Comfort Ye 井田 泉

Comfort Ye(慰めよ、あなたがたが) 旧約聖書・イザヤ書第40章1節

2010年02月

日ごとの聖句409 成長 2010/2/28〜3/6

2010年2月28日(日)大斎節第2主日         ルカ13:19
神の国は、からし種に似ている。人がこれを取って庭に蒔くと、成長して木になり、その枝には空の鳥が巣を作る。

3月1日(月)                 コリント一 3:6
わたしは植え、アポロは水を注いだ。しかし、成長させてくださったのは神です。

3月2日(火)                 コリント二 9:10
種を蒔く人に種を与え、パンを糧としてお与えになる方は、あなたがたに種を与えて、それを増やし、あなたがたの慈しみが結ぶ実を成長させてくださいます。

3月3日(水)                  エフェソ4:13
わたしたちは皆、神の子に対する信仰と知識において一つのものとなり、キリストの満ちあふれる豊かさになるまで成長するのです。

3月4日(木)                  エフェソ4:15
わたしたちはむしろ、愛に根ざして真理を語り、あらゆる面で、頭(かしら)であるキリストに向かって成長していきます。

3月5日(金)                    詩編72:16
この地には、一面に麦が育ち、山々の頂にまで波打ち、その実りはレバノンのように豊かになりますように。

3月6日(土)                  ペトロ二 3:18
堅固な足場を失わないように注意しなさい。わたしたちの主、救い主イエス・キリストの恵みと知識において、成長しなさい。

尹東柱の利用した鉄道

今日(2月16日)は詩人・尹東柱(ユン・ドンジュ)の逝去65周年記念の日。

尹東柱は1938年、ソウル(当時、京城)の延禧(ヨンヒ)専門学校に入りました。
その1938年(昭和13年)2月の列車時刻表を見ていたら、彼が故郷に帰る際に乗ったと思われる汽車を発見しました。

遠距離であるにもかかわらず、乗り換えなしの1本で故郷に帰れます。ただし1日1本。

午後3時50分京城(現、ソウル)発、食堂つき寝台列車507号。

東海岸の元山(ウォンサン)に午後8時39分着。

寒いとき、夜は車掌に頼んで1枚30銭の毛布を借ります。
枕を借りたい場合も別に30銭払います。

翌朝、東北の海岸都市である清津(チョンジン)の近く、輸城(ユソン)に午前7時25分到着。

そこから北上します。
上三峰(サンサムボン。当時は「かみさんぼう」)に10時19分到着。
「満州国」へと国境を越えることになるのでここで税関の検査。

午後12時37分に龍井(ヨンジョン)到着。

龍井駅は電報と赤帽が利用できますが、駅弁はありません。

以上は『日本鉄道旅行地図帳 朝鮮・台湾』『日本鉄道旅行地図帳 満州・樺太』『満州朝鮮復刻時刻表』(いずれも新潮社)によったものです。

日ごとの聖句408 荒れ野で 2 2010/2/21〜27

2010年2月21日(日)大斎節第1主日        ルカ4:1‐2
イエスは聖霊に満ちてお帰りになった。そして、荒れ野の中を"霊"によって引き回され、四十日間、悪魔から誘惑を受けられた。

2月22日(月)                申命記8:15‐16
主は広くて恐ろしい荒れ野を行かせ、硬い岩から水を湧き出させ、マナを荒れ野で食べさせてくださった。

2月23日(火)                申命記8:15‐16
主があなたに荒れ野を行かせ、荒れ野で食べさせてくださったのは、あなたを苦しめて試し、ついには幸福にするためであった。

2月24日(水)使徒聖マッテヤ日          申命記32:10
主は荒れ野で彼を見いだし、獣のほえる不毛の地でこれを見つけ、これを囲い、いたわり、御自分のひとみのように守られた。

2月25日(木)                 ネヘミヤ記9:19
まことに憐れみ深いあなたは、彼らを荒れ野に見捨てることはなさらなかった。昼は雲の柱を取り去ることなく行く手を示し、夜は火の柱を取り去ることなく、行く道を照らされた。

