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2024年12月22日(日)降臨節第4主日         ミカ書 1:2
諸国の民よ、皆聞け。大地とそれを満たすもの、耳を傾けよ。主は、その聖なる神殿から来られる。

12月23日(月)                  ミカ書 3:1
聞け、ヤコブの頭(かしら)たち、イスラエルの家の指導者たちよ。正義を知ることが、お前たちの務めではないのか。

12月24日(火)                  ミカ書 4:2
多くの国々が来て言う。「主の山に登り、ヤコブの神の家に行こう。主はわたしたちに道を示される。わたしたちはその道を歩もう」と。

12月25日(水)降誕日                ミカ書 5:1
エフラタのベツレヘムよ、お前はユダの氏族の中でいと小さき者。お前の中から、わたしのために、イスラエルを治める者が出る。

12月26日(木)最初の殉教者聖ステパノ日      ミカ書 5:3
彼は立って、群れを養う。主の力、神である主の御名の威厳をもって。彼らは安らかに住まう。

12月27日(金)福音記者使徒聖ヨハネ日      ミカ書 7:14
あなたの杖をもって、御自分の民を牧してください、あなたの嗣業である羊の群れを。

12月28日(土)聖なる幼子の日           ミカ書 7:19
主は再び我らを憐れみ、我らの咎(とが)を抑え、すべての罪を海の深みに投げ込まれる。

(新共同訳)

(ひとこと)
ミカは紀元前8世紀、南ユダ王国の預言者です。内には不正義の横行と貧富の差の拡大、外からは帝国アッシリアの侵略という厳しい時代でした。

ミカは国の指導者たちについて、「頭(かしら)たちは賄賂を取って裁判をし、祭司たちは代価を取って教え、預言者たちは金を取って託宣を告げる」(3:11)と痛烈に批判し、民衆の生活と権利を擁護しようとしました。

そして彼は、「正義を行い、慈しみを愛し、へりくだって神と共に歩むこと」(6:8)を主が求めておられる、と訴えました。

そのミカが、「立って、群れを養う」(5:3)救い主の到来を予告したのです。

わたしたちは救い主に守られ養われつつ、ミカの精神に倣いたいと願います。