IYEOリレーブログ

日本青年国際交流機構(IYEO)の本部役員と運営委員が、団体のユニークさや活動の面白さについて発信するリレーブログです。 2014年7月より、週1のペースで更新していきます!

長末 辰也(副会長(広報・PR))

コミュニティ運営の中で広報と会員のコミュニティエンゲージメント(愛着心)向上は大きな悩みの種であると感じています。今回はその両方に効果的(かも!?)という視点でLINEスタンプを作ってみようと思い立ち、その制作秘話をご紹介します。

以前から制作についての話は上がっていたのですが、たまたまメンバーの中に仕事でLINEスタンプ制作プロジェクトに関わった方がいたので、そのメンバーを中心にスタンプ作ろう!という事でプロジェクト化しました。ひとまずテスト的な意味合いもあって、「世界青年の船」事業出身のIYEO会員に向けてメンバー募集をかけ、最終的に集まったのが私含めて6名。一人が制作経験者のプロジェクトリーダー、広報メンバーから一人、そしてイラストが描ける3名という布陣になりました。スタンプを作るにあたって重要視したのが、当たり前ですが「使いやすさ」です。やはり普段のコミュニケーションのなかで使ってもらわないと意味がないので、売れ筋のスタンプや言葉を研究し、会員からも声を集めて60個ほどの言葉やニュアンスを候補として集めました。なかなか楽しい作業でしたが、使う場面がイメージしづらく、この言葉からスタンプを想像するのが難しかったです。

集まった言葉をもとに、LINEスタンプのイラストに関する制限にかからないようにラフ画を3名のイラスト担当メンバーに描いてもらい、やっとスタンプらしくなってきた時はメンバーみんなで「おぉー」などと興奮したのを覚えています。ここでの課題は、言葉のイメージとイラストとのギャップ。3名の描くイラストはどうしてもテイストが違ってくるのでイラストから伝わるメッセージにもギャップが出てくるものをどうするかという事でした。話し合いの結果最終の仕上げは一人にやってもらう事にして、他のメンバーはスタンプを使うユーザーの目線から何度も微調整となる色合いや細部に関わるコメントを蓄積し、それを反映してもらう形でようやくイラストが完成しました。出揃った時にはとても嬉しかったです。
船好き旅好きへのスタンプ2
スタンプはこちら

イラストが全て揃ったら、次はいよいよLINEスタンプへの申請です。スタンプ以外にも説明文やアイコンなどを用意しての申請が必要でしたが、申請してから数日で回答が戻ってきました。難しいのは、NGとなったイラストの何が悪いのかのコメントがないため、こちらでNGの理由を探さなければならないということです。幸いNGとなったものが英語のスペルミスだったため、それを修正して再申請を行い無事許可が下り、LINEのスタンプストアに並びました。単純に自作のスタンプが出たという事が嬉しかったですし、会員からのスタンプに対しての評価も上々でしたので、各々の空き時間で制作したので数カ月のプロジェクトとなりましたが、やって良かったなと思いました。当初の目標通り、このスタンプによって団体の活動広報に繋がり、また会員のコミュニティエンゲージメントが少しでも上がれば幸いです。
船好き旅好きへのスタンプ
スタンプはこちら

薄井壮登志(石川県IYEO会長)
初めまして薄井壮登志と申します。私は1999年、第12回「世界青年の船」事業(以下、SWY)に20歳で乗船し、人生観が変わるくらいの素晴らしい経験をさせていただきました。19年経ちこの場をお借りして関係各位に御礼申し上げたいと思います。その後16年間全く事後活動等も行ってこなかった私ですがご縁をいただき、一昨年前の夏から石川県IYEO会長になりました。
今まで事後活動に参加した経験もなく、石川県IYEOとして取り組んできた実績等もなかったので、会長になった後も特に心境の変化はなくアクションを起こすことなく半年が経ちました。昨年の3月に内閣府青年国際交流事業の県選考があり、会長として初めて面接官を務めさせていただいたのですが 、 申込者は1名のみで、学生の申込は0でした。金沢近郊に約3万人の学生がいながら申込が0だったので 、 その時はショックを受けました。

大学生をはじめとする若者がIYEOの活動に興味を持ってくれるにはどうすればいいか考えた結果、私ができることは食と国際交流を結びつける事だということに気づきました。経緯としては、私は石川県内で農作物の流通と野菜の生産事業を行なっていて普段から一次産業に携わり、農家さんや一次産業者の方々とのかかわりが多かったこと、また仕事を通じて知り合った農業や地方創生に関心のある学生達とのネットワークがあったことからです。20代後半の金原さんという若者が 「GLocal Kitchen! 」(グローカルキッチン)と言うイベントを開催していきたいという話が出てきたことから、2017年12月に食と国際理解を深めるイベントを行うことになりました。

