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 京都聖三一教会


2023年3月5日(日)大斎節第2主日
           ヨハネによる福音書 3:1
さて、ファリサイ派に属する、ニコデモという人がいた。ユダヤ人たちの議員であった。

3月6日(月)    ヨハネによる福音書 3:2
ある夜、イエスのもとに来て言った。「ラビ、わたしどもは、あなたが神のもとから来られた教師であることを知っています。」

3月7日(火)   ヨハネによる福音書 3:2
ニコデモは言った。「神が共におられるのでなければ、あなたのなさるようなしるしを、だれも行うことはできないからです。」

3月8日(水)   ヨハネによる福音書 3:3
イエスは答えて言われた。「はっきり言っておく。人は、新たに生まれなければ、神の国を見ることはできない。」

3月9日(木)   ヨハネによる福音書 3:14-15
「モーセが荒れ野で蛇を上げたように、人の子も上げられねばならない。それは、信じる者が皆、人の子によって永遠の命を得るためである。」

3月10日(金)   ヨハネによる福音書 19:39
そこへ、かつてある夜、イエスのもとに来たことのあるニコデモも、没薬と沈香を混ぜた物を百リトラばかり持って来た。

3月11日(土)   ヨハネによる福音書 19:40
彼らはイエスの遺体を受け取り、ユダヤ人の埋葬の習慣に従い、香料を添えて亜麻布で包んだ。

(新共同訳)

(ひとこと)
「人は、新たに生まれなければ、神の国を見ることはできない。」
このイエスの言葉によってニコデモは傷つき、立腹したのではないでしょうか。
「あなたは生まれ変わらなければ救われない」と言われたのと同じだからです。

けれどもニコデモは、心の奥では、イエスが自分の急所に触れたことを感じていました。

イエスが十字架につけられて死んだとき、ニコデモはイエスを葬るため、重い荷物を運んできました。その姿は、自分がイエスの仲間であることを示すものでした。
かつてのイエスの言葉は彼の中に生きて働き、彼は神の国を見る者となったのです。