
尹東柱「序詩」自筆
2025年3月16日(日)大斎節第2主日 ルカによる福音書 13:31
ファリサイ派の人々が近寄って来て、イエスに言った。「ここを立ち去ってください。ヘロデがあなたを殺そうとしています。」
3月17日(月) ルカによる福音書 13:32
イエスは言われた。「行って、あの狐に、『今日も明日も、悪霊を追い出し、病気をいやし、三日目にすべてを終える』とわたしが言ったと伝えなさい。」
3月18日(火) ルカによる福音書 13:33
「わたしは今日も明日も、その次の日も自分の道を進まねばならない。預言者がエルサレム以外の所で死ぬことはありえないからだ。」
3月19日(水)聖ヨセフ日 ルカによる福音書 13:34
「めん鳥が雛を羽の下に集めるように、わたしはお前の子らを何度集めようとしたことか。だがお前たちは応じようとしなかった。」
3月20日(木) 詩編 119:59
わたしは自分の道を思い返し、立ち帰ってあなたの定めに足を向けます。
3月21日(金) 箴言 16:9
人間の心は自分の道を計画する。主が一歩一歩を備えてくださる。
3月22日(土) エレミヤ書 26:13
今こそ、お前たちは自分の道と行いを正し、お前たちの神、主の声に聞き従わねばならない。
(新共同訳)
(ひとこと)
「わたしは今日も明日も、その次の日も自分の道を進まねばならない。」
イエスは命の危険が迫っても、安全保身の道を選ばず、神の使命を全うする道を歩みとおされました。
今年2月16日、福岡刑務所で獄死して80年を迎えた韓国・朝鮮の詩人・尹東柱(ユン・ドンジュ)は、
「星をうたう心で/すべての死んでゆくものを愛さなければ
そしてわたしに与えられた道を/歩みゆかねば」
と歌いました(「序詩」1941)。
尹東柱の中には、イエスの祈りと決意が生きて働いていたと感じられます。
尹東柱については次をご覧ください。
https://johnizaya.com/archives/5422/
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