Comfort Ye 井田 泉

Comfort Ye(慰めよ、あなたがたが) 旧約聖書・イザヤ書第40章1節

幼稚園・子ども

モーセ物語〜旧約聖書・出エジプト記から〜

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親愛幼稚園の礼拝でのお話です。計3回。
2017年10月〜11月。

昔々遠い昔、神さまを信じていたイスラエルの人たちはエジプトで暮らしていました。イスラエルの人たちとエジプトの人たちは仲良く暮らしていたのです。ところが悪い王さまが現れて、恐ろしい命令を出しました。「イスラエルの家に男の子が生まれたら、ナイル川に投げ込んでしまえ」。

そのころ、レビさんというイスラエルの人の家に赤ちゃんが生まれました。男の子でした。とってもうれしかったけれども、とても心配です。悪い王さまに見つかったら捕まえられてしまいます。

ずっと赤ちゃんを家の中に隠していました。でも赤ちゃんは泣きます。どうしよう。お母さんはお祈りしました。お父さんはお祈りしました。お姉さんのミリアムさんもお祈りしました。「どうか赤ちゃんを助けてください。」
……

全文 → モーセ物語

親愛幼稚園園内研修「聖書のおはなし」2016/08/18

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親愛幼稚園では本日(2016/08/18)、全職員で園内研修を行いました。

最初に礼拝堂に集まり、礼拝の意味や流れ、役割を確かめた後、2学期の始業礼拝を行いました。

その後、シオンホールに場所を移し、幼稚園礼拝での「聖書のおはなし」の意味や作り方について学びました。

テーマは「五つのパンと二匹の魚」 (マルコ6:30-44)

グループに分かれて話し合った後、最後に二人の先生が皆の前で実際にお話をし、分かち合いをしました。

いろんな感想や質疑応答も出されて、キリスト教幼稚園ならではの意味深い研修になったことを感謝します。

今日用いた資料を、礼拝の式文も含めてここに掲載します。

親愛幼稚園園内研修「聖書のおはなし」2016/08/18

イエスの服にさわった女の人

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2016/07/01 親愛幼稚園

♪手をのばして主にふれよう
という歌を知っていますか? 「主」とはイエスさまのことです。今日はほんとうに手を伸ばしてイエスさまに触った人のお話です。

ある女の人がいました。ずっと病気で、もう12年ものあいだ苦しんでしました。おなかが痛くて、そのうえ血が出るのです。いろんなお医者さんにかかったけれども、少しもよくなりませんでした。
「イエスさまが来られたよ!」という声がしました。

ひょっとしたらイエスさまなら自分の病気を治してくださるかもしれないと思って、外に出ました。とてもたくさんの人が集まっています。ずっと前のほうを見てみると、あれがイエスさまだ!とわかりました。それで女の人は後ろからついて行きました。いっぱいの人です。人に当たったりつまずいたりしながら、女の人はだんだんイエスさまに後ろから近づいて行きました。

そして後ろからこっそり、イエスさまの着ておられる服に触りました。すると、おなかが楽になって、気持ちよくなって、元気が湧いてきました。「病気が治った!」 女の人はそのまま後ろを向いてそのまま帰ろうとしました。

ところがそのとき、イエスさまが立ち止まって振り向いて、「だれかがわたしの服に触ったね」と言われました。女の人はドキッととしました。

だれかが言いました。「イエスさま、こんなにたくさんの人なのに、だれが触ったかわかりませんよ」

「いや、たしかにわたしの服に触った人がいる」と言って、イエスさまは探しておられる様子でした。

女の人はこわくなって、進み出て「わたしです。わたしが触りました」と言いました。

イエスさまはその人を叱られるかなあ?