 グローカルキッチンとは、世界のごちそうを地元の野菜等(じわもん)を使って参加者同士で料理して、食べるイベントです。食や農業、外国に関心ある方が集まりますが、20代後半のグルメな女性の参加者が多くなってきた感じです。会費も1回1500円~2000円くらいで学生や留学生には少し値段が高いと感じるかもしれませんが、人数が多くなると調理スペースが狭くなるため、現状このような参加費と人数規模にしています。
グローカルキッチンへの集客は、石川県IYEOのFacebookの効果が大きいです。石川県IYEOの活動を副会長の能瀬がFacebookを日々更新しているので、その影響が参加者増につながったのではないかなと思います。また、料理を作りながらIYEOの活動の説明をしたりと、 いろんな交流が生まれてきました。
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1月には石川県IYEOがSWY外国青年の地方プログラムでモザンビークとメキシコを受け入れたので、そのタイミングでグローカルキッチン「メキシコ編」を開催し、 メキシコ、モザンビーク青年とホストファミリーにも参加していただき、 イベントとして大盛況でした。来年度以降もこのグローカルキッチンイベントや食と絡めたイベントを行いながら、食と国際交流、IYEOの事後活動を通じ地方を元気にしていけたらと思います。ちなみに今年度の面接は7名に増え学生の申し込みもありました。応募者の経歴を見ても、関係者への個別の案内に加え、Facebookを見ている人は確実に増えており、やはりFacebookにグローカルキッチンや、SWY受け入れのことを載せている影響は少なからずあると思います。 
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モザンビークの男性(左)、メキシコの女性(右)の間にいるのが、
グローカルキッチン主催者の金原さん

滝川 望(平成19年度ドミニカ共和国派遣団)

 

 はじめまして、滝川 望と申します。
 私は平成19年度ドミニカ共和国派遣団員として、また、平成28年度ドミニカ共和国派遣団副団長として、ドミニカ共和国に関わる機会をいただきました。また、平成20年~平成21年にかけてはペルーに交換留学で赴き、現在に至るまでどっぷり中南米と繋がっています。

今回は「中南米の日系社会」についてご紹介します!

 

 まず、派遣団として訪問したドミニカ共和国には、ダハボン、コンスタンサ、ハラバコアという3つの主要な日本人入植地が有り、それぞれの入植地には現在でも日系人コミュニティが存在します。ドミニカ共和国派遣団では、「いずれかのコミュニティを訪問し、現地日系人の方々と交流する」というプログラムが組まれています。

 

 平成28年度派遣団が訪問したダハボンには、移住記念碑があります。「移住前の説明とは違い、移住してみたら荒れた土地しかなかった」という苦難の歴史もあり、『「日本に帰りたい」と言いながら亡くなった方も少なくなかった』とお聞きしました。

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ダハボンの移住記念碑(手前の男性はダハボン日本人会 向井会長(日系1世))

しかし、そんな過酷な状況の中でも日系移民は必死に田畑を耕し、農作の技術をドミニカ共和国に広げました。ドミニカ共和国にはもともと野菜を食べるという習慣がなく、それを広めたのは日系移民であったと言われています。

こうした苦難の歴史もある中、現在では地元の顔役を務める日系人の方も多くいらっしゃいます。遠い異国の地で力強く生き抜く皆さんの姿に、派遣団一同深く感銘を受けました。

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ダハボン在住日系人の方々と
(最前列右端が筆者。左端に立っている男性は、長年派遣団のコーディネータを努めていただいている内藤氏(日系1世))

ところで、最初に書いた通り、私は学生時代にペルーで留学していたのですが、その時のホームステイ先も日系人のお宅でした。もともと沖縄から移民した日系3世でしたが、沖縄からは、中南米はじめ各国へ移民した歴史があります。

そこで、2016年に那覇で行われた「世界のウチナーンチュ大会」をご紹介します!これは、世界各国にいる沖縄出身の日系人が、5年に1度、那覇に集まるお祭りです。ホストファミリーも来日したので、同じ家庭にステイした日本人留学生たちで会いに行きました!

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那覇空港には大きな看板が。
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各国からの日系人。スタジアムは日系人で貸し切りです。
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最終的にはダンスになります(笑)

 生まれや育ちは外国でも、「自分の中に流れる沖縄の血」をたどって那覇に集ってきます。その皆さんのパワーには圧倒されました。


次回は2021年、東京オリンピックの翌年です。ご興味がおありの方は、ぜひ一緒に参加しましょう!

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