいのだろう」「そりゃできれば高価なのがよいけど予算がなぁ」「1回しか行かないのに、こんなしっかりしたものが要るのかな」「やっぱり靴は出来るだけ軽いほうが良いだろう」などなど疑問をお持ちのことかと思います。
それでは登山靴の選び方をご紹介しましょう。
ポイントは3つほどあります。まず、しっかりと足首までフォローするハイカットのものを選びましょう。ハイキング、トレッキング…言葉はいろいろありますが、山に入れば立派な登山です。カットが浅いものよりは深い方が疲れにくく、怪我も起きにくくなります。
そして次には、全体の造りが堅い、つまりしっかりしているものを選んでください。やはりアッパーの造りがしっかりしているのは基本ですが、見てもらいたいところはソールです。ソールが軟らかいよりは堅い方が、これまた疲れにくく、グリップ力も増してスリップや足をぐねったりなどのトラブルも回避しやすいです。分からなければとりあえず手にとって触ってみることです。なるほどと種類によって違いがわかるはずです。
そして3つめは防水性です。一番違いが分かりやすいのは、GORE-TEXまたはゴアに準ずる素材が使われているかどうかですね。ゴアが使用されているとどうしてもコストが高くなるのですが、防水性もかなり高くなります。ゴアのマークが付いているか確認してください。
以上のように靴がしっかりすればするほど、重量は重くなってきます。また、価格は最低でも¥14,000_以上はするでしょう(¥10,000くらいのものもありますが、防水性以外は期待できません)。しかし、軽いものはダメ、安いのはダメ、と言っているわけでは決してありません。好みや使い勝手を考慮してもらえば良いと思います。例えば、街中や平坦な所しか行かないとなればむしろ軽いほうが良いだろうし、ソールも堅すぎないほうが良いでしょう。何より足入れが大事なので、出来れば実際に履いて選ぶのが理想です。メーカーや種類が変われば足入れも変わります。思っていたサイズより、外れることもあるでしょう。
絶対に¥14,000以上の靴でないとダメということではないのです。
以上のことを参考に選んでみてください。
→ 登山靴のサイズの選び方
→ 山の店 岩と雪 登山靴のラインナップ
ご存知のように安いものから高いものまで、布製のものから革製のものまで様々なタイプがあります。「いったいどの靴が良い靴なのだろう」「どの靴が履きやすいのだろう」「そりゃできれば高価なのがよいけど予算がなぁ」「1回しか行かないのに、こんなしっかりしたものが要るのかな」「やっぱり靴は出来るだけ軽いほうが良いだろう」などなど疑問をお持ちのことかと思います。
それでは登山靴の選び方をご紹介しましょう。
ポイントは3つほどあります。まず、しっかりと足首までフォローするハイカットのものを選びましょう。ハイキング、トレッキング…言葉はいろいろありますが、山に入れば立派な登山です。カットが浅いものよりは深い方が疲れにくく、怪我も起きにくくなります。
そして次には、全体の造りが堅い、つまりしっかりしているものを選んでください。やはりアッパーの造りがしっかりしているのは基本ですが、見てもらいたいところはソールです。ソールが軟らかいよりは堅い方が、これまた疲れにくく、グリップ力も増してスリップや足をぐねったりなどのトラブルも回避しやすいです。分からなければとりあえず手にとって触ってみることです。なるほどと種類によって違いがわかるはずです。
そして3つめは防水性です。一番違いが分かりやすいのは、GORE-TEXまたはゴアに準ずる素材が使われているかどうかですね。ゴアが使用されているとどうしてもコストが高くなるのですが、防水性もかなり高くなります。ゴアのマークが付いているか確認してください。
以上のように靴がしっかりすればするほど、重量は重くなってきます。また、価格は最低でも¥14,000_以上はするでしょう(¥10,000くらいのものもありますが、防水性以外は期待できません)。しかし、軽いものはダメ、安いのはダメ、と言っているわけでは決してありません。好みや使い勝手を考慮してもらえば良いと思います。例えば、街中や平坦な所しか行かないとなればむしろ軽いほうが良いだろうし、ソールも堅すぎないほうが良いでしょう。何より足入れが大事なので、出来れば実際に履いて選ぶのが理想です。メーカーや種類が変われば足入れも変わります。思っていたサイズより、外れることもあるでしょう。
絶対に¥14,000以上の靴でないとダメということではないのです。
以上のことを参考に選んでみてください。
→ 登山靴のサイズの選び方
→ 山の店 岩と雪 登山靴のラインナップ