2024年8月11日(日)聖霊降臨後第12主日 申命記 8:3
主はあなたを苦しめ、マナを食べさせられた。人はパンだけで生きるのではなく、人は主の口から出るすべての言葉によって生きることをあなたに知らせるためであった。
8月12日(月) 詩編 33:6
御言葉によって天は造られ、主の口の息吹によって天の万象は造られた。
8月13日(火) 箴言 2:6
知恵を授けるのは主。主の口は知識と英知を与える。
8月14日(水) ミカ書 4:4
人はそれぞれ自分のぶどうの木の下、いちじくの木の下に座り、脅かすものは何もないと、万軍の主の口が語られた。
8月15日(木)主の母聖マリヤ日 哀歌 1:18
主は正しい。わたしが主の口に背いたのだ。聞け、諸国の民よ、見よ、わたしの痛みを。
8月16日(金) マタイによる福音書 5:1-3
弟子たちが近くに寄って来た。イエスは口を開き、教えられた。「心の貧しい人々は、幸いである、天の国はその人たちのものである。」
8月17日(土) ルカによる福音書 4:22
皆はイエスをほめ、その口から出る恵み深い言葉に驚いて言った。「この人はヨセフの子ではないか。」
(新共同訳)
(ひとこと)
「人はそれぞれ自分のぶどうの木の下、いちじくの木の下に座り、脅かすものは何もないと、万軍の主の口が語られた」(ミカ書4:4)。
紀元前8世紀、人々は戦争と虐政と災害によって生命と生活が脅かされていました。この現実に対して、預言者ミカをとおして、主がこれを語られました。
「万軍の主の口が語られた」と言われているのは、これを実現しようとされる断乎たる神の決意を示しています。
今日、多くの人々が生命を奪われ、生活が脅かされている現実を思うとき、わたしたちは無力感に沈み込んでしまいそうになります。
けれども今こそ、平和の実現を「主の口が語られた」ことを思い起こしましょう。「脅かすものは何もない」世界の実現を目指して歩むことがわたしたちの道です。
「戦争放棄」と「基本的人権の尊重」を宣言する日本国憲法の中に、ミカが伝えた主の言葉が響いています。