
【ひとこと】
今回はイエスの生涯の最後の1週間をたどっています。(日)から(水)の聖句は、エルサレム神殿での様子や教えです。(月)では省きましたが、第一の掟はまず「イスラエルよ、聞け、わたしたちの神である主は、唯一の主である」という宣言から始まります。これは、神が人の想像の産物ではなく、生きて働き、愛し命じる主体であることを強く意識させます。
「あなたの神である主を<愛しなさい>」。神を「愛する」ことが求められています。「愛する」ことは真心、情熱、そして意志を伴う積極的行為です。これは冷たい命令ではありません。神がわたしたちを愛しておられることを知るとき、わたしたちは揺り動かされて神と隣人を愛することへと促されます。
(木)は「主の晩餐」(いわゆる「最後の晩餐」)の場面で、聖餐式の元となった言葉です。
(金)の「神殿の垂れ幕」とは、神がそこにおられるとされた神聖な場所(至聖所)を隠し、人々を隔ててきた幕です。イエスの死によって、神とわたしたちの間の隔てが除かれたことを示す象徴的出来事かもしれません。
イエスが墓に葬られている土曜日のことを伝えるのはルカ福音書だけです。女の人たちのイエスに対する深い思いと行動が、鮮明に伝えられます。
2021年3月28日(日)復活前主日 マルコ11:11
イエスはエルサレムに着いて、神殿の境内に入り、辺りの様子を見て回った後、十二人を連れてベタニアへ出て行かれた。
3月29日(月)復活前月曜日 マルコ12:29-30
「第一の掟は、これである。『心を尽くし、精神を尽くし、思いを尽くし、力を尽くして、あなたの神である主を愛しなさい。』」
3月30日(火)復活前火曜日 マルコ12:31
「第二の掟は、これである。『隣人を自分のように愛しなさい。』
この二つにまさる掟はほかにない。」
3月31日(水)復活前水曜日 マルコ12:35,37
イエスは神殿の境内で教えておられた。大勢の群衆は、イエスの教えに喜んで耳を傾けた。
4月1日(木)聖木曜日 マルコ14:22
イエスはパンを取り、賛美の祈りを唱えて、それを裂き、弟子たちに与えて言われた。「取りなさい。これはわたしの体である。」
4月2日(金)聖金曜日(受苦日) マルコ15:37-38
イエスは大声を出して息を引き取られた。すると、神殿の垂れ幕が上から下まで真っ二つに裂けた。
4月3日(土)聖土曜日 ルカ23:55-56
イエスと一緒にガリラヤから来た婦人たちは、墓と、イエスの遺体が納められている有様とを見届け、家に帰って、香料と香油を準備した。婦人たちは、安息日には掟に従って休んだ。






