Comfort Ye 井田 泉

Comfort Ye(慰めよ、あなたがたが) 旧約聖書・イザヤ書第40章1節

2019年08月

あなたの憐れみが

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ヘブライ12:18−19、22−29
2019年8月25日・ 聖霊降臨後第11主日
奈良基督教会での説教

 今日は使徒書のヘブライ人への手紙からお話ししたいのですが、その前に今日の特祷に触れておきたいと思います。先ほど聖書日課の前に「特定16」の祈りをささげました。先週お配りしたメモにも記しておきましたが、毎主日の特祷は、16世紀の英国の宗教改革の過程でカンタベリー大主教トマス・クランマーが、それまでのさまざまな祈りを参照しながら、当時の教会が、また人びとが必要としている祈りを、心血を注いで整えたものです。

 実を言うとわたしは日本聖公会の特祷の日本語は十分でないような気がしています。それは言葉があまりに整いすぎて、わたしたちの切実な現実の課題と深く結びつきにくい感じがするからです。けれども特祷はその程度のものであるはずがありません。特祷を整えたトマス・クランマーは、現実に殉教した、火に焼かれて死んだのです。
……

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日ごとの聖句905 虐待されている人たちのことを 2019/9/1〜7

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2019年9月1日(日)聖霊降臨後第12主日
               出エジプト記3:7
「わたしは、エジプトにいるわたしの民の苦しみをつぶさに見、追い使う者のゆえに叫ぶ彼らの叫び声を聞き、その痛みを知った。」

9月2日(月)          出エジプト記3:8
「それゆえ、わたしは降(くだ)って行き、エジプト人の手から彼らを救い出し、すばらしい土地、乳と蜜の流れる土地へ彼らを導き上る。」

9月3日(火)          出エジプト記3:9
「見よ、イスラエルの人々の叫び声が、今、わたしのもとに届いた。また、エジプト人が彼らを圧迫する有様を見た。」

9月4日(水)         出エジプト記3:10
「今、行きなさい。わたしはあなたをファラオのもとに遣わす。わが民イスラエルの人々をエジプトから連れ出すのだ。」

9月5日(木)          ヘブライ13:1-2
兄弟としていつも愛し合いなさい。旅人をもてなすことを忘れてはいけません。

9月6日(金)           ヘブライ13:3
自分も一緒に捕らわれているつもりで、牢に捕らわれている人たちを思いやりなさい。

9月7日(土)           ヘブライ13:3
また、自分も体を持って生きているのですから、虐待されている人たちのことを思いやりなさい。

日ごとの聖句904 主は近くに 2019/8/25〜31

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2019年8月25日(日)聖霊降臨後第11主日
               ヘブライ12:22、24
あなたがたが近づいたのは、生ける神の都、新しい契約の仲介者イエス、そして、アベルの血よりも立派に語る注がれた血です。

8月26日(月)           フィリピ4:5
あなたがたの広い心がすべての人に知られるようになさい。主はすぐ近くにおられます。

8月27日(火)           フィリピ4:6
どんなことでも、思い煩うのはやめなさい。何事につけ、感謝を込めて祈りと願いをささげ、求めているものを神に打ち明けなさい。

8月28日(水)           フィリピ4:7
そうすれば、あらゆる人知を超える神の平和が、あなたがたの心と考えとをキリスト・イエスによって守るでしょう。

8月29日(木)           詩編34:19、21
主は打ち砕かれた心に近くいまし、悔いる霊を救ってくださる。
骨の一本も損なわれることのないように、彼を守ってくださる。

8月30日(金)           詩編145:18
主は、主を呼ぶ人すべてに近くいまし、まことをもって呼ぶ人すべてに近くおられます。

8月31日(土)           ヤゴフ4:8、10
神に近づきなさい。そうすれば、神は近づいてくださいます。主の前にへりくだりなさい。主があなたがたを高めてくださいます。

本日(2019/08/18)の特祷から 【特定15】

The Collects of Thomas Cranmer

本日の特祷から 【特定15】
2019/08/18 井田 泉

主よ、どうか絶えることのない憐れみをもって主の教会を守ってください。人間ははかないものであり、あなたに頼らなければ倒れてしまうほかありません。み助けによって、害のあるすべてのものからわたしたちを守り、益となるものを与えて常に救いの道に導いてください。主イエス・キリストによってお願いいたします。アーメン

1. 「特祷」は英語では”collect”と言います。これは「人びとの祈りが集められたもの」という意味を持っています。一般的な表現になっているとしても、ここには一人ひとりの切なる思いがこめられているのです。

2. 特祷の起源は古いのですが、16世紀の英国の宗教改革を推進し最初の祈祷書を編集した中心人物であるトマス・クランマー(カンタベリー大主教)が、情熱と祈りを注ぎ込んで1年間の特祷を整えました。

3. この特定15の特祷のもとになっているクランマーの祈りは
Keep we beseech thee, O Lord, thy church……
「守ってください、わたしたちはあなたに懇願します、おお、主よ、あなたの教会を……」
と始まっています。人間の弱さ、自分自身の弱さを痛切に自覚しつつ、教会の危機の中で祈りを整えていったクランマーの思いが伝わってきます。
(Barbee & Zahl, ”The Collects of Thomas Cranmer” Eerdmans Pub, 1999)

