
ケルン大聖堂のステンドグラス
「ステファノの殉教」
2023年4月30日(日)復活節第4主日 使徒言行録 6:5-6
一同は、信仰と聖霊に満ちている人ステファノと……を選んで、使徒たちの前に立たせた。使徒たちは、祈って彼らの上に手を置いた。
5月1日(月)使徒聖ピリポ・使徒聖ヤコブ日 使徒言行録 6:12
彼らは民衆、長老たち、律法学者たちを扇動して、ステファノを襲って捕らえ、最高法院に引いて行った。
5月2日(火) 使徒言行録 6:15
最高法院の席に着いていた者は皆、ステファノに注目したが、その顔はさながら天使の顔のように見えた。
5月3日(水) 使徒言行録 7:55
ステファノは聖霊に満たされ、天を見つめ、神の栄光と神の右に立っておられるイエスとを見た。
5月4日(木) 使徒言行録 7:56
ステファノは「天が開いて、人の子が神の右に立っておられるのが見える」と言った。
5月5日(金) 使徒言行録 7:59
人々が石を投げつけている間、ステファノは「主イエスよ、わたしの霊をお受けください」と言った。
5月6日(土) 使徒言行録 7:60
それからひざまずいて、「主よ、この罪を彼らに負わせないでください」と大声で叫んだ。ステファノはこう言って、眠りについた。
(新共同訳)
(ひとこと)
ステファノ(ステパノ)は、石で打ち殺されようとするとき、「神の右に立っておられるイエス」を見ました。
通常わたしたちは、イエス・キリストが「神(父)の右に『座しておられる』」(使徒信経、ニケヤ信経)と告白します。しかしこの場面でイエスは立っておられたというのです。
ステファノの命の危機のとき、イエスは立ち上がって天から彼を支え、彼をご自分のもとに抱き寄せようとされたのではないでしょうか。
わたしたちはステファノを最初の殉教者として記念します。