Comfort Ye 井田 泉

Comfort Ye(慰めよ、あなたがたが) 旧約聖書・イザヤ書第40章1節

2009年06月

ルターの「主の祈り」 1


いくつかの経緯を経て、最近、マルチン・ルター(宗教改革者、1483〜1546)がドイツ語に訳し、また短い解説をつけた「主の祈り」を知り、心を動かされたのでドイツ語から翻訳してみました。

訳を掲載する前に、きっかけとなったことを先に記します。

わたしは趣味でリコーダーを時々吹いています。趣味として楽しんできたのですが、楽しむだけではすまなくなり、真剣に吹くことも学ぶようになっています。

それはひとつは毎週水曜日、幼稚園の礼拝の開始前、子どもたちを礼拝堂を迎える10分くらいの時間に(自主的に)責任を持つようになったからです。

礼拝堂にひとり待っていて、笛を吹きます。子どもたちは階段を上って礼拝堂に入ってきます。静かに、でも息苦しい感じではなく、「神さま、こんにちは」というふうなのがほほえましいです。笛を吹くのは、祈りの空気をつくるためです。

礼拝のことはひとまずおいて、リコーダーの曲をたくさん残した人の中にヤーコプ・ヴァン・エイクという人がいます。16世紀の終わりころに生まれ、1657年に世を去ったオランダ人です。ユトレヒトの大聖堂でカリヨン長を務めたそうです。カリヨンというのは教会の大きな鐘で、演奏することのできるものです。

そのエイクはリコーダーの古今の曲を集め、「笛の楽園」として出版しました。
最近、その楽譜3巻を手に入れました。全部で143曲。驚いたことに、巻末には各曲について注釈と歌詞!が付いています。リコーダーの曲ですが、本来、言葉(つまり内容)を歌うものだったのです。

曲の中には、キリスト教の信仰の歌、いわゆる世俗の歌、舞曲などさまざまなものが含まれています。

全体は2部に分かれ、各部ともプレリュード(前奏曲)で始まり、旧約聖書の詩編で閉じられます。

第2曲の題は“Onse Vader in Hemelryck”、ドイツ語で言うと“Vater unser im Himmelreich”。「天の国におられるわたしたちの父」、つまり主の祈りなのです。巻末にはオランダ語とドイツ語で歌詞が載せられています。これがルターの「主の祈り」であることにやがて気づくのですが、これは次回に。(つづく)

日ごとの聖句374 パウロの言葉1 2009/6/28〜7/4


2009年6月28日(日)聖霊降臨後第4主日     コリント 1:3
わたしたちの父である神と主イエス・キリストからの恵みと平和が、あなたがたにあるように。

6月29日(月)使徒聖ペテロ・使徒聖パウロ日  コリント 1:8
主も最後まであなたがたをしっかり支えて、わたしたちの主イエス・キリストの日に、非のうちどころのない者にしてくださいます。

6月30日(火)                コリント 1:9
神は真実な方です。この神によって、あなたがたは神の子、わたしたちの主イエス・キリストとの交わりに招き入れられたのです。

7月1日(水)                コリント 1:10
わたしたちの主イエス・キリストの名によってあなたがたに勧告します。皆、心を一つにし思いを一つにして、固く結び合いなさい。

7月2日(木)                コリント 1:18
十字架の言葉は、滅んでいく者にとっては愚かなものですが、わたしたち救われる者には神の力です。

7月3日(金)                コリント 1:23
わたしたちは、十字架につけられたキリストを宣べ伝えています。
召された者には、神の力、神の知恵であるキリストを宣べ伝えているのです。

7月4日(土)                コリント 1:27
神は知恵ある者に恥をかかせるため、世の無学な者を選び、力ある者に恥をかかせるため、世の無力な者を選ばれました。

日ごとの聖句373 主の守り 2009/6/21〜27


2009年6月21日(日)聖霊降臨後第3主日      申命記33:12
主に愛される者はその傍らに安んじて住み、終日、神に身を寄せて、その御守りのもとに住まう。

6月22日(月)                   詩編5:13
主よ、あなたは従う人を祝福し、御旨(みむね)のままに、盾となってお守りくださいます。

6月23日(火)                   詩編34:8
主の使いはその周りに陣を敷き、主を畏れる人を守り助けてくださった。

6月24日(水)洗礼者聖ヨハネ誕生日         詩編37:28
主は正義を愛される。主の慈しみに生きる人を見捨てることなく、とこしえに見守られる。

6月25日(木)                   詩編40:12
主よ、あなたも憐れみの心を閉ざすことなく、慈しみとまことによって、いつもわたしをお守りください。

6月26日(金)                   詩編121:7
主がすべての災いを遠ざけて、あなたを見守り、あなたの魂を見守ってくださるように。

6月27日(土)                   詩編140:5
主よ、主に逆らう者の手からわたしを守り、不法の者から救い出してください。わたしの歩みを突き落とそうと謀っている者から。

