エリヤの昇天

 エリヤの昇天


2024年7月28日(日)聖霊降臨後第10主日      列王記下 2:9
エリシャはエリヤに、「あなたの霊の二つの分をわたしに受け継がせてください」と言った。

7月29日(月)                 列王記下 2:11
彼らが話しながら歩き続けていると、見よ、火の戦車が火の馬に引かれて現れ、二人の間を分けた。エリヤは嵐の中を天に上って行った。

7月30日(火)                 列王記下 2:14
エリシャは落ちて来たエリヤの外套を取って、それで水を打ち、「エリヤの神、主はどこにおられますか」と言った。エリシャが水を打つと、水は左右に分かれ、彼は渡ることができた。

7月31日(水)                 列王記下 2:15
エリコの預言者の仲間たちは目の前でエリシャを見て、「エリヤの霊がエリシャの上にとどまっている」と言い、彼を迎えに行った。

8月1日(木)           ヨハネによる福音書 20:21-22
イエスは重ねて言われた。「わたしもあなたがたを遣わす。」そう言ってから、彼らに息を吹きかけて言われた。「聖霊を受けなさい。」

8月2日(金)                 使徒言行録 16:7
ミシア地方の近くまで行き、ビティニア州に入ろうとしたが、イエスの霊がそれを許さなかった。

8月3日(土)         ガラテヤの信徒への手紙 3:26-27
あなたがたは皆、神の子なのです。洗礼を受けてキリストに結ばれたあなたがたは皆、キリストを着ているからです。

(新共同訳)

(ひとこと)
紀元前9世紀、預言者エリヤはエリシャを自分の後継者と定めました。エリシャもまた、エリヤの働きを受け継ぎたいと願いました。けれどもそれは容易なことではありません。

そのためにはエリヤに与えられている神の霊を継承しなければならないのですが、それは人間が勝手にできることではないのです。

ある日、エリシャはエリヤから離れまいとどこまでも従って行ったのですが、突如としてエリヤは天に上げられ、エリシャは悲嘆に暮れました。エリシャは落ちて来たエリヤの外套を大切に手にして、預言者の仲間たちのところに戻りました。

仲間たちはエリシャを見て、「エリヤの霊がエリシャの上にとどまっている」と言いました。
こうしてエリシャはエリヤを継承したのです。

イエスはご自身の息を弟子たちに吹きかけられました。わたしたちもイエスの息(霊)を受けた者です。

エリヤの霊がエリシャの上にとどまったように、イエスの霊がわたしたちにとどまってくださいますように。イエスの霊がわたしたちを強め導いて、その働きを継承させてくださいますように。