するとイエスさまはにっこりしてその女の人に言われました。

「わたしを信じてくれてよかった。安心していいよ。これからは元気でいなさいね。神さまがあなたをいつまでも守ってくださるように。」

女の人はとてもうれしかった。病気が治ったこともうれしかったし、それ以上に、やさしいイエスさまに出会えたことがうれしかった。元気が出ました。イエスさま、ありがとうございます。イエスさまに出会えたことは、その人には一生の宝になりました。

わたしたちも、やさしいイエスさまにお会いできますように。

(新約聖書・マルコによる福音書第5章から)

わたしが共にいる──ヤコブの見た階段

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創世記28:10-22

2016/01/22 親愛幼稚園

 遠い昔のお話です。あるところにエサウさんとヤコブさんという兄弟がいました。ふたりは双子でした。エサウさんがお兄さん、ヤコブさんが弟です。
 あるとき、ふたりは大げんかしました。お兄さんのエサウはものすごく怒りました。あまりにその怒り方がひどくて、エサウは弟のヤコブを殴り倒してしまいそうでした。
 心配したお母さんがヤコブに言いました。
「ヤコブや、エサウ兄さんの怒りがとけるまで、しばらく伯父さんの家に行っておいで」

  
おはなし全文

イエスさまを抱いたアンナさん

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2016年1月9日、親愛幼稚園の礼拝でのおはなし。

 イエスさまが赤ちゃんのときのお話です。
 昔エルサレムにアンナさんというおばあさんがいました。
 アンナさんは若いときに結婚したのですが、やがてそのだんなさんが亡くなってしまい、それからはずっとひとりでくらしていました。
 悲しいこと、つらいことがいっぱいありました。アンナさんはいっしょうけんめいお祈りしました。神さまが助けてくださいました。神さまが守っていてくださいました。アンナさんは毎日、聖書を読んでお祈りしながら、困っている人たちを助けて暮らしていました。
……

おはなし全文はここ

黄金をささげたメルキオール

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2016年1月7日、親愛幼稚園の礼拝でのおはなし。

イエスさまがお生まれになったのは12月25日でした。
イエスさまを拝みにやって来たのは、羊飼いたち。そしてその後に遠い東の国から3人の博士がやってきました。その日がいつだったかと言うと、1月6日。きのうがその日だったのです。
何をイエスさまにプレゼントしたかというと、黄金、乳香、没薬ですね。その中で黄金をささげた人のお話をします。その名前はメルキオールという人です。
……

おはなし全文はここ

イエスは一人の子どもの手を取って

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2015年9月20日(日)、奈良基督教会での説教です。

この説教の後、幼子の祝福、続いて幼子の洗礼を行いました。

イエスは一人の子どもの手を取って

ヨナ物語

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旧約聖書のヨナ物語です。
親愛幼稚園お泊まりキャンプ(2015/07/09〜10)でのおはなし。

 昔々、ヨナさんという人がいました。ヨナさんはこんな話を聞きました。
──東のほうにニネベという大きな町があって、ニネベの人たちはとても悪いことばかりしているというのです。人をいじめたり、いじわるをしたり、泥棒をしたり、人をなぐったり蹴ったりしている。神さまのことなんか忘れて、お祈りもぜんぜんしないそうです。
 その話を聞いたヨナさんは、「ニネベなんか大嫌いだ、ニネベの人なんかぜんぶ死んでしまえばいい」と思っていました。
 ところがある日、神さまの声が聞えました。
「ヨナさん、あなたはこれからニネベに出かけて行って、『みんな悪いことをやめなさい』とお話ししてきなさい」。
 けれどもヨナさんはいやでした。だれがあんな大嫌いなニネベなんかに行くもんか。
 ……

  →全文はこちら


シメオンさんとアンナさん

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 幼稚園でのおはなし。

 エルサレムにシメオンさんというおじいさんがいました。とても年をとっていました。悲しいこと、つらいことがたくさんありました。けれどもシメオンさんは、神さまを信じて、毎日聖書を読み、お祈りしながら暮らしていました。
 あるとき神さまの声が聞こえました。

 「シメオンさん、あなたはわたしが遣わす
 救い主に会えるでしょう。」

 シメオンさんはそれを毎日、楽しみにしながら待っていました。
……

シメオンさんとアンナさん

若草山遠足 2014/02/28

本日、親愛幼稚園の若草山卒園遠足がありました。
写真をいくつか掲載しました。

若草山卒園遠足

シューベルト「詩編第23編」

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6月19日(水)の親愛幼稚園のマリア会(保護者対象の聖書の会)でシューベルトの合唱曲「詩編第23編」を聞きました。