黙想会プログラム


京都聖三一教会
黙想会プログラム

 2009年6月28日(日)13:30〜15:00
     京都聖三一教会礼拝堂にて

 テーマ「タリタ・クム(少女よ、起きなさい)」マルコ5:41

   講話・井田 泉司祭   ライアー奏楽・小野純子姉

「会堂長の一人でヤイロという名の人が来て、イエスを見ると足もとにひれ伏して、しきりに願った。『わたしの幼い娘が死にそうです。どうか、おいでになって手を置いてやってください。そうすれば、娘は助かり、生きるでしょう。』そこで、イエスはヤイロと一緒に出かけて行かれた。」マルコ5:22‐24

 今回は会堂長ヤイロとイエスさまの出会いの物語を黙想しながら、イエスさまへの祈りを深め、イエスさまの救いの言葉に触れたいと思います。

 13:30 黙想について
 13:45 第1講話「来て、手を置いてください」
     (黙想)

 14:00 第2講話「ただ信じなさい」
     (黙想)

 14:20 第3講話「少女よ、起きなさい」
     (黙想)

 14:50 祈りと分ち合い

 どなたでもどうぞ。黙想会の性格から遅刻は避けてください。

韓国訪問分ち合いの会


昨年(2008年)5月、日本聖公会京都教区から26名が参加して韓国を訪問しました。

主たる目的は京都で働いておられる韓国人宣教協働者(宣教師)の司祭按手式に参加すること。そのほか歴史と現在のさまざまな場所を訪問し、研修と観光を行いました。

それ以来、2〜3ヵ月に1回、韓国訪問分ち合いの会を継続しています。

今日は今から90年前、1919年3月1日に起こった大規模な民族独立運動(三・一運動)のことを話しました。

『大韓聖公会祈祷書2004』には特別祈願特祷として

三一節の祈りが収められています。(祭色・赤)

主なる神よ、あなたはわたしたちをすべての悪の勢力から解放し救ってくださいます。願わくは、国の独立のために命をささげた先烈たちの貴いわざを繰り返し味わい、わたしたちによってこの地に自由と平和を実現させ、再びわたしたちの民族が奴隷のくびきに縛られることがないように守ってください。

関連聖書箇所として次のところが挙げられています。

イザヤ9:3‐4  詩編137:1‐6  汽灰螢鵐7:21‐24  ルカ4:18‐19


厳しい話が続いたので、次回は趣きを変えて開く予定です。

(予定)

2009年9月10日(木)14:00〜

「洪蘭坡(ホン・ナンパ)──韓国歌曲の始まり」


日本に「荒城の月」「椰子の実」「花」といった日本歌曲があるのと同様に、韓国にも韓国歌曲があります。その草分けは、クリスチャンであった洪蘭坡という音楽家です。洪蘭坡の「鳳仙花」「船頭の歌」ほかを、その生涯、また時代とともにご紹介します。

京都教区センターにて

関心のある方はどなたでも参加できます。

日ごとの聖句372 互いに 2009/6/14〜20


2009年6月14日(日)聖霊降臨後第2主日     ヨハネ15:4‐5
わたしはぶどうの木、あなたがたはその枝である。わたしにつながっていなさい。

6月15日(月)                  ローマ12:10
兄弟愛をもって互いに愛し、尊敬をもって互いに相手を優れた者と思いなさい。

6月16日(火)                  ローマ15:5
忍耐と慰めの源である神が、あなたがたに、キリスト・イエスに倣って互いに同じ思いを抱かせてくださいますように。

6月17日(水)                  ローマ15:7
神の栄光のためにキリストがあなたがたを受け入れてくださったように、あなたがたも互いに相手を受け入れなさい。

6月18日(木)                 コロサイ3:16
キリストの言葉があなたがたの内に豊かに宿るようにしなさい。知恵を尽くして互いに教え、諭し合い、心から神をほめたたえなさい。

6月19日(金)                  ガラテヤ6:1
万一だれかが不注意にも何かの罪に陥ったなら、“霊”に導かれて生きているあなたがたは、そういう人を柔和な心で正しい道に立ち帰らせなさい。

6月20日(土)                  ガラテヤ6:2
互いに重荷を担いなさい。そのようにしてこそ、キリストの律法を全うすることになるのです。

日ごとの聖句371 父と子と聖霊 2009/6/7〜13


2009年6月7日(日)三位一体主日・聖霊降臨後第1主日
                      マタイ28:19
「彼らに父と子と聖霊の名によって洗礼を授けなさい。」

6月8日(月)                マタイ28:19‐20
「あなたがたは行って、すべての民をわたしの弟子にしなさい。わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいる。」

6月9日(火)                コリント 13:13
主イエス・キリストの恵み、神の愛、聖霊の交わりが、あなたがた一同と共にあるように。

6月10日(水)                   テトス3:6
神は、わたしたちの救い主イエス・キリストを通して、この聖霊をわたしたちに豊かに注いでくださいました。

6月11日(木)使徒聖バルナバ日          ローマ15:30
主イエス・キリストによって、また、"霊"が与えてくださる愛によってお願いします。わたしのために、神に熱心に祈ってください。

6月12日(金)                 エフェソ1:17
どうか、わたしたちの主イエス・キリストの神、御父が、あなたがたに知恵と啓示との霊を与え、神を深く知ることができるようにしてくださいますように。

6月13日(土)               エフェソ1:17‐18
わたしたちの主イエス・キリストの神、御父が、あなたがたの心の目を開いてくださいますように。
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