
アンナ(レンブラント画)
2025年2月2日(日)被献日 ルカによる福音書 2:22
さて、モーセの律法に定められた彼らの清めの期間が過ぎたとき、両親はその子を主に献げるため、エルサレムに連れて行った。
2月3日(月) ルカによる福音書 2:25
シメオンという人がいた。この人は正しい人で信仰があつく、イスラエルの慰められるのを待ち望み、聖霊が彼にとどまっていた。
2月4日(火) ルカによる福音書 2:27
シメオンが“霊”に導かれて神殿の境内に入って来たとき、両親は、幼子のためにいけにえを献げようとして、イエスを連れて来た。
2月5日(水) ルカによる福音書 2:28-29
シメオンは幼子を腕に抱き、神をたたえて言った。「主よ、今こそあなたはお言葉どおり、この僕を安らかに去らせてくださいます。」
2月6日(木) ルカによる福音書 2:36
また、アシェル族のファヌエルの娘で、アンナという女預言者がいた。非常に年をとっていた。若いとき嫁いでから七年間夫と共に暮らした。
2月7日(金) ルカによる福音書 2:37
アンナは夫に死に別れ、八十四歳になっていた。彼女は神殿を離れず、断食したり祈ったりして、夜も昼も神に仕えていた。
2月8日(土) ルカによる福音書 2:38
彼女はそのとき、近づいて来て神を賛美し、エルサレムの救いを待ち望んでいる人々皆に幼子のことを話した。
(新共同訳)
(ひとこと)
「彼女は神殿を離れず」(ルカ2:37)とあります。夫を失って以降アンナは、深い悲しみと労苦を経験しつつ、どんなことがあっても神から離れず、神にすがって生きてきたのでしょう。
アンナはそうした中で、いつしか神の声を聞くようになりました。彼女はそれを、苦しみや悲しみを抱えた人々に伝えました。アンナをとおして神の声が聞こえる。それで彼女は預言者と呼ばれるようになったのです。
アンナは、この日、そのエルサレムの神殿で幼子イエスと出会いました。彼女の心に喜びが溢れ、神を賛美せずにはおれませんでした。そしてこの幼子のことを、救いを待ち望んでいる人々に話したのです。