Comfort Ye 井田 泉

Comfort Ye(慰めよ、あなたがたが) 旧約聖書・イザヤ書第40章1節

2017年01月

2017 尹東柱を偲ぶ会 献花式(京都・同志社) 

尹東柱献花式20170211_ページ_1

日時2017年2月11日(土) 13;30〜17:00

献花式 13:30〜14:15 詩碑前

映像でたどる尹東柱の100年
 14:30〜16:00
         同志社大学良心館207号室

韓国讃頌歌(旧)543 ♪あの高いところに向かって

Scannable の文書 (2017-01-25 0_24_00)

韓国 讃頌歌543
大韓聖公会 聖歌1990 568

「あの高いところに向かって」

1944年、日本の神社参拝強制に抵抗して殉教した朱基徹(チュ・ギチョル)牧師が愛唱し、最後に歌った歌とも言われます。

YouTube から

久しぶりに聞いて心を動かされたので韓国語の歌詞を直訳して載せておきます。

1 あの高いところに向かって 日ごとに 進んでいきます。
わたしの意志と真心をつくして 日ごとに お祈りします。
(おりかえし)
わたしの主よ、わたしの足をとらえて そこに立たせてください。
そこには光と愛が いつも満ちています。

2 苦しみと罪があるところ わたしがたとえここに暮らしても
 光輝く高いあのところを 日ごとに 仰ぎます
(おりかえし)

3 疑いの霧が晴れ 心配の雲のないところ
 喜ばしいまことの平和が そこにのみ あります。
(おりかえし)

4 険しく高いこの道を 戦いつつ進んでゆきます。
 いま一度お祈りしますから わが主よ お導きください。
(おりかえし)

5 わが主にしたがって 登って行き あの高いところに すくと立ち
 永遠の幸いを受け 楽しい歌をうたうでしょう。
(おりかえし)

日ごとの聖句770 十字架の言葉 2017/1/29〜2/4

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2017年1月29日(日)顕現後第4主日    コリント一 1:18
十字架の言葉は、滅んでいく者にとっては愚かなものですが、わたしたち救われる者には神の力です。

1月30日(月)             コリント一 1:23-24
わたしたちは、十字架につけられたキリストを宣べ伝えています。それは召された者には、神の力、神の知恵です。

1月31日(火)              コリント二 13:4
キリストは、弱さのゆえに十字架につけられましたが、神の力によって生きておられるのです。

2月1日(水)                ペトロ一 2:24
キリストは十字架にかかって、自らその身にわたしたちの罪を担ってくださいました。

2月2日(木)被献日             ペトロ一 2:24
キリストは十字架にかかられたのは、わたしたちが、罪に対して死んで、義によって生きるようになるためです。

2月3日(金)               ペトロ一 2:24
そのお受けになった傷によって、あなたがたはいやされました。

2月4日(土)               ペトロ一 2:25
あなたがたは羊のようにさまよっていましたが、今は、魂の牧者であり、監督者である方のところへ戻って来たのです。

「ヨハネによる福音書〜肉(人)となった神」 第4回公開聖書講座

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2017年1月21日(土)に行なった奈良基督教会創立130周年記念第4回公開聖書講座「ヨハネによる福音書〜肉(人)となった神」 の全文です。

「ヨハネによる福音書」は他の三つの福音書とはまったく趣が異なっています。

「1:1初めに言(ことば)があった。言は神と共にあった。言は神であった」

という不思議な語りから始まります。この福音書は、ギリシャ思想の影響のもとにある人々に対してイエス・キリストの意味を説き明していくことに目的があった、と言われます。難解な謎の書のようですが、その謎が一つずつ解けるたびに、そこから恵みの光が差し込んで、わたしたちに自由の息吹が起こります。それがヨハネ福音書の魅力です。

「マタイ(あるいはマルコ、ルカ)のイエス像が人間的に描かれているのに対して、ヨハネのイエス像は超越したものとして描かれ……」と説明されることがありますが、そのような割り切り方にはわたしは賛成しません。ヨハネ福音書における人を超越した存在としてのイエスは、同時に肉体を持った、悲しみ、憤り、愛し、心を騒がせ、血を流して死ぬ存在、人間そのものです。

わたしたち、とりわけ聖公会の信徒は、礼拝の中で「ニケヤ信経」という古代教会以来の信仰告白を唱えます。その中にイエス・キリストについて「主は神よりの神、光よりの光、まことの神よりのまことの神」という箇所があります。つまり「イエス・キリストは神である」とわたしたちは告白しているのです。わたし自身も、伝統的な教会の立場に従い、イエス・キリストを「まことの神でありまことの人である」と信じて受け入れています。
……

全文 → 第4回公開聖書講座「ヨハネによる福音書〜肉(人)となった神」

日ごとの聖句769 ご覧になった 2017/1/22〜28

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2017年1月22日(日)顕現後第3主日      マタイ3:16
イエスは洗礼を受けると、すぐ水の中から上がられた。イエスは、神の霊が鳩のように御自分の上に降って来るのを御覧になった。

1月23日(月)                マタイ4:18
イエスは、二人の兄弟、ペトロと呼ばれるシモンとその兄弟アンデレが、湖で網を打っているのを御覧になった。彼らは漁師だった。

