
2023年4月9日(日)復活日 ヨハネによる福音書 20:1
週の初めの日、朝早く、まだ暗いうちに、マグダラのマリアは墓に行った。そして、墓から石が取りのけてあるのを見た。
4月10日(月)復活後月曜日 ヨハネによる福音書 20:11
マリアは墓の外に立って泣いていた。泣きながら身をかがめて墓の中を見ると、白い衣を着た二人の天使が見えた。
4月11日(火)復活後火曜日 ヨハネによる福音書 20:13
天使たちが、「婦人よ、なぜ泣いているのか」と言うと、マリアは言った。「わたしの主が取り去られました。」
4月12日(水)復活後水曜日 ヨハネによる福音書 20:14
こう言いながら後ろを振り向くと、イエスの立っておられるのが見えた。しかし、それがイエスだとは分からなかった。
4月13日(木)復活後木曜日 ヨハネによる福音書 20:16
イエスが、「マリア」と言われると、彼女は振り向いて、ヘブライ語で、「ラボニ」と言った。「先生」という意味である。
4月14日(金)復活後金曜日 ヨハネによる福音書 20:17
イエスは言われた。「わたしの兄弟たちのところへ行って、こう言いなさい。『わたしの神であり、あなたがたの神である方のところへわたしは上る』と。」
4月15日(土)復活後土曜日 ヨハネによる福音書 20:18
マグダラのマリアは弟子たちのところへ行って、「わたしは主を見ました」と告げ、また、主から言われたことを伝えた。
(新共同訳)
(ひとこと)
マグダラのマリアはかつて非常な苦しみを抱えていた人で、イエスによって「七つの悪霊を追い出していただいた」と言われます。イエスに従い、イエスのために奉仕することを大きな喜びとしていました。
イエスが死刑となったとき、彼女は十字架のそばでイエスを見つめ、そしてその遺体が墓に葬られるのを見届けました。
彼女は翌朝早くにイエスの墓に行き、遺体がなくなっているのを見て、墓の前で悲しみにくれました。
しかしそのとき、イエスは後ろから彼女の名前を呼ばれたのです。
復活のイエスと出会ったことは、彼女の生涯最大の喜びです。
「わたしは主を見ました」。この証言は最初の教会をどんなに力づけたことでしょうか。