次をご覧ください。
園長コラム シューベルト「詩編第23編」

次回は7月10日(水)9:30〜

幼稚園の年長さんのお泊まりキャンプ(キャンプファイヤー)にちなみ、「聖書の中の火」の話をする予定ですが、シューベルトの「ドイツミサ曲」の一部も聞いてみたいと思っています。

祝福してくださるイエスさま

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 イエスさまは復活してから何度も弟子たちの前に現れて、ご自分が生きておられることを示されました。

 そして40日目、弟子たちを連れてオリーブ山に上られたイエスさまは、両手を上げてみんなを祝福し、祝福しながら天に上げられた、と聖書には記されています。

 イエスさまの祝福を受けた人びとは、たとえ目には見えなくても、イエスさまの祝福が自分たちを包み、支え、励ましていてくださることをはっきりと感じていました。

 イエスさまの祝福をわたしたちも感じることができる。経験することができる──その場所が礼拝堂です。

 80数年前、イエスさまの祝福を感じてそれに動かされた人々が、祈りをこめ、精魂傾けて建てたのが奈良基督教会(親愛幼稚園)礼拝堂です。世界に二つとない和風、木造のこの礼拝堂には、何千、何万という人々の祈りが積み重ねられており、その祈りを喜んで受けとめてくださる神さまの愛の光が満ちています。その光は、わたしたちを祝福し、育んでくれます。

(1930年に完成した礼拝堂・園舎・渡り廊下は国の登録有形文化財に指定されています。)

○これは親愛幼稚園「母の会だより」のために書いたものです。

シメオンさんとアンナさん

ルカ2:22‐38

2013年1月25日
2013年2月2日

奈良基督教会・親愛幼稚園にて

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シメオンさん

 エルサレムにシメオンさんというおじいさんがいました。とても年をとっていました。悲しいこと、つらいことがたくさんありました。けれどもシメオンさんは、神さまを信じて、毎日聖書を読み、お祈りしながら暮らしていました。

 あるとき神さまの声が聞こえました。
「シメオンさん、あなたはわたしが遣わす救い主に会えるでしょう。」

 シメオンさんはそれを毎日楽しみにしながら待っていました。神さまのところから来られる救い主はどんな方だろう。いつ、どこでお会いできるのだろう。神さま、早く救い主に会わせてください、とお祈りしながら待っていました。

 ある日のこと、シメオンさんは朝から「今日はお祈りしたい」という気持がとてもして、エルサレムの神殿(大きな礼拝堂)に出かけて行きました。シメオンさんが神殿にやってきたとき、そこに赤ちゃんを抱いた若い女の人と、お父さんらしい人がそこに入って来ました。

 その赤ちゃんを見たとき、シメオンさんはなぜか胸がドキドキしてきました。喜びでいっぱいになりました。あまりにうれしくて目から涙が出てきました。

 シメオンさんは、赤ちゃんのお母さんに「その赤ちゃんを抱かせてください」と言って、赤ちゃんを抱きました。
待っていてよかった。生きていてよかった。神さまを信じていてよかった。シメオンさんは今まででいちばんしあわせでした。神さま、わたしはもういつでも神さまのところに行くことができます。あなたが約束してくださった救い主にお会いできたのですから。
 
 するとシメオンさんの口から歌が生れてきました。

♪主よ、今こそあなたはみ言葉のとおり
 僕を安らかに去らせてくださる
 わたしはこの目で 主の救いを見た。
 これは主が 万民のために備えられた救い
 すべての人を照らす光 み民イスラエルの栄光


 その赤ちゃんとはだれでしょう。イエスさまです。お母さんはマリアさん、お父さんはヨセフさんです。イエスさまは世界中を幸せにするためにおいでになったのです。

 (祈り) 神さま、わたしたちに救い主イエスさまを送ってくださってありがとうございます。イエスさまがどんなときも一緒にいてくださいますように。アーメン

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アンナさん

 昔エルサレムにアンナさんというおばあさんがいました。

 アンナさんは若いときに結婚したのですが、やがてだんなさんが亡くなってしまい、それからはずっとひとりで暮らしていました。

 悲しいこと、つらいことがいっぱいありました。アンナさんはいっしょうけんめい祈りました。神さまが助けてくださいました。神さまが守っていてくださいました。アンナさんは毎日、聖書を読んで、毎日心からお祈りしながら暮らしていました。また困っている人のために力になってあげました。