1月24日(火)                マタイ4:21
イエスは、ゼベダイの子ヤコブとその兄弟ヨハネが、舟の中で網の手入れをしているのを御覧になると、彼らをお呼びになった。

1月25日(水)使徒聖パウロ回心日       詩編25:18
御覧ください、わたしの貧しさと労苦を。どうかわたしの罪を取り除いてください。

1月26日(木)                マタイ8:14
イエスはペトロの家に行き、そのしゅうとめが熱を出して寝込んでいるのを御覧になった。

1月27日(金)                マタイ8:15
イエスがその手に触れられると、熱は去り、しゅうとめは起き上がってイエスをもてなした。

1月28日(土)               詩編139:24
御覧ください、わたしの内に迷いの道があるかどうかを。どうか、わたしを、とこしえの道に導いてください。

東の国の博士たち

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2011年12月24日、クリスマス・イブ礼拝のメッセージです。
京都聖三一教会にて。

 先ほど聖歌第94番「まきびと羊を」という歌を歌いました。これは元々、イギリスの“The First Noel”(最初のクリスマス)という題のクリスマス・キャロルです。この歌は「まきびと羊を」という歌い出しから、羊飼いの歌という印象が強いのですが、歌詞を確かめてみると、2節から終わりの4節までずっと、羊飼いではなく、東の国の博士たちのことが歌われています。

♪仰げば み空に きらめくあかぼし
 ──天を仰いでみると、明るい星がきらめいている。その星は夜も昼もずっと、輝き渡っている。
……

全文は → 東の国の博士たち

日ごとの聖句768 神の小羊 2017/1/15〜21

洗礼盤


奈良基督教会洗礼盤



2017年1月15日(日)顕現後第2主日      ヨハネ1:29
その翌日、ヨハネは、自分の方へイエスが来られるのを見て言った。「見よ、世の罪を取り除く神の小羊だ。」

1月16日(月)                 詩編79:9
わたしたちの救いの神よ、わたしたちを助けて、わたしたちを救い出し、わたしたちの罪をお赦しください。

1月17日(火)                 詩編86:5
主よ、あなたは恵み深く、お赦しになる方。あなたを呼ぶ者に、豊かな慈しみをお与えになります。

1月18日(水)            ヨハネの黙示録7:17
玉座の中央におられる小羊が彼らの牧者となり、命の水の泉へ導き、神が彼らの目から涙をことごとくぬぐわれる。

1月19日(木)            ヨハネの黙示録22:1
天使はまた、神と小羊の玉座から流れ出て、水晶のように輝く命の水の川をわたしに見せた。

1月20日(金)               ヨハネ一 1:9
自分の罪を公に言い表すなら、神は真実で正しい方ですから、罪を赦し、あらゆる不義からわたしたちを清めてくださいます。

1月21日(土)               イザヤ59:20
主は贖う者として、シオンに来られる。ヤコブのうちの罪を悔いる者のもとに来ると、主は言われる。

幼子の名前はイエス

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2017年1月1日・主イエス命名の日
奈良基督教会での説教です。

「八日たって割礼の日を迎えたとき、幼子はイエスと名付けられた。これは、胎内に宿る前に天使から示された名である。」
ルカ2:21

母マリアは天使ガブリエルから「その子をイエスと名付けなさい」と言われていました。父となることを引き受けたヨセフも、夢で天使から「その子をイエスと名付けなさい」と命じられていました。

その子の名はイエス。「イエス」とは「主(ヤハウェ)は救う」「神は救い」という意味です。神の救いをこの世界にもたらすために生まれた幼子の名前はイエス。誕生から8日目の今日1月1日に、幼子は正式にイエスと名付けられました。イエスの名はマリアから愛をもって呼ばれ、ヨセフから愛をもって呼ばれ、隣人たちから愛をもって呼ばれました。
……

全文 →幼子の名前はイエス

日ごとの聖句767 神の霊 2017/1/8〜14

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2017年1月8日(日)顕現後第1主日・主イエス洗礼の日
                    マタイ3:16
洗礼を受けると、イエスは、神の霊が鳩のように御自分の上に降(くだ)って来るのを御覧になった。

1月9日(月)               マタイ3:17
そのとき、「これはわたしの愛する子、わたしの心に適う者」と言う声が、天から聞こえた。

1月10日(火)              マタイ12:28
わたしが神の霊で悪霊を追い出しているのであれば、神の国はあなたたちのところに来ているのだ。

1月11日(水)               ローマ8:14-15
神の霊によって導かれる者は皆、神の子なのです。あなたがたは、神の子とする霊を受けたのです。

1月12日(木)              テモテ二 3:16
聖書はすべて神の霊の導きの下に書かれ、人を教え、戒め、誤りを正し、義に導く訓練をするうえに有益です。

1月13日(金)               イザヤ61:1
主はわたしに油を注ぎ、主なる神の霊がわたしをとらえた。わたしを遣わして、貧しい人に良い知らせを伝えさせるために。

14日(土)                創世記1:2
地は混沌であって、闇が深淵の面にあり、神の霊が水の面を動いていた。

第4回公開聖書講座 「ヨハネによる福音書〜肉(人)となった神」

4回公開聖書講座ポスター


奈良基督教会創立130周年記念
公開聖書講座
第4回は「ヨハネによる福音書」を取り上げます。

2017年1月21日(土)13:30〜15:00
奈良基督教会礼拝堂にて
(無料・予約不要)
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