2月26日(金)                 ネヘミヤ記9:21
四十年間、あなたが支えられたので、彼らは荒れ野にあっても不足することなく、着物は朽ち果てず、足もはれることがなかった。

2月27日(土)                  イザヤ書35:1
荒れ野よ、荒れ地よ、喜び躍れ、砂漠よ、喜び、花を咲かせよ、野ばらの花を一面に咲かせよ。

日ごとの聖句407 荒れ野で 2010/2/14〜20

2010年2月14日(日)大斎節前主日        詩編78:13‐14
神は海を開いて彼らを渡らせる間、水をせきとめておかれた。昼は雲をもって、夜は燃え続ける火の光をもって彼らを導かれた。

2月15日(月)                   詩編78:15
神は荒れ野では岩を開き、深淵のように豊かな水を飲ませてくださった。

2月16日(火)                   詩編78:52
神は御自分の民を羊のように導き出し、荒れ野で家畜の群れのように導かれた。

2月17日(水)大斎始日 (灰の水曜日)      詩編107:35‐36
主は荒れ野を湖とし、砂漠を水の源とし、飢えていた人々をそこに住まわせ、人の住む町を固く立てられた。

2月18日(木)                 イザヤ書32:15
ついに、我々の上に、霊が高い天から注がれる。荒れ野は園となり、園は森と見なされる。

2月19日(金)               イザヤ書32:16‐17
そのとき、荒れ野に公平が宿り、園に正義が住まう。正義が造り出すものは平和であり、正義が生み出すものは、とこしえに安らかな信頼である。

2月20日(土)                 イザヤ書32:18
わが民は平和の住みか、安らかな宿、憂いなき休息の場所に住まう。

日ごとの聖句406 主は支え 2010/2/7〜13

2010年2月7日(日)顕現後第5主日          士師記6:24
ギデオンはそこに主のための祭壇を築き、「平和の主」と名付けた。

2月8日(月)                申命記33:27、29
いにしえの神は難を避ける場所、とこしえの御腕(みうで)がそれを支える。イスラエルよ、あなたはいかに幸いなことか。

2月9日(火)                     詩編3:6
身を横たえて眠り、わたしはまた、目覚めます。
主が支えていてくださいます。

2月10日(水)                   詩編18:36
あなたは救いの盾をわたしに授け、右の御手で支えてくださる。
あなたは、自ら降(くだ)り、わたしを強い者としてくださる。

2月11日(木)                  詩編20:2、3
苦難の日に主があなたに答え、聖所から助けを遣わし、シオンからあなたを支えてくださるように。

2月12日(金)                    詩編41:4
主よ、その人が病の床にあるとき、支え、力を失って伏すとき、立ち直らせてください。

2月13日(土)                 詩編41:11、13
主よ、どうかわたしを憐れみ、無垢なわたしを支え、とこしえに、御前(みまえ)に立たせてください。

『遠野物語』

柳田國男『遠野物語・山の人生』岩波文庫

以前から気になる本であったが、最近「鉄」に興味を持ったことがきっかけとなって取り寄せ、半分ほど読みました。

神隠し、山姥、道ばたで知らない人(実は狐)と相撲をとる話などが出てきます。


『遠野物語』はその地の人から聞いた話を柳田が文章にしたものだそうです。
文語としては平易、そして的確。余分な修飾がなく、しっかり内容を伝えて、ある意味で淡泊かもしれませんが気持ちのいい文章です。

柳田は序文でこう言っています。

「願わくはこれを語りて平地人を戦慄せしめよ」

桑原武夫が解説に
「……科学知識などというが、じつは常識にすぎぬところのものによって解釈のつかぬものは何でも棄て去ろうとするのは、精神の怠慢であり人間性への不親切にほかならぬ」
と書いているのはそのとおりと思います。
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奈良基督教会牧師
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富坂キリスト教センター・日韓キリスト教関係史研究会主事
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