Comfort Ye 井田 泉

Comfort Ye(慰めよ、あなたがたが) 旧約聖書・イザヤ書第40章1節

2022年12月

日ごとの聖句1079 イエスの名 2023/1/1〜7

IMG_7429



 京都聖三一教会


2023年1月1日(日)主イエス命名の日
          ルカによる福音書 2:21
八日たって割礼の日を迎えたとき、幼子はイエスと名付けられた。これは、胎内に宿る前に天使から示された名である。

1月2日(月)   ルカによる福音書 1:31
天使は言った。「あなたは身ごもって男の子を産むが、その子をイエスと名付けなさい。」

1月3日(火)    使徒言行録 3:6
ペトロは言った。「ナザレの人イエス・キリストの名によって立ち上がり、歩きなさい。」

1月4日(水)  コリントの信徒への手紙 一 6:11
あなたがたは主イエス・キリストの名とわたしたちの神の霊によって洗われ、聖なる者とされ、義とされています。

1月5日(木)    ヨハネの手紙 一 3:23
その掟とは、神の子イエス・キリストの名を信じ、この方がわたしたちに命じられたように、互いに愛し合うことです。

1月6日(金)顕現日
         ヨハネによる福音書 20:31
これらのことが書かれたのは、あなたがたが信じてイエスの名により命を受けるためである。

1月7日(土)    使徒言行録 21:13
そのとき、パウロは答えた。「主イエスの名のためならば、エルサレムで縛られることばかりか死ぬことさえも、わたしは覚悟しているのです。」

(新共同訳)

(ひとこと)
マリアはイエスの名を呼びました。ヨセフはイエスの名を呼びました。多くの人がイエスの名を呼びました。その名を呼ばれたイエスは、呼ぶ人を無視されませんでした。

わたしたちもイエスの名を呼びましょう。この方はわたしたちを無視せず、必ず答えてくださいます。

日ごとの聖句1078 光 2022/12/25〜31

IMG_7376


2022年12月25日(日)降誕日
        ヨハネによる福音書 1:1-2
初めに言(ことば)があった。言は神と共にあった。言は神であった。
この言は、初めに神と共にあった。

12月26日(月)最初の殉教者聖ステパノ日
        ヨハネ 1:3-4
万物は言によって成った。言によらずに成ったものは何一つなかった。言の内に成ったものは、命であった。この命は人の光であった。

12月27日(火)福音記者使徒聖ヨハネ日
        ヨハネ 1:5
光は闇の中で輝いている。闇は光に勝たなかった。

12月28日(水)聖なる幼子の日
        ヨハネ 1:9
まことの光があった。その光は世に来て、すべての人を照らすのである。

12月29日(木)   ヨハネ 1:14
言は肉となって、私たちの間に宿った。私たちはその栄光を見た。それは父の独り子としての栄光であって、恵みと真理とに満ちていた。

12月30日(金)  ヨハネ 1:16
私たちは皆、この方の満ち溢れる豊かさの中から、恵みの上にさらに恵みを与えられた。

12月31日(土)   ヨハネ 1:17
律法はモーセを通して与えられ、恵みと真理はイエス・キリストを通して現れたからである。

(聖書協会共同訳)

(ひとこと)
わたしの教名は「ヨハネ」です。これは聖公会に転入して堅信式を受ける際に、自分で希望していただいた名前です。18歳でした。
なぜ希望したかと言えば、ヨハネ福音書のこの冒頭の言葉に、意味はよくわからないながらも強く引かれるものがあったからです。

「言は肉となって、私たちの間に宿った。」(1:14)
「肉」は朽ちるものですが、同時に柔らかな体温を持ったものです。神の言がそのような肉(イエスと名付けられる赤ちゃん)となってわたしたちの間に宿ってくださったことの中に、神の限りない愛があります。

日ごとの聖句1077 インマヌエル 2022/12/18-24

IMG_7380

2022年12月18日(日)降臨節第4主日
              イザヤ書 7:14
わたしの主が御自ら、あなたたちにしるしを与えられる。見よ、おとめが身ごもって、男の子を産み、その名をインマヌエルと呼ぶ。

12月19日(月)    マタイによる福音書 1:23
「見よ、おとめが身ごもって男の子を産む。その名はインマヌエルと呼ばれる。」この名は、「神は我々と共におられる」という意味である。

12月20日(火)     ルカによる福音書 1:28
天使は、彼女のところに来て言った。「おめでとう、恵まれた方。主があなたと共におられる。」

12月21日(水)使徒聖トマス日
               詩編 23:4
死の陰の谷を行くときも、わたしは災いを恐れない。あなたがわたしと共にいてくださる。

12月22日(木)   テサロニケの信徒への手紙 二 3:16
平和の主御自身が、いついかなる場合にも、あなたがたに平和をお与えくださるように。主があなたがた一同と共におられるように。

12月23日(金)      イザヤ書 8:10
戦略を練るがよい、だが挫折する。決定するがよい、だが実現することはない。神が我らと共におられる(インマヌエル)のだから。

