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2025年11月2日(日)聖霊降臨後第21主日 諸魂日  シラ書 44:10
慈悲深い先祖たちの正しい行いは、忘れ去られることはなかった。

11月3日(月)                  シラ書 44:14
先祖たちのなきがらは安らかに葬られ、その名はいつまでも生き続ける。

11月4日(火)                  創世記 25:8
アブラハムは長寿を全うして息を引き取り、満ち足りて死に、先祖の列に加えられた。

11月5日(水)                 列王記上 8:57
わたしたちの神、主は先祖と共にいてくださった。またわたしたちと共にいてくださるように。わたしたちを見捨てることも、見放すこともなさらないように。

11月6日(木)                 列王記上 21:3
ナボトはアハブに、「先祖から伝わる嗣業の土地を譲ることなど、主にかけてわたしにはできません」と言った。

11月7日(金)                使徒言行録 5:30
「わたしたちの先祖の神は、あなたがたが木につけて殺したイエスを復活させられました。」

11月8日(土)            ヘブライ人への手紙 1:1-2
神は、かつて預言者たちによって、多くのしかたで先祖に語られたが、この終わりの時代には、御子によってわたしたちに語られました。

(新共同訳)

(ひとこと)
11月1日は諸聖徒日、11月2日はすべての逝去者を記念する諸魂日です。

旧約聖書続編にあるシラ書第44章は「先祖たちへの賛歌」です。その中には「後世に名を残した」者たちのほかに、「忘れ去られた者もある」と歌われます。

わたしたちにとって大切なことは、神が、人には忘れ去られた者を、ひとり残さず覚えていてくださる、ということです。

遠い昔の神学生のとき、一度だけ無教会の集会に出席したことがありました。ある会館の一室でした。開始15分前にはほぼ満席となり、そこには静けさと祈りの空気が満ちていたことを思い出します。

その日の聖書講義の内容は忘れましたが、当日取り上げられた聖書の言葉「神は不義な方ではないので、あなたがたの働きや……神の名のために示したあの愛をお忘れになるようなことはありません」(ヘブライ人への手紙6:10)という言葉は、今もわたしの心に刻まれています。