4. 教会は「主の教会」、thy church 「あなたの教会」です。神さまのものです。人間が自分の思いどおりにするものではなく、まして人間が支配するものではありません。ここは神の言葉と聖霊が生きて働き、わたしたちはそれによって清められ、信仰が養われるはずの場所です。愛と祈りが満ち、信仰の交わりが深まっていくべき場所です。
しかし、現実には人間の過ちによって、神さまの教会の実質が損なわれてしまうことがしばしば起こります。だからこそ、「主の教会を守ってください」という祈りは切実なものとなるのです。

5. 神さまはどのようにして、何によって教会を守ろうとされるのでしょうか。今日の聖書日課からひとつの言葉に注目しましょう。
「このように、わたしの言葉は火に似ていないか。岩を打ち砕く槌のようではないか、と主は言われる。」エレミヤ23:29
「わたしが来たのは、地上に火を投ずるためである。その火が既に燃えていたらと、どんなに願っていることか。」ルカ12:49
「火」です。ご自分の愛の火によって、神さまは教会を守ろうとされるのです。その火は愛の火であるがゆえに、わたしたちに愛の情熱を与える火です。同時にわたしたちを清めて「害あるすべてのもの」(特祷)を焼き尽くす火です。
神の愛の火が教会に、またわたしたち一人ひとりに燃え上がりますように。


日ごとの聖句903 火 2019/8/18〜24

火

2019年8月18日(日)聖霊降臨後第10主日
                 ルカ12:49
「わたしが来たのは、地上に火を投ずるためである。その火が既に燃えていたらと、どんなに願っていることか。」

8月19日(月)            ルカ12:50
「しかし、わたしには受けねばならない洗礼がある。それが終わるまで、わたしはどんなに苦しむことだろう。」

8月20日(火)          エレミヤ23:29
このように、わたしの言葉は火に似ていないか。岩を打ち砕く槌のようではないか、と主は言われる。

8月21日(水)           イザヤ48:10
見よ、わたしは火をもってお前を練るが、銀としてではない。わたしは苦しみの炉でお前を試みる。

8月22日(木)            イザヤ6:7
彼はわたしの口に火を触れさせて言った。「見よ、これがあなたの唇に触れたので、あなたの咎は取り去られ、罪は赦された。」

8月23日(金)       テサロニケ一 5:17-19
絶えず祈りなさい。これこそ、キリストにおいて、神があなたがたに望んでおられることです。“霊”の火を消してはいけません。

8月24日(土)使徒聖バルトロマイ日
                ペトロ二 1:19
明けの明星があなたがたの心の中に昇るときまで、暗い所に輝くともし火として、どうかこの預言の言葉に留意していてください。

エリヤは自分の外套を

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列王記上19:15−16、19−21
2019年6月30日・聖霊降臨後第3主日
奈良基督教会での説教

紀元前9世紀、イスラエル王国は、表面から見ればそれなりに安定していました。アハブ王はフェニキアと同盟を結び、また南の兄弟国ユダとも提携政策を取って、外交的にも軍事的にも、また内政の上でも手腕を発揮しているかに見えました。

しかし大きな問題が二つありました。ひとりは干ばつが続いたことです。雨が降らない。農業は大打撃を受けました。そしてもっと深い社会の病は、精神的拠り所が失われている、ということでした。イスラエルの国の土台は、神への信仰にありました。どのような危機があろうとも、主なる神がわたしたちを守られる。この神に真実を尽くして歩もう。この精神が生きていれば困難は乗り越えていけるのです。
……

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日ごとの聖句902 その道を歩もう 2019/8/11〜17

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2019年8月11日(日)聖霊降臨後第9主日
                  創世記15:1
これらのことの後で、主の言葉が幻の中でアブラムに臨んだ。
「恐れるな、アブラムよ。わたしはあなたの盾である。」

8月12日(月)            創世記15:5
主は彼を外に連れ出して言われた。「天を仰いで、星を数えることができるなら、
数えてみるがよい。」

8月13日(火)           創世記15:5-6
「あなたの子孫はこのようになる。」
アブラムは主を信じた。主はそれを彼の義と認められた。

8月14日(水)           イザヤ2:3-4
民が来て言う。「主はわたしたちに道を示される。わたしたちはその道を歩もう」
と。主は国々の争いを裁き、多くの民を戒められる。

8月15日(木)主の母聖マリヤ日    イザヤ2:4
彼らは剣(つるぎ)を打ち直して鋤(すき)とし、槍を打ち直して鎌とする。国は国
に向かって剣を上げず、もはや戦うことを学ばない。

8月16日(金)            イザヤ2:7
この国は銀と金とに満たされ、財宝には限りがない。この国は軍馬に満たされ、
戦車には限りがない。

8月17日(土)            イザヤ2:11
その日には、人間の高ぶる目は低くされ、傲慢な者は卑しめられ、主はただひと
り、高く上げられる。

わたしたちに祈りを教えてください

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ルカ1:1−13
2019年7月28日・聖霊降臨後第7主日
奈良基督教会での説教

「イエスはある所で祈っておられた。祈りが終わると、弟子の一人がイエスに、『主よ、ヨハネが弟子たちに教えたように、わたしたちにも祈りを教えてください』と言った。」ルカ11:1

 イエスはあるところで祈っておられました。イエスが祈っておられる。その姿を弟子たちは何度も見てきました。それを見るたびに何かを感じます。
 わたしたちもその場面を心に思い浮かべてみたい。
 イエスは手を組んで祈っておられる。あるときは手のひらを上にして祈っておられる。あるときは座って、ひざまずいて、地に伏して、あるときは立って両手を上げて祈っておられる。沈黙の祈りの時があり、またはっきり祈りの声が聞こえる時があります。
……

全文 → わたしたちに祈りを教えてください
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