Comfort Ye 井田 泉

Comfort Ye(慰めよ、あなたがたが) 旧約聖書・イザヤ書第40章1節

2022年01月

日ごとの聖句1031 エレミヤの召命 2022/1/30〜2/5

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 アーモンドの花

2022年1月30日(日)顕現後第4主日
                 エレミヤ1:4-5
主の言葉がわたしに臨んだ。「わたしはあなたを母の胎内に造る前から、あなたを知っていた。」

1月31日(月)        エレミヤ1:5
「母の胎から生まれる前に、わたしはあなたを聖別し、諸国民の預言者として立てた。」

2月1日(火)        エレミヤ1:6-7
「ああ、わが主なる神よ、わたしは語る言葉を知りません。わたしは若者にすぎませんから。」
主はわたしに言われた。「若者にすぎないと言ってはならない。」

2月2日(水)被献日     エレミヤ1:7-8
「行って、わたしが命じることをすべて語れ。彼らを恐れるな。わたしがあなたと共にいて、必ず救い出す」と主は言われた。

2月3日(木)         エレミヤ1:9
主は手を伸ばして、わたしの口に触れ、主はわたしに言われた。「見よ、わたしはあなたの口に、わたしの言葉を授ける。」

2月4日(金)        エレミヤ1:11
主の言葉がわたしに臨んだ。「エレミヤよ、何が見えるか。」
わたしは答えた。「アーモンド(シャーケード)の枝が見えます。」

2月5日(土)        エレミヤ1:12
主はわたしに言われた。「あなたの見るとおりだ。わたしは、わたしの言葉を成し遂げようと、見張っている(ショーケード)。」

(新共同訳)

【ひとこと】
空気は冷たいものの春の光を感じる2月のある日、エレミヤはアーモンドの花咲く枝を見つめていました。
そのとき、神の言葉が彼に臨みました。

神は、ご自身の言葉を実現しようとして見張っている、と言われます。そうであれば、わたしたちは本来の道に引き戻され、失望の中にとどまらず、前に進むことができます。

日ごとの聖句1030 聖書の朗読 2022/1/23〜29

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ウィリアム・ティンダルの聖書(1536)
 ルカ福音書第4章

2022年1月23日(日)顕現後第3主日
                ネヘミヤ8:1-2
民は皆、水の門の前にある広場に集まって一人の人のようになった。祭司エズラは律法を会衆の前に持って来た。

1月24日(月)        ネヘミヤ8:3
彼は、理解することのできる年齢に達した者に向かって、夜明けから正午までそれを読み上げた。民は皆、その律法の書に耳を傾けた。

1月25日(火)使徒聖パウロ回心日
                ネヘミヤ8:9
「今日は、あなたたちの神、主にささげられた聖なる日だ。嘆いたり、泣いたりしてはならない。」民は皆、律法の言葉を聞いて泣いていた。

1月26日(水)       ネヘミヤ8:10,12
「主を喜び祝うことこそ、あなたたちの力の源である。」民は皆、食べたり飲んだりし、備えのない者と分かち合い、大いに喜び祝った。

1月27日(木)          ルカ4:17
預言者イザヤの巻物が渡され、お開きになると、次のように書いてある個所が目に留まった。

1月28日(金)          ルカ4:18
「主の霊がわたしの上におられる。貧しい人に福音を告げ知らせるために、主がわたしに油を注がれたからである。」

1月29日(土)          ルカ4:20
イエスは巻物を巻き、係の者に返して席に座られた。会堂にいるすべての人の目がイエスに注がれていた。

(新共同訳)

【ひとこと】
聖書の中に記された聖書朗読の場面です。
ネヘミヤ記のほうは紀元前5世紀(?)のエルサレム、ルカ福音書は1世紀のナザレ。後者は、故郷の会堂礼拝でのイエスご自身による朗読です。そこに大きな力が働きました。

聖書の朗読をすること、また聞くことをとおして、聖書のその場面に立ち会うかのような経験を重ねていきたいと願います。

日ごとの聖句1029 主の御手 2022/1/16〜22

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 富山聖マリア教会


2022年1月16日(日)顕現後第2主日
                 イザヤ62:3
あなたは主の御手の中で輝かしい冠となり、あなたの神の御手の中で王冠となる。

1月17日(月)         詩編139:5
あなたは前からも後ろからもわたしを囲み、御手をわたしの上に置いていてくださる。

1月18日(火)          ルカ4:40
日が暮れると、いろいろな病気で苦しむ者を抱えている人が皆、病人たちをイエスのもとに連れて来た。イエスはその一人一人に手を置いていやされた。

