Comfort Ye 井田 泉

Comfort Ye(慰めよ、あなたがたが) 旧約聖書・イザヤ書第40章1節

2021年11月

日ごとの聖句1022 光の訪れ 2021/11/28〜12/4

IMG_6359

2021年11月28日(日)降臨節第1主日
                ゼカリヤ14:7
ただひとつの日が来る。その日は、主にのみ知られている。そのときは、夕べになっても光がある。

11月29日(月)        イザヤ2:4-5
国は国に向かって剣を上げず、もはや戦うことを学ばない。
ヤコブの家よ、主の光の中を歩もう。

11月30日(火)使徒聖アンデレ日
                ルカ1:78-79
この憐れみによって、高い所からあけぼのの光が我らを訪れ、暗闇と死の陰に座している者たちを照らし、我らの歩みを平和の道に導く。

12月1日(水)        ヨハネ1:4-5
言(ことば)の内に命があった。命は人間を照らす光であった。光は暗闇の中で輝いている。暗闇は光を理解しなかった。

12月2日(木)         ヨハネ1:9
その光は、まことの光で、世に来てすべての人を照らすのである。

12月3日(金)         ヨハネ8:12
イエスは再び言われた。「わたしは世の光である。わたしに従う者は暗闇の中を歩かず、命の光を持つ。」

12月4日(土)          ミカ7:8
たとえ倒れても、わたしは起き上がる。たとえ闇の中に座っていても、主こそわが光。

(新共同訳)

【ひとこと】
 クリスマスの準備をする時となりました。

 ヨハネ福音書は、神の子の降誕を「人間を照らす光」(12/1)の到来、と告げています。
 その光は、清らかな光、温かい光、命の光です。
 ザカリアの預言によれば、その光は「我らの歩みを平和の道に導く」光(11/30)です。

 その光が、わたしたちのうちに、たしかに宿ってくださいますように。

【説教】わたしたちを祭司として くださった方に栄光

IMG_6352

ヨハネ黙示録1:5‐6

2021年11月21日・降臨節前主日
聖光教会にて

全文PDF→わたしたちを祭司としてくださった方に栄光

 今日の使徒書、ヨハネの黙示録第1章の言葉です。

「わたしたちを愛し、御自分の血によって罪から解放してくださった方に、わたしたちを王とし、御自身の父である神に仕える祭司としてくださった方に、栄光と力が世々限りなくありますように、アーメン。」1:5-6

 その方とは、イエス・キリストのことです。この方はどういう方か。今の言葉から二つだけに絞って確かめてみます。
 この方、イエスは「わたしたちを愛し」ていてくださる方です。これまでもそうであったし、今も、そして将来も変わらず、わたしたちを愛し続けてくださる方です。
 もう一つ。この方、イエスは「わたしたちを神に仕える祭司としてくださった方」です。 祭司。神とこの世界の人々の間に立って祈る存在、仲立ちをする存在です。教会は、わたしたちは、神さまからこの使命をいただいた。この世界と神さまとの間に立って祈る使命、祭司的使命です。

 今日は個人的なお話をすることをお許しください。
明日の11月22日は、わたしの司祭按手の記念日です。今からちょうど42年前、29歳のとき、わたしは主教座聖堂聖アグネス教会で司祭按手を受けました。
 司祭の働きはさまざまありますが、その中心は聖餐式を司式することです。それで今日は、聖餐式についてのわたしの思い出の中から、三つをお話ししたく思います。

 42年前、司祭に按手されて、初めて自分で聖餐式を司式するようになりました。下鴨基督教会でした。司祭になりたての頃はぎこちなくて、司式するのにひどく緊張しました。けれども1回1回が非常に特別なものでした。
……


日ごとの聖句1021 解放 2021/11/21〜27

IMG_0209



写真は William Tyndale の新約聖書(1526)




2021年11月21日(日)降臨節前主日
               ヨハネの黙示録1:5-6
わたしたちを愛し、御自分の血によって罪から解放してくださった方に、栄光と力が世々限りなくありますように、アーメン。

11月22日(月)        ルカ1:68-69
「ほめたたえよ、イスラエルの神である主を。主はその民を訪れて解放し、我らのために救いの角を、僕ダビデの家から起こされた。」

11月23日(火)        ルカ4:18-19
「主がわたしを遣わされたのは、捕らわれている人に解放を、目の見えない人に視力の回復を告げ、圧迫されている人を自由にするためである。」

11月24日(水)        詩編69:18-19
苦しむわたしに急いで答えてください。わたしの魂に近づき、贖い、敵から解放してください。

11月25日(木)        ローマ6:22
あなたがたは、今は罪から解放されて神の奴隷となり、聖なる生活の実を結んでいます。行き着くところは、永遠の命です。

11月26日(金)        ヘブライ2:14
子らは血と肉を備えているので、イエスもまた同様に、これらのものを備えられました。

11月27日(土)       ヘブライ2:14-15
それは、悪魔を御自分の死によって滅ぼし、死の恐怖のために一生涯、奴隷の状態にあった者たちを解放なさるためでした。

(新共同訳)