 そうしているうちに、不思議なことにアンナさんにはやがて神さまの声が聞こえるようになりました。聖書から神さまのやさしい声が、時にはきびしい声が聞こえてきます。アンナさんは、その神さまの言葉を他の人に教えてあげました。するとみんなは元気になりました。

 それでみんなはアンナさんのことを「預言者」と呼ぶようになりました。預言者というのは、神さまの言葉を知らせてくれる人です。イザヤさんという人も預言者でした。救い主イエスさまの誕生のことを、ずっと前に教えてくれた人ですね。

 そのアンナさんはだんだん年が行って、84歳のおばあさんになりました。

 アンナさんは毎日毎日神殿(大きな礼拝堂)に行ってお祈りしていました。アンナさんは今日も神殿にお祈りにやってきました。するとそこに、おじいさんが赤ちゃんを抱いています。おじいさんはその赤ちゃんを、大切にそのお母さんに返しました。その赤ちゃんはだれかな(イエスさま)。おじいさんはだれかな(シメオンさん)。お母さんはマリアさん。

 赤ちゃんがあまりにかわいかったので、アンナさんはその赤ちゃんを抱かせてもらいました。
 するとアンナさんはとっても幸せな気持ちになりました。

 赤ちゃんを見ていると、赤ちゃんを抱いていると、不思議なことに神さまの顔が見えてくるみたいなのです。
 アンナさんはわかりました。この赤ちゃんが、神さまがみんなを救うために送ってくださった救い主だ、と。

 アンナさんは、この不思議な赤ちゃんのことを、エルサレムの町中の人々に知らせてあげました。それを聞いた人々は、イエスさまが大きくなるのをとても楽しみに待っていました。

 (祈り) 神さま、わたしたちもイエスさま見て、一緒に喜べるようにしてください。アーメン

(親愛幼稚園礼拝でのおはなし)

フレーベル「母の歌と愛撫の歌」

今日は親愛幼稚園母の会総会がありました。

近代幼稚園の創始者とされるフレーベルの「母の歌と愛撫の歌」(約50の詩と歌)から最初の曲「母」のごく一部を紹介しました。

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歌詞に「信仰・希望・愛」が出て来ます。

フレーベルがはっきりとキリスト教精神によって幼稚園を創始したことを知らされます。

ペテロの悲しみと喜び(幼稚園でのおはなし)

 ある木曜日の夕方、イエスさまは弟子たちと一緒に最後の食事をされました。
 そのときイエスさまはみんなに言われました。

 「もう皆とはお別れだ。だれかが来て、わたしを連れて行ってします。」

 するとペテロさんは言いました。
 「いいえ、イエスさま、わたしはどんなことがあってもイエスさまについていきます。」

 食事が終わって、皆で聖歌を歌った後、イエスさまは近くに山に登って行かれました。弟子たちもついていきました。
 イエスさまは山の中でお祈りしておられました。
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 すると向こうから、剣や槍や棒を持った人たちがやって来て、イエスさまを捕まえて連れて行ってしまいました。弟子たちは皆逃げてしまいました。

 ペテロさんはそっと、見つからないように、後からついていきました。

 イエスさまが連れて行かれた大きなお屋敷には庭がありました。その庭では焚き火をしていました。寒かったので皆で焚き火に当たっていました。

 ペテロさんも知らん顔をして一緒に火に当たっていました。
 するとそこにいた人がペテロさんの顔を見て言いました。
 「お前はイエスの仲間だろう!」
 ペテロさんは思わず「いいえ、違います」と言いました。
 
 しばらくすると別の人がまた言いました。
 「あなたはイエスの仲間でしょう!」
 「違います。イエスなんて人は知りません!」

 ペテロさんはウソをついてしまったのです。ペテロさんは逃げて飛び出してしまいました。
 けれどもペテロさんは、自分がウソをついたこと、イエスさまを裏切ってしまったことが悲しくて、苦しくてどうしたらよいかわかりませんでした。

