温泉利用施設

東滑川の市民温泉施設建設計画

 日立市では、市民の温泉利用施設整備への期待を背景に、平成8年から市内東滑川町で温泉の掘削を行い、平成9年には温泉の湧出に成功しました。(日立市は温泉開発と用地取得に約11億円を投入しました)
 財源難や民間のノウハウを活用を図るために、PFI方式での整備を計画しました。平成14年には、整備事業者としてドリコ株式会社(東京・中央区)が決定しました。ドリコ社による計画では、S一部RC造2階建て延べ約930平方メートルのロビー棟、S造平屋約390平方メートルの浴槽棟を整備、建設工事費は約7億6200万円を予定していました。
 しかし、ドリコ社は翌15年には、予定地の海岸部分に洞くつがあり、建設に不適であるなどの理由により、一方的に撤退を表明しました。
 日立市は、事業者が撤退して事業が白紙に戻ったことを受けて、建設予定地だった東滑川町5地内の新たな土地の活用方法を検討するため、東滑川海浜地区土地利用検討会を平成15年10月末にも発足させました。
 平成16年3月に、同委員会の提言がまとめられ、再度民間事業者によるプロポーザルコンペが開催されました。
 平成17年2月に行われたコンペには、4つのグループが参加し、医療法人永慈会の提案が入選案として決定しました。入選案は、従来の温泉入浴施設という位置づけではなく、高齢者や障害者の福祉施設と健康増進施設が融合したものとなりました。温泉を活用した歩行浴も可能なリハビリ(介護予防)施設が目玉となります。A、Bゾーンの整備は民間事業者が行い、Cゾーンの整備は日立市が行います。
東滑川海浜地区整備事業の概要
Aゾーン(1.7ha)医療機能診療所(健康増進施設併設型)
福祉機能特別養護老人ホーム(50床)、デイサービス(20人)、シュートステイ(20床)、訪問介護
身体障害者グループホーム(9人)
健康機能医療法42条施設(医療保険が適用できるリハビリ施設、温泉利用の歩行浴プール)
Bゾーン(0.2ha)駐車場、将来構想として医療福祉専門学校設置
Cゾーン(2.5ha)ヘルスロード、広場、展望休憩所
 今後、市と事業者間で事業計画の調整を行い、土地の売買(貸借)契約などを結び、具体的な工事が開始されることになります。
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