
2025年3月23日(日)大斎節第3主日 出エジプト記 3:7
主は言われた。「わたしは、わたしの民の苦しみをつぶさに見、追い使う者のゆえに叫ぶ彼らの叫び声を聞き、その痛みを知った。」
3月24日(月) 出エジプト記 3:8
「それゆえわたしは降(くだ)って行き、エジプト人の手から彼らを救い出し、この国から、広々としたすばらしい土地へ彼らを導き上る。」
3月25日(火)聖マリヤへのみ告げの日 出エジプト記 3:9
「見よ、イスラエルの人々の叫び声が、今、わたしのもとに届いた。また、エジプト人が彼らを圧迫する有様を見た。」
3月26日(水) 出エジプト記 3:10
「今、行きなさい。わたしはあなたをファラオのもとに遣わす。わが民イスラエルの人々をエジプトから連れ出すのだ。」
3月27日(木) 出エジプト記 3:11
モーセは神に言った。「わたしは何者でしょう。どうして、ファラオのもとに行き、しかもイスラエルの人々をエジプトから導き出さねばならないのですか。」
3月28日(金) 出エジプト記 3:12
神は言われた。「わたしは必ずあなたと共にいる。あなたが民をエジプトから導き出したとき、あなたたちはこの山で神に仕える。」
3月29日(土) 出エジプト記 3:14
神は言われた。「イスラエルの人々にこう言うがよい。『わたしはある』という方がわたしをあなたたちに遣わされたのだと。」
(新共同訳)
(ひとこと)
出エジプト記第3章は、神によるモーセの召命の場面です。
主なる神はモーセに出会って語りかけ、奴隷の生活に苦しむイスラエルの民を救い出すように命じられます。
そのとき主は、「わたしは、わたしの民の苦しみをつぶさに見」、「追い使う者のゆえに叫ぶ彼らの叫び声を聞き」、「その痛みを知った」と、三重の表現をされました。
主は民の苦しみを「見」、叫びを「聞き」、痛みを「知られた」。もはや主はその現実を放置できません。モーセを召して、彼をとおして救いの行動を起こされます。
今日の世界と人の苦しみの現実を、神が見、聞き、知って、救いの業を起こしてくださいますように。その中にわたしたちを用いてくださいますように。