12月24日(土)   ローマの信徒への手紙 15:33
平和の源である神があなたがた一同と共におられるように、アーメン。

(新共同訳)

(ひとこと)
キリスト教の中心的メッセージを一言で言うとすれば、「神は我々と共におられる=インマヌエル」です。

「神は我々と共におられる」。この言葉はあまりに多用されてきたので、色あせてしまったかもしれません。
けれども「神は我々と共におられる」という事実に触れるなら、わたしたちは驚き、震撼させられ、そして限りない喜びと平安を与えられるでしょう。

神は、主イエスの降誕において、インマヌエルという事実をわたしたちのところにもたらしてくださいました。

日ごとの聖句1076 忍耐 2022/12/11〜17

IMG_7345


 上野聖ヨハネ教会 十字架と聖卓

2022年12月11日(日)降臨節第3主日
             ヤコブの手紙 5:7
兄弟たち、主が来られるときまで忍耐しなさい。農夫は、秋の雨と春の雨が降るまで忍耐しながら、大地の尊い実りを待つのです。

12月12日(月)  ペトロの手紙 二 3:13,15
わたしたちは、義の宿る新しい天と新しい地とを、神の約束に従って待ち望んでいるのです。わたしたちの主の忍耐深さを、救いと考えなさい。

12月13日(火)  ローマの信徒への手紙 15:4
わたしたちは、聖書から忍耐と慰めを学んで希望を持ち続けることができるのです。

12月14日(水) ローマの信徒への手紙 15:5
忍耐と慰めの源である神が、あなたがたに、キリスト・イエスに倣って互いに同じ思いを抱かせてくださいますように。

12月15日(木)    シラ書 16:13
主は、信仰深い人にいつまでも忍耐を強いることはなさらない。

12月16日(金)  テサロニケの信徒への手紙 二 3:5
どうか、主が、あなたがたに神の愛とキリストの忍耐とを深く悟らせてくださるように。

12月17日(土)    ヘブライ人への手紙 12:3
あなたがたが、気力を失い疲れ果ててしまわないように、御自分に対する罪人たちのこのような反抗を忍耐された方のことを、よく考えなさい。

(新共同訳)

(ひとこと)
何か困難を抱えて、ずっと神に祈りつづける、ということがあります。神はなかなか答えてくださらない。何と長いあいだ自分は忍耐して待っていることか、と思います。

けれども、逆の場合があることを教えられます。神が忍耐してわたしを待っておられるのに、わたしがそれに答えようとしない場合があることを。

神よ、わたしに忍耐することを教えてください。またあなたがわたしを待っておられるときは、勇気をもってあなたに答えることができますように。

日ごとの聖句1075 主の霊 2022/12/4〜10

IMG_7316


2022年12月4日(日)降臨節第2主日
               イザヤ書 11:1-2
エッサイの株からひとつの芽が萌えいで、その根からひとつの若枝が育ち、その上に主の霊がとどまる。

12月5日(月)      イザヤ書 11:2-3
知恵と識別の霊、思慮と勇気の霊、主を知り、畏れ敬う霊。
彼は主を畏れ敬う霊に満たされる。

12月6日(火)     イザヤ書 11:4-5
彼は、弱い人のために正当な裁きを行い、この地の貧しい人を公平に弁護する。彼は、正義をその腰の帯とし、真実をその身に帯びる。

12月7日(水)     イザヤ書 11:9
わたしの聖なる山においては、何ものも害を加えず、滅ぼすこともない。

12月8日(木)     イザヤ書 11:9
水が海を覆っているように、大地は主を知る知識で満たされる。

12月9日(金)     イザヤ書 12:2
「見よ、わたしを救われる神。わたしは信頼して、恐れない。主こそわたしの力、わたしの歌、わたしの救いとなってくださった。」

12月10日(土)     イザヤ書 12:3
あなたたちは喜びのうちに、救いの泉から水を汲む。

(新共同訳)

(ひとこと)
「若枝のように育った」(イザヤ11:1,53:2)その方は、主の霊を受けられました。主の霊を受けて、その方は弱い人、貧しい人を弁護し、正義と真実のために労苦されました。

同じ主の霊を受けて、わたしたちもその方=イエスの道に従うことができますように。
最近の記事
Archives
最近の関心

 『日韓キリスト教関係史資料』第3巻の編集
 リコーダーの世界
 音と響き
井田 泉
奈良基督教会牧師
親愛幼稚園園長
富坂キリスト教センター・日韓キリスト教関係史研究会主事
聖公会平和ネットワーク共同代表

Mail
izaya*da2.so-net.ne.jp
(*を@に変更してください)

カウンター
最新刊
『これが道だ、これに歩め
──イザヤ書による説教』
かんよう出版
213頁 1500円+税

ここをクリックして
  ←左本文をご覧ください
ブログ内検索

WWW を検索 http://blog.livedoor.jp/izaya/ を検索