 それからしばらくしてペテロさんは故郷に帰りました。ペテロさんはもともとガリラヤ湖という湖の漁師さんだったのです。

 ある晩、仲間の弟子たちと一緒に舟に乗って魚をとろうとしたけれど、一晩かかって1匹もとれずに、朝になって疲れて舟の中で寝てしまっていました。

 すると陸の方からだれかが呼ぶ声がします。
 「おーい、何か食べるものはあるか……?」
 「ありませーん!」

 ペテロさんたちが急いで陸に上がってみると、それはイエスさまだったのです。
 イエスさまは魚を焼いて、パンを用意して朝ご飯を用意していてくださったのです。
 とてもおいしかった。

 でもペテロさんは、自分がウソをついたこと、イエスさまを知らないと言ったことがとても気になっていました。
 心の中で言いました。
 「イエスさま、ゆるしてください」

 イエスさまはペテロさんに言われました。

 「ペテロさん。あなたはどこへ行っても、あなたのまわりの小さな人たちを守ってあげなさい」
 イエスさまはペテロさんをゆるしてくださいました。ゆるしてくださっただけではなく、大切な役目をくださいました。
 「どこへ行っても、まわりの小さな人たちを守ってあげなさい」

 ペテロさんはとてもうれしかった。これからはまちがったことを繰り返さずに、イエスさまが言われたことを大切にしていこうと決心したのでした。

(2012/03/15 聖三一幼稚園)

嵐を静めたイエスさま

(幼稚園の礼拝でのお話です)

マルコ4:35‐41

ずっと昔、36年くらい前ですが、そのころ先生はまだ学生で、将来牧師になるために東京の学校の寮に暮らしていました。

ある晩、風邪を引いたのかとてもしんどくて具合が悪くて、部屋のベッドに横になっていました。
横になっていてもとても苦しくてしんどかったのです。身体が苦しいだけではなくて、とても心配なことがあって心の中が嵐です。頭がぐるぐる回るような感じでした。

そうするうちにふと、聖書の話を思い出しました。

「向こう岸へ渡ろう」とイエスさまがおっしゃって、弟子たちみんなはイエスさまと一緒に舟に乗り込みました。もう夕方でだんだん暗くなってきています。弟子たちは舟を漕いで、舟はずっと沖へ沖へと進んで行きます。もう真っ暗です。

ゴーゴー ビュービュー
風が吹き始めました。

ゴーゴー ビュービュー
ひどい風で舟が揺れます。波が舟に打ち寄せてきます。

ガリラヤ湖の朝
ゴーゴー ビュービュー
ドシーン ドブーン
舟が大きく揺れて立っていられません。
海の水が舟の中に入ってきます

ドーン グラグラ
ドブーン グラグラ
こわい! このままでは舟はひっくり返って沈んでします。死んでしまう。

イエスさまは?

イエスさまは、舟の中で寝ておられました。

弟子たちはイエスさまを起こして叫びました。
「イエスさま、わたしたちがおぼれてもかまわないのですか!」

するとイエスさまは起き上がって、風を叱って湖に
「黙れ、静まれ」
と言われました。

すると風も波もすーっとおさまって、海は静かになりました。

「黙れ、静まれ」というイエスさまの声がはっきり聞こえて、そのとき先生はイエスさまに叱られたと思いました。心が静かになりました。身体も楽になりました。

イエスさまが一緒にいてくださることを忘れていた。
どんなことがあっても、どんなときにも、イエスさまが一緒にいてくださることがわかったのです。

イエスさま、どんなときにも、どんな心配な困ったことがあっても、一緒にいてわたしたちを守ってください。アーメン

(2012/02/23 聖三一幼稚園)

アンナさんのおはなし

ルカ2:36‐36

 昔エルサレムにアンナさんというおばあさんがいました。

 アンナさんは若いときに結婚したのですが、やがてそのだんなさんが亡くなってしまい、それからはずっとひとりでくらしていました。

 悲しいこと、つらいことがいっぱいありました。アンナさんはいっしょうけんめい祈りました。神さまが助けてくださいました。神さまが守っていてくださいました。アンナさんは毎日、聖書を読んで、毎日心からお祈りしながら暮らしていました。
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 そうしているうちに、不思議なことにアンナさんにはやがて神さまの声が聞こえるようになりました。聖書から神さまのやさしい声が聞こえてくる。それでアンナさんは神さまの言葉を他の人に教えてあげました。するとみんなは元気になりました。