【ひとこと】
「わたしたちを愛し、御自分の血によって罪から解放してくださった方」(黙示録1:5)とは、イエス・キリストのことです。イエスはわたしたちを愛してくださいました。その愛のゆえに、イエスはわたしたちを罪と悪の束縛から解放しようとしてご自分の命を差し出し、ご自分の血を流されました。

わたしたちはその血によってすでに根本的に解放されており、将来さらに解放されていくはずです。

キリスト教信仰がある種の「束縛」としてイメージされることが多いかもしれません。しかし実は、その本質は「解放」であり、自由の中に生かされることなのです。

IZUMI IDA

日ごとの聖句1020 あなたの道を 2021/11/14〜20

IMG_6326 (2)

2021年11月14日(日)聖霊降臨後第25主日
              ダニエル12:10,13
「逆らう者はだれも悟らないが、目覚めた人々は悟る。終わりまでお前の道を行き、憩いに入りなさい。」

11月15日(月)         詩編23:3
主はわたしの魂を生き返らせてくださる。
主は御名にふさわしく、わたしを正しい道に導かれる。

11月16日(火)        詩編37:5-6
あなたの道を主にまかせよ。主に信頼せよ。主が成し遂げてくださる。

11月17日(水)        ヨハネ14:6
イエスは言われた。「わたしは道であり、真理であり、命である。」

11月18日(木)         詩編5:9
主よ、恵みの御業のうちにわたしを導き、まっすぐにあなたの道を歩ませてください。

11月19日(金)         イザヤ2:3
多くの民が来て言う。「主の山に登り、ヤコブの神の家に行こう。主はわたしたちに道を示される。わたしたちはその道を歩もう」と。

11月20日(土)         ルカ13:33
イエスは言われた。「わたしは今日も明日も、その次の日も自分の道を進まねばならない。」

(新共同訳/一部、聖書協会共同訳)

【ひとこと】
 主日の聖餐式旧約日課(B年特定28)にはダニエル書の最後の箇所が選ばれています。
 ダニエルは苦難と迫害の中で、終わりの日の幻を示されます。しかしなおこの厳しい現実がいつまで続くのか、終わりはどうなるのかを問わずにはおれません。けれども天使(とおぼしき存在)は答えて言います。「ダニエルよ、もう行きなさい。……終わりまでお前の道を行き、憩いに入りなさい。」

 わたしたちも先はよくわからなくても、神さまを信じて、自分の与えられた道を進むのみです。

IZUMI IDA

日ごとの聖句1019 現れてくださるキリスト 2021/11/7〜13

IMG_6307

2021年11月7日(日)聖霊降臨後第24主日
                ヘブライ9:24
キリストは、人間の手で造られた聖所にではなく、天そのものに入り、今やわたしたちのために神の御前に現れてくださったのです。

11月8日(月)        ヘブライ9:26
キリストは、世の終わりにただ一度、御自身をいけにえとして献げて罪を取り去るために、現れてくださいました。

11月9日(火)        ヘブライ9:28
キリストも、二度目には、罪を負うためではなく、御自分を待望している人たちに、救いをもたらすために現れてくださるのです。

11月10日(水)       ペトロ一 1:13
だから、いつでも心を引き締め、身を慎んで、イエス・キリストが現れるときに与えられる恵みを、ひたすら待ち望みなさい。

11月11日(木)        コロサイ3:4
あなたがたの命であるキリストが現れるとき、あなたがたも、キリストと共に栄光に包まれて現れるでしょう。

11月12日(金)       使徒言行録1:3
イエスは苦難を受けた後、御自分が生きていることを使徒たちに示し、四十日にわたって彼らに現れ、神の国について話された。

11月13日(土)       ヨハネ一 3:8
悪魔の働きを滅ぼすためにこそ、神の子が現れたのです。

(新共同訳)

【ひとこと】
 (日)(月)(火)に選んだ「ヘブライ人への手紙」の箇所は、イエス・キリストの「三重の現れ」を語っています。
 第1(日)は昇天です。キリストは天に昇り、「神の前に現れて」、神の前でわたしたちのために祈っていてくださいます。これは現在のことです。
 第2(月)は降誕です。キリストは、わたしたちの罪を取り除くために人としてこの地上にお生まれになり、ご自身をささげてくださいました。これは過去の「現れ」ですが、過ぎ去ったのではなく、今のわたしたちの救いの土台となっている出来事です。
 第3(火)は再臨です。キリストはやがて、わたしたちに完全な救いをもらたすために再びおいでになります。これは未来に約束されているキリストの「現れ」です。わたしたちは希望をもってこれを待望します。

 「現れ」と言われている以上、それは漠然とした人間の想像などではなく、確かな目に見える事実なのです。
最近の記事
Archives
最近の関心

 『日韓キリスト教関係史資料』第3巻の編集
 リコーダーの世界
 音と響き
井田 泉
奈良基督教会牧師
親愛幼稚園園長
富坂キリスト教センター・日韓キリスト教関係史研究会主事
聖公会平和ネットワーク共同代表

Mail
izaya*da2.so-net.ne.jp
(*を@に変更してください)

カウンター
最新刊
『これが道だ、これに歩め
──イザヤ書による説教』
かんよう出版
213頁 1500円+税

ここをクリックして
  ←左本文をご覧ください
ブログ内検索

WWW を検索 http://blog.livedoor.jp/izaya/ を検索