
2017年9月24日
聖霊降臨後第16主日
奈良基督教会での説教です。
今日の旧約聖書は、ヨナ書という預言書の最後のところでした。ヨナ書は預言書には数えられているのですが、内容はまるで小説のようです。あらすじをたどってみることにします。
主なる神はヨナに命じて言われました。
「さあ、大いなる都ニネベに行ってこれに呼びかけよ。彼らの悪はわたしの前に届いている。」ヨナ1:2
ニネベは古代アッシリア帝国の都です。今のイラク北部。チグリス川のほとりの大都市でした。そのニネベの悪は甚だしく、これ以上放置できないと思われた神は、ヨナをニネベに遣わして、神の審判が迫っていることを伝えさせようとされました。
ところがヨナは、ニネベとはまったく反対の西のかなた、スペインのタルシシュ行きの船に乗り込みました。神さまから逃げたのです。
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全文 → ヨナを愛される神