マルコ13:33−37
今日は降臨節第1主日。クリスマスを迎える準備をする季節となりました。 この京都復活教会の礼拝堂はそのために衣替えをしました。何が変わったでしょうか。
まず、布の色が紫に変わりました。紫は慎みの色、待望の色、また高貴な存在、王や皇帝を現す色です。 イエスさまの生涯の中で紫をまとわれたことがありました。 イエスが捕らえられ、死刑の判決を受けたとき、兵士たちはイエスに紫の服を着せ、茨の冠をかぶらせて、「ユダヤ人の王、万歳」と言いました。兵士たちはイエスさまをあざけってこうしたのですが、それは実はイエスさまの本質をあらわしていました。イエスは私たちのほんとうの王です。富と権力を握りしめて人を苦しめる王ではなく、自分の命を捨てて私たちを守ろうとされるまことの王。東の国の博士が幼子イエスに黄金をささげたのは、そのしるしでした。 私たちの心と生活を、イエスさまを迎えるのにふさわしく整えて、クリスマスを待ちましょう。 貴い神の子、私たちを守り治めてくださるまことの王であるキリストを待ち望みましょう。
第二に、祭壇の花が撤去されました。中央の十字架の下、左右のろうそくの間は何も置かれていません。空間ができました。12月24日のクリスマス・イブまでそのままです。なぜそこが空けてあるのでしょうか。それは、イエスさまに来ていただくために場所を空けたのです。 この世界も私たちも、あまりにも忙しく、あまりにも多くのことがあって、余裕がない。いつの間にかイエスさまを迎える余地までなくしてしまっています。礼拝堂の祭壇の上だけではなく、私たちの心の祭壇に、イエスさまを迎え入れる空間を空けましょう。
第三に、聖卓の前に四つの小さなろうそくが用意されました。今日、降臨節第1主日はろうそくを1本つけました。第2主日は2本、第3主日は3本、そして第4主日は4本つけて、そのように光を増やしていってクリスマスを迎える。なぜそのようなことをするのでしょうか。それは、まことの光、恵みと命の光であるイエスさまを迎えるためです。ろうそくを増やすごとにイエスさまが近づいて来られます。イエスさまが放たれる光が強くなってくる。私たちも祈りを深めていきましょう。
今お話ししたことは、私たちの姿勢、私たちが心に大切にしたい信仰の思いです。けれどもそれ以上に大事なことがあります。それは、事実イエスさまが来てくださる、ということです。 今日の福音書マルコ13:33以下です。「気をつけて、目を覚ましていなさい。」「だから、目を覚ましていなさい。いつ家の主人が帰って来るのか、あなたがたには分からないからである。」「あなたがたに言うことは、すべての人に言うのだ。目を覚ましていなさい。」 2000年前に、赤ちゃんとして来られたイエスさまは再びおいでになる。はっきりした明確な姿をもって、おいでになります。目を覚ましてお迎えしましょう。(2005/11/27 京都復活教会)