 それでみんなはアンナさんのことを「預言者」と呼ぶようになりました。預言者というのは、神さまの言葉を知らせてくれる人ですね。イザヤさんという人も預言者でした。救い主イエスさまの誕生のことを、ずっと前に教えてくれた人ですね。

 そのアンナさんはだんだん年が行って、84歳のおばあさんになりました。

 アンナさんは毎日毎日エルサレムの神殿(大きな礼拝堂です)でお祈りしていました。

 アンナさんは今日も神殿にお祈りにやってきました。するとそこに、おじいさんが赤ちゃんを抱いています。おじいさんはその赤ちゃんを、大切にそのお母さんに返しました。その赤ちゃんはだれかな(イエスさま)。おじいさんはだれかな(シメオンさん)。お母さんはマリアさん。赤ちゃんがあまりにかわいかったので、アンナさんはその赤ちゃんを抱かせてもらいました。

 するとアンナさんはとっても幸せな気持ちになりました。

 赤ちゃんを見ていると赤ちゃんを抱いていると、不思議なことにやさしい神さまの顔が見えてくるみたいなのです。

 アンナさんはわかりました。この赤ちゃんが、神さまがみんなを救うために、世界中の人を助けるために送ってくださった救い主だ。

 アンナさんは、この不思議な赤ちゃんのことを、エルサレムの町の人々に知らせてあげました。それを聞いた人々は、イエスさまが大きくなるのをとても楽しみに待っていました。

(2011/01/20 聖三一幼稚園)

シメオンさん(幼稚園でのおはなし)

ルカ2:25

 この前はイエスさまが名前を付けられたお話をしました。12月25日にお生まれになったイエスさまは、1週間が過ぎて1月1日に、「イエス」という名前をつけられたのでした。今日のお話は、それからひと月ほどたった2月2日のことです。

 エルサレムにシメオンさんというおじいさんがいました。とても年をとっていました。悲しいこと、つらいことがたくさんありました。けれども神さまにずっと守られていました。シメオンさんは神さまを信じて、毎日聖書を読み、お祈りしながら暮らしていました。

 あるとき神さまの声が聞こえました。「シメオンさん、あなたはわたしが遣わす救い主に会えるでしょう。」

 シメオンさんはそれを毎日楽しみにしながら待っていました。神さまのところから来られる救い主はどんな方だろう。いつ、どこでお会いできるのだろう。神さま、早く救い主に会わせてください、とお祈りしながら待っていました。
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 ある日のこと、シメオンさんは朝から、今日はお祈りしたい、という気持がとてもして、エルサレムの神殿(大きな礼拝堂)に出かけて行きました。シメオンさんがエルサレムの神殿にやってきたとき、そこに赤ちゃんを抱いた若い女の人と、お父さんらしい人がそこに入って来ました。

 その赤ちゃんを見たとき、シメオンさんはなぜか胸がドキドキしてきました。喜びでいっぱいになりました。あまりにうれしくて目から涙が出てきました。
 シメオンさんは、赤ちゃんのお母さんに「その赤ちゃんを抱かせてください」と言って、赤ちゃんを抱きました。待っていてよかった。生きていてよかった。神さまを信じていてよかった。シメオンさんは今まででいちばんしあわせでした。神さま、わたしはもういつでも神さまのところに行くことができます。あなたが約束してくださった救い主にお会いできたのですから。

 するとシメオンさんの口から歌が生れてきました。

「主よ、今こそあなたはみ言葉のとおり、僕を安らかに去らせてくださる
わたしはこの目で 主の救いを見た。
これは主が 万民のために備えられた救い
すべての人を照らす光 み民イスラエルの栄光
栄光は 父と子と聖霊に
初めのように、いまも 世々にかぎりなく アーメン」

 その赤ちゃんとはだれでしょう。イエスさまです。お母さんはマリアさん、お父さんはヨセフさんです。

 イエスさまは世界中を幸せにするためにおいでになったのです。

 神さま、わたしたちに救い主イエスさまを送ってくださってありがとうございます。 
 イエスさまがどんなときも一緒にいてくださいますように。

聖三一幼稚園 2012/01/19

クリスマスの歌をうたいましょう(聖三一幼稚園)

