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2024年9月29日(日)聖霊降臨後第19主日      民数記 11:4
民に加わっていた他国人は飢えと渇きを訴え、イスラエルの人々も再び泣き言を言った。「誰か肉を食べさせてくれないものか。」

9月30日(月)聖ミカエルおよび諸天使の日     民数記 11:11
モーセは主に言った。「あなたはなぜ、僕を苦しめられるのですか。なぜわたしは、この民すべてを負わされねばならないのですか。」

10月1日(火)                  民数記 11:14
「わたし一人では、とてもこの民すべてを負うことはできません。わたしには重すぎます。」

10月2日(水)                  民数記 11:16
主はモーセに言われた。「イスラエルの長老たちのうちから、あなたが認めうる者を七十人集め、臨在の幕屋に連れて来てあなたの傍らに立たせなさい。」

10月3日(木)                  民数記 11:17
「わたしはそこに降(くだ)って、あなたと語ろう。そして、あなたに授けてある霊の一部を取って、彼らに授ける。」

10月4日(金)                  民数記 11:17
「そうすれば、彼らは民の重荷をあなたと共に負うことができるようになり、あなたひとりで負うことはなくなる。」

10月5日(土)                  民数記 11:25
主はモーセに授けられている霊の一部を取って、七十人の長老にも授けられた。霊が彼らの上にとどまると、彼らは預言状態になった。

(新共同訳)

(ひとこと)
出エジプトから約束の地を目指す長い旅。さまざまな困難が押し寄せてきます。あらゆる不満は指導者モーセに集中しました。
彼は苦しみに耐えられず、「わたし一人では、とてもこの民すべてを負うことはできません」と神に嘆き訴えて、このままであれば「わたしを殺してください」とまで言いました。

神はモーセの訴えを聞き、彼に授けていた霊の一部を取って、70人の長老に分け与えられます。こうしてモーセはこれまでのように一人で重荷を負うのではなく、70人の指導者とともに重荷を分かち合うことになりました。ここで重要なのは、責任と働きを分担しただけではなく、それが現実に実行されるために「霊」が分け与えられたことです。

わたしたちも、イエスに注がれていた霊を分け与えられた者です。洗礼、堅信をとおして、あるいは別の仕方で。それでわたしたちも力を受けて、たとえわずかであってもイエスの働きを共に担って歩んでいくことができます。