使徒言行録2:1‐18
ヨエル3:1
今日は聖霊降臨日、集まって祈っていた人々に聖霊が注がれて、生きて働く主の教会が誕生したお祝いの日です。
主イエスが地上から去られるとき、弟子たちに対して約束をなさいました。不安と心配の中にある弟子たちに対して、もっとも大切な約束をされました。それが一番必要だったからです。その約束とは、「あなたがたに聖霊を送る」という約束でした。
イエスは弟子たちにこう言われました。──
あなたがたはまだ神さまのこと、私のことがはっきりと分かっていない。あなたがたの心にはまだ神の言葉がしっかり宿っていない。あなたがたは現在も危うく、将来の希望も得ていない。聖霊を受けなければこのままであろう。しかし心配することはない。聖霊があなたがたに神さまのこと、わたしのことをはっきりと分からせる。聖霊があなたがたの心に神の言葉を宿らせ、刻印して、あなたがたの命を守る。聖霊が、今の不安からあなたがたを解放し、将来に向かって希望をもって歩ませる。聖霊がこのことをしてくださる。あなたがたが聖霊を受けることは神さまのご計画であり、私の願いです。私が聖霊を送るから、あなたがたは信じて、聖霊を求めて祈って待っていなさい。
──これが天に昇られるイエスさまの別れの言葉でした。
イエスの約束のとおり、弟子たちは信じて、求めて、祈って、聖霊を待っていました。
イエスの昇天から10日目の日曜日、弟子たちは集まって一つになって祈っていました。
使徒言行録第2章の初めを読みましょう。
突然、激しい風が吹き、その音が家中に響き渡りました。これは天からの風です。この風は地上の濁った空気を一掃しました。天からの風は家中に吹き、人の体ばかりでは心の中にまで吹きわたりました。天からの風。これは命の息です。神の息吹です。神の息がひとりひとりの心と体に息を通わせていく。弱った人々は息を吹き返す。固く小さくなっていた人は柔らかく大きくなり、縛られていた人は自由になります。
神さまとイエスさまがはっきりと分かり、聖書とイエスが語られた言葉が自分の中に生きて響く。不安は解消し、神が備えていてくださる希望の将来に向かって歩み出す。──これが聖霊降臨日の出来事です。
天の風、神の息吹は、ひとりひとりの心、集まっていた祈りの群れにのみとどまったのではありません。天の風、神の息吹はそこから出て行きました。風に吹かれ、聖霊に動かされて、人々は語り始めました。イエスさまのことを伝え始めました。不思議なことに通じるはずのない外国の人にまで確実に通じ伝わっていきました。何百何千という人々がその風に巻き込まれていきました。
このような出来事を怪しむ人々がいました。このようにイエスなる者のことを語っている者たちはおかしい。朝から酒に酔っているに違いない。
ペテロがそれに答えて言いました。「私たちは酒に酔っているのではありません。これは、かつて預言者ヨエルをとおして神が約束しておられたことが、今ここに実現しているのです。」
今日の旧約聖書日課です。
「その後、わたしはすべての人にわが霊を注ぐ。
あなたたちの息子や娘は預言し
老人は夢を見、若者は幻を見る。
その日、わたしは
奴隷となっている男女にもわが霊を注ぐ。」ヨエル3:1‐2
神が、この人々にご自分の霊を注いでおられる。天の風が吹きわたり、神の息吹が多くの人々の息を吹き返すようにさせている。だから語り出したのです。
「あなたたちの息子や娘は預言する。」
普通の人たち、自分の息子や娘が、神の言葉を語り始めたのです。
「老人は夢を見る。」
もう人生には何も残っていないかのように、消極的にしか自分のことを思えなかった老人が夢を見る。神から与えられた夢を見るのです。神の救いが完成する。自分も他の人々も幸福になる。その大切な実現のために自分は生かされ用いられていて、その神に生かされ用いられている幸いは、世を去っても終わらない。救いの完成を夢みつつ、生きている間も、世を去って天に召された後も、祈りつづけます。
「若者は幻を見る。」
将来のビジョンが見えるようになりました。「幻なき民は亡ぶ」という言葉があります(箴言29:18参照)。神のよき計画──これが幻です──が実現していく。その将来を見つめつつ、その実現に積極的に加わっていきます。はかない夢、幻ではなく、確かな神の未来、確かな私たちの将来に向けて、今、確かな歩みを始めるのです。
これは遠い昔だけのことではありません。
「あなたがたに聖霊を送る」──そのように主イエスは私たちにも約束していてくださるのです。聖霊があなたに神さまのこと、わたしのことをはっきりと分からせるだろう。聖霊があなたがたの心に神の言葉を宿らせ、刻印して、あなたがたの命を守る。聖霊が、今の不安からあなたがたを解放し、将来に向かって希望をもって歩ませる。あなたがたが聖霊を受けることは神さまのご計画であり、私の願いです。私が聖霊を送るから、あなたがたは信じて、聖霊を求めて祈って待っていなさい。
聖霊は主イエスの私たちへの約束、私たちの祈りの課題です。
神さま、最初の祈りの群れに与えられた聖霊を私たちにも注いでください。天の風を、あなたの息吹を、私たちに与えてください。私たちが神さまとイエスさまをはっきりと理解できるようにしてください。あなたが実現しようとされている将来に希望を持って、信じて、その働きに参加することができますように、主イエスさまによってお願いいたします。アーメン
(2007/05/27 京都聖三一教会)