イエスさまのお誕生をお祝いするクリスマスの準備が始まっています。
ばら組とすみれ組は聖劇(クリスマス・ページェント)で、もも組はお歌でお祝いします。

子どもたちがうたっている歌を中心にクリスマスの歌をご紹介し、その元になっている聖書の物語にも触れつつ、ご一緒に楽しいひとときを過したいと思います。ぜひご参加ください。
ChristmasTree
11月24日(木)10:45〜11:30
    ベストリー(教会2階、礼拝堂の前の部屋)にて

韓国語初歩を学ぶ講座は5名ほどで始まりました。
今年の予定は、12月1日(木)、8日(木)、いずれも10:45から。
歌や詩もご紹介します。単発参加も歓迎しますのでお気軽にどうぞ。

聖三一幼稚園 園長 井田 泉

最初の収穫感謝祭

(聖三一幼稚園の収穫感謝祭でのおはなし 2011/11/17)

 ずっと昔、遠い昔のおはなしです。

 イスラエルの国に大飢饉が起こって、食べ物がなくなってしまいました。このままでは暮らしていけません。そこでイスラエルの人々は遠いエジプトの国に行って暮らすようになりました。エジプトの王さまは外国から来たイスラエルの人たちの親切にしてくれたので、イスラエルの人たちとエジプトの人たちは仲良く暮らしていました。

 そうして何百年たったとき、エジプトに新しい王さまが現れました。新しい王さまは、イスラエルの人々をいじめて、とてもひどい目にあわせたので、イスラエルの人々はとても苦しみました。

 神さまはイスラエルの人々を助け出そうと決心されました。モーセさんという人が、神さまから力をいただいて、イスラエルの皆をエジプトから連れ出したのです。たくさんの人々が一緒です。みんなの故郷に帰ろう。

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 ところが前は海、後ろからはエジプトの軍隊が追いかけてきます。どうしよう、もうだめだ、と思ったとき、モーセ
さんが海に向かって杖を伸ばしました。すると海の水が右と左に分れて、海の中に道ができました。それでイスラエルの人々は向う側に渡ることできました。

 故郷はまだまだ遠い。食べ物がなくなってきたり、水がなかったり、敵が攻めて来たり、とってもこわい、心配なことがたくさんありました。けれども神さまが守ってくださって、みんなで力を合わせ、お祈りしながら旅を続けました。

 40年の間旅をして、とうとう、昔の先祖、自分たちのおじいさんのおじいさんのおじいさんのそのまたおじいさんが、自分たちのおばあさんのおばあさんのおばあさんのそのまたおばあさんが暮らしていた故郷に着きました。

 皆は畑を作って、麦の種を蒔きました。秋になって麦がいっぱいできました。リンゴもみかんもぶどうもたくさんできました。
 できたから食べよう。

 でもその前にする大切なことがあります。収穫感謝祭です。
 麦とミカンとりんごとぶどうと、とれた野菜や果物を神さまの前に持って行ってお捧げしました。

「神さま、長い旅の間わたしたちを守ってくださってありがとうございました。また麦もりんごもミカンもぶどうもありがとうございます。今、これを神さまの前にお捧げします。どうか受け取ってください。」
 
 すると神さまはとても喜ばれました。
 そのとき、神さまの声が聞こえました。

「皆の中に、貧しい人はいないか。外国から来て苦労している人はいないか。弱っている人、悲しんでいる人はいないか。その人たちが仲間はずれにならないように、みんなで助けてあげなさい。」

 それで貧しい人、外国の人、弱っている人、悲しいことのある人も呼んできて、皆で礼拝し、その後、一緒にパンを食べ、果物も食べて一緒に喜び合いました。

 神さま、わたしたちを守って、いろんなものをくださっていることを感謝します。今日はわたしたちも果物を持って来て神さまにお捧げしました。どうぞこれを神さま、喜んで受けてください。わたしたちもまた、貧しい人、弱っている人たちのことを大切にし、神さまの前に一緒に喜ぶことができるようにしてください。このお祈りを主イエスさまによってお願いいたします。アーメン

(旧約聖書・申命記第26章から)
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 『日韓キリスト教関係史資料』第3巻の編集
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井田 泉
奈良基督教会牧師
親愛幼稚園園長
富坂キリスト教センター・日韓キリスト教関係史研究会主事
聖公会平和ネットワーク共同代表

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