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 上野聖ヨハネ教会


2024年12月8日(日)降臨節第2主日        バルク書 5:1 エルサレムよ、悲しみと苦難の衣を脱ぎ、神の栄光の麗しさをとこしえに身に着けよ。

12月9日(月)                  バルク書 5:2
神からの義の外套を身にまとい、永遠なる方の栄光の冠を頭に戴け。

12月10日(火)                 バルク書 5:3
神が、天の下のすべての地に、あなたの輝きをお示しになるからだ。

12月11日(水)                 バルク書 5:4
あなたは、神からとこしえに、「義の平和、神を敬う栄光」と名付けられる。

12月12日(木)                  バルク書 5:5
エルサレムよ、立ち上がり、高みに立って、東に目を向けよ。そして見るがよい。

12月13日(金)                 バルク書 5:5
あなたの子どもたちが、神が心に留めてくださったことを喜びながら、聖なる方の言葉によって、西からも東からも集められた。

12月14日(土)                 バルク書 5:7
神は、すべての高い山や果てしなく続く丘が低くなり、谷が埋められて平地になるように、お命じになった。イスラエルが神の栄光のうちに、安らかに歩むためである。

(聖書協会共同訳)

(ひとこと)
旧約聖書続編に含まれる「バルク書」には忘れられない思い出があります。

もう30年ほども前、教会(日本聖公会)の戦争責任の問題に取り組んでいたときでした。

これについて発題講演をするその前夜、わたしは恐れと緊張で一睡もできず、このバルク書をすがるように読んでいたのです。そこに記されている罪の告白の祈りと涙は、わたしの祈りと涙となりました。

バルク書の最後の第5章には、神の慈しみと義による回復が語られています。
呼びかけが聞こえます。
「エルサレムよ、悲しみと苦難の衣を脱ぎ、神の栄光の麗しさをとこしえに身に着けよ」

悲しみと懺悔をとおして、「神の栄光の麗しさ」を見ることを許されるとは、なんという幸せでしょうか。