ヨエル3:1
今日は聖霊降臨日、集まって祈っていた人々に聖霊が注がれて、生きて働く主の教会が誕生したお祝いの日です。
主イエスが地上から去られるとき、弟子たちに対して約束をなさいました。不安と心配の中にある弟子たちに対して、もっとも大切な約束をされました。それが一番必要だったからです。その約束とは、「あなたがたに聖霊を送る」という約束でした。
イエスは弟子たちにこう言われました。──
あなたがたはまだ神さまのこと、私のことがはっきりと分かっていない。あなたがたの心にはまだ神の言葉がしっかり宿っていない。あなたがたは現在も危うく、将来の希望も得ていない。聖霊を受けなければこのままであろう。しかし心配することはない。聖霊があなたがたに神さまのこと、わたしのことをはっきりと分からせる。聖霊があなたがたの心に神の言葉を宿らせ、刻印して、あなたがたの命を守る。聖霊が、今の不安からあなたがたを解放し、将来に向かって希望をもって歩ませる。聖霊がこのことをしてくださる。あなたがたが聖霊を受けることは神さまのご計画であり、私の願いです。私が聖霊を送るから、あなたがたは信じて、聖霊を求めて祈って待っていなさい。
──これが天に昇られるイエスさまの別れの言葉でした。
イエスの約束のとおり、弟子たちは信じて、求めて、祈って、聖霊を待っていました。
イエスの昇天から10日目の日曜日、弟子たちは集まって一つになって祈っていました。
使徒言行録第2章の初めを読みましょう。
突然、激しい風が吹き、その音が家中に響き渡りました。これは天からの風です。この風は地上の濁った空気を一掃しました。天からの風は家中に吹き、人の体ばかりでは心の中にまで吹きわたりました。天からの風。これは命の息です。神の息吹です。神の息がひとりひとりの心と体に息を通わせていく。弱った人々は息を吹き返す。固く小さくなっていた人は柔らかく大きくなり、縛られていた人は自由になります。
神さまとイエスさまがはっきりと分かり、聖書とイエスが語られた言葉が自分の中に生きて響く。不安は解消し、神が備えていてくださる希望の将来に向かって歩み出す。──これが聖霊降臨日の出来事です。
天の風、神の息吹は、ひとりひとりの心、集まっていた祈りの群れにのみとどまったのではありません。天の風、神の息吹はそこから出て行きました。風に吹かれ、聖霊に動かされて、人々は語り始めました。イエスさまのことを伝え始めました。不思議なことに通じるはずのない外国の人にまで確実に通じ伝わっていきました。何百何千という人々がその風に巻き込まれていきました。
このような出来事を怪しむ人々がいました。このようにイエスなる者のことを語っている者たちはおかしい。朝から酒に酔っているに違いない。
ペテロがそれに答えて言いました。「私たちは酒に酔っているのではありません。これは、かつて預言者ヨエルをとおして神が約束しておられたことが、今ここに実現しているのです。」
今日の旧約聖書日課です。
「その後、わたしはすべての人にわが霊を注ぐ。
あなたたちの息子や娘は預言し
老人は夢を見、若者は幻を見る。
その日、わたしは
奴隷となっている男女にもわが霊を注ぐ。」ヨエル3:1‐2
神が、この人々にご自分の霊を注いでおられる。天の風が吹きわたり、神の息吹が多くの人々の息を吹き返すようにさせている。だから語り出したのです。
「あなたたちの息子や娘は預言する。」
普通の人たち、自分の息子や娘が、神の言葉を語り始めたのです。
「老人は夢を見る。」
もう人生には何も残っていないかのように、消極的にしか自分のことを思えなかった老人が夢を見る。神から与えられた夢を見るのです。神の救いが完成する。自分も他の人々も幸福になる。その大切な実現のために自分は生かされ用いられていて、その神に生かされ用いられている幸いは、世を去っても終わらない。救いの完成を夢みつつ、生きている間も、世を去って天に召された後も、祈りつづけます。
「若者は幻を見る。」
将来のビジョンが見えるようになりました。「幻なき民は亡ぶ」という言葉があります(箴言29:18参照)。神のよき計画──これが幻です──が実現していく。その将来を見つめつつ、その実現に積極的に加わっていきます。はかない夢、幻ではなく、確かな神の未来、確かな私たちの将来に向けて、今、確かな歩みを始めるのです。
これは遠い昔だけのことではありません。
「あなたがたに聖霊を送る」──そのように主イエスは私たちにも約束していてくださるのです。聖霊があなたに神さまのこと、わたしのことをはっきりと分からせるだろう。聖霊があなたがたの心に神の言葉を宿らせ、刻印して、あなたがたの命を守る。聖霊が、今の不安からあなたがたを解放し、将来に向かって希望をもって歩ませる。あなたがたが聖霊を受けることは神さまのご計画であり、私の願いです。私が聖霊を送るから、あなたがたは信じて、聖霊を求めて祈って待っていなさい。
聖霊は主イエスの私たちへの約束、私たちの祈りの課題です。
神さま、最初の祈りの群れに与えられた聖霊を私たちにも注いでください。天の風を、あなたの息吹を、私たちに与えてください。私たちが神さまとイエスさまをはっきりと理解できるようにしてください。あなたが実現しようとされている将来に希望を持って、信じて、その働きに参加することができますように、主イエスさまによってお願いいたします。アーメン
(2007/05/27 京都聖三一教会)
