奈良基督教会3

 イエスさまは復活してから何度も弟子たちの前に現れて、ご自分が生きておられることを示されました。

 そして40日目、弟子たちを連れてオリーブ山に上られたイエスさまは、両手を上げてみんなを祝福し、祝福しながら天に上げられた、と聖書には記されています。

 イエスさまの祝福を受けた人びとは、たとえ目には見えなくても、イエスさまの祝福が自分たちを包み、支え、励ましていてくださることをはっきりと感じていました。

 イエスさまの祝福をわたしたちも感じることができる。経験することができる──その場所が礼拝堂です。

 80数年前、イエスさまの祝福を感じてそれに動かされた人々が、祈りをこめ、精魂傾けて建てたのが奈良基督教会(親愛幼稚園)礼拝堂です。世界に二つとない和風、木造のこの礼拝堂には、何千、何万という人々の祈りが積み重ねられており、その祈りを喜んで受けとめてくださる神さまの愛の光が満ちています。その光は、わたしたちを祝福し、育んでくれます。

(1930年に完成した礼拝堂・園舎・渡り廊下は国の登録有形文化財に指定されています。)

○これは親愛幼稚園「母の会だより」のために書いたものです。