1月19日(水)          ルカ5:13
イエスが手を差し伸べてその人に触れ、「わたしは望む。清くなれ」と言われると、たちまち重い皮膚病は去った。

1月20日(木)         ルカ24:50
イエスは、そこから彼らをベタニアの辺りまで連れて行き、手を上げて祝福された。

1月21日(金)          詩編10:14
あなたは必ず御覧になって、御手に労苦と悩みをゆだねる人を、顧みてくださいます。

1月22日(土)          使徒4:30
「どうか、御手を伸ばし聖なる僕イエスの名によって、病気がいやされ、しるしと不思議な業が行われるようにしてください。」

(新共同訳。(水)の一部のみ聖書協会共同訳)

【ひとこと】
「神の御手」「主の手」はしばしば聖書に出て来ます。これは、神がこの世界にあって具体的に働かれることを示しています。

イエスはその手を伸ばして、わたしたちの弱ったところ、病んだところに触れられます。イエスは手を上げてわたしたちを祝福されます。イエスの手は何かを成し遂げていかれます。

日ごとの聖句1028 イエスと神の霊 2022/1/9〜15

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聖アグネス教会


2022年1月9日(日)顕現後第1主日・主イエス洗礼の日
                  マタイ3:16
イエスは洗礼を受けると、天がイエスに向かって開いた。イエスは、神の霊が鳩のように御自分の上に降(くだ)って来るのを御覧になった。

1月10日(月)          ルカ1:35
天使は答えた。「聖霊があなたに降(くだ)り、いと高き方の力があなたを包む。だから、生まれる子は聖なる者、神の子と呼ばれる。」

1月11日(火)          マタイ4:1
さて、イエスは悪魔から誘惑を受けるため、“霊”に導かれて荒れ野に行かれた。

1月12日(水)          ルカ4:14
イエスは“霊”の力に満ちてガリラヤに帰られた。その評判が周りの地方一帯に広まった。

1月13日(木)        ルカ4:17-18
預言者イザヤの巻物が渡され、お開きになると、次のように書いてある個所が目に留まった。「主の霊がわたしの上におられる。」

1月14日(金)         マルコ2:8
イエスは、彼らが心の中で考えていることを、御自分の霊の力ですぐに知って言われた。「なぜ、そんな考えを心に抱くのか。」

1月15日(土)          使徒16:7
彼らはミシア地方の近くまで行き、ビティニア州に入ろうとしたが、イエスの霊がそれを許さなかった。

(新共同訳)

【ひとこと】
主イエスは、ご自身の洗礼に際して神の霊(聖霊)を受けられました。
マリアの受胎、イエスの誕生そのものが聖霊によるものでした。
神の霊なしにはイエスの働きはあり得ませんでした。

「イエスの霊」(使徒言行録16:7)という言葉は、この箇所のみに出て来ます。
わたしたちが自分の考えによって事を進めようとするとき、それをイエスの霊が許さないことがある、ということを教えられます。わたしたちが思いと行動において、神の霊、イエスの霊に一致し、それに従うことができるようにと願います。

日ごとの聖句1027 導いてください 2022/1/2〜8

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写真は上野聖ヨハネ教会



2022年1月2日(日)降誕後第2主日
                 詩編33:3
新しい歌を主に向かってうたい、美しい調べと共に喜びの叫びをあげよ。

1月3日(月)         黙示録21:1
わたしはまた、新しい天と新しい地を見た。最初の天と最初の地は去って行き、もはや海もなくなった。

1月4日(火)         黙示録21:5
すると、玉座に座っておられる方が、「見よ、わたしは万物を新しくする」と言われた。

1月5日(水)          イザヤ48:16
わたしのもとに近づいて、聞くがよい。事の起こるとき、わたしは常にそこにいる。

1月6日(木)顕現日      イザヤ48:17
イスラエルの聖なる神、あなたを贖う主はこう言われる。わたしは主、あなたの神、わたしはあなたを教えて力をもたせ、あなたを導いて道を行かせる。

1月7日(金)         イザヤ48:18
わたしの戒めに耳を傾けるなら、あなたの平和は大河のように、恵みは海の波のようになる。

1月8日(土)           詩編25:5
あなたのまことにわたしを導いてください。あなたはわたしを救ってくださる神。絶えることなくあなたに望みをおいています。

(新共同訳)

【ひとこと】
新しい思いで新年を歩み出したいと願って、「新しい歌」「新しい天と新しい地」などが出てくる聖句を選びました。

「あなたを導いて道を行かせる」という神の約束を信頼し、「導いてください」と祈ります。

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井田 泉
奈良基督教会牧師
親愛幼稚園園長
富坂キリスト教センター・日韓キリスト教関係史研究会主事
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