Comfort Ye 井田 泉

Comfort Ye(慰めよ、あなたがたが) 旧約聖書・イザヤ書第40章1節

旧約聖書続編

知恵は神の友と預言者を育成する ──旧約聖書続編「知恵の書」をひもとく

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2017年7月23日 奈良基督教会
2017年7月25日 奈良朝祷会
旧約聖書続編「知恵の書」についての説教・講話です。

全文 → 知恵は神の友と預言者を育成する ──旧約聖書続編「知恵の書」をひもとく

 旧約聖書続編に「知恵の書」という書物があります。「ソロモンの知恵」とも呼ばれるものですが、あまり触れる機会がないかもしれません。今日は、この「知恵の書」をひもといてみたいと思います。
 この書物は、エジプトのアレクサンドリアのユダヤ人によって書かれたと言われます。イエスさまの誕生より50年前から100年前くらいの間に書かれたそうです。

 まず冒頭はこう始まっています。
「1:1 国を治める者たちよ、義を愛せよ、
善良な心で主を思い、
素直な心で主を求めよ。」


 これは今の日本の為政者、政治家に聞かせたい言葉です。不正、ごまかし、欲望、そして戦争するための国づくり……。どこに義があるのか。どこに善良な心があるのか。
「義」とは、神さまが願われるところを求め、それに従って生きることです。
……

旧約聖書続編・バルク書について (2)

BC628 エレミヤの召命
  622 ヨシヤ王、宗教改革を始める
  597 バビロニア、エルサレムを占領(第1回捕囚)
  593 エゼキエルの召命
  587 バビロニア、エルサレムを破壊、ユダ王国滅亡(第2回捕囚)
  538 ペルシアのクロス王、捕囚の民の帰還および神殿再建を許可

1. 「読んで聞かせた」1:3 「朗読しなさい」1:14

聖書の朗読
  朗読者は自分が意味を受けとめつつ、人にしっかり届けていく。

→ 祈り、嘆きが起こり、また行動が起こった。(イエスの聖書朗読はルカ4:16)

「人々は涙を流し、断食をして主に祈った。また、おのおのの分に応じて金を集め、それを……エルサレムに送った。」1:5‐7

(それは、敗戦、エルサレムの破壊、捕囚という悲劇の歴史の中で起こった出来事。)

・私たちの礼拝も、聖書の言葉によって心が動かされ、行動へと促されるものでありたい。
・個人のこと、身近なことを祈ると共に、私たちが生きている社会、歴史の痛みの中で礼拝をささげたい。

・クランマーの「儀式について」(1549年)
 聖公会の初期。最初の祈祷書編集の基本姿勢

「モーセの律法とは違って、キリストの福音は儀式的な律法ではない。われわれは、表象やかげにしばられてではなく、自由な霊による神礼拝である儀式、礼儀正しい秩序と敬虔な規律を維持する儀式、あるいは人に教えるための顕著で特別な表示によって神への義務を人間の暗い心に思い起こさせるような儀式に満足すべきである。」

 クランマーは、従来の儀式(礼拝の仕方)を一切変えても減らしてもならないとする保守派、反対にすべての儀式をなくそうとする急進派の両方に対して、このように自分の考えを述べた。

「自由な霊による神礼拝である儀式」これが今日でも大切だと思う。
「自由の霊」詩編51:14

2. 罪の告白──民族の罪 1:13、14‐2:10

嘆きの告白と人々への呼びかけ

「主がわたしたちの先祖をエジプトの地から導き出された日から今日に至るまで、わたしたちは神なる主に背き、主を軽んじて、御声に耳を貸しませんでした。」1:19

3. 目の輝き 1:12

「そうすれば、主はわたしたちに力を授け、わたしたちの目に輝きを与えてくださり」

告白と嘆きの祈りの中で主から赦しを受け、目の輝きを取り戻す。

(旧約聖書続編・バルク書を読む会 2010/04/15)

旧約聖書続編・バルク書について (1)

2010/01/21

1. 旧約聖書続編について
新共同訳序文から

2. 旧約聖書続編に関する聖公会の立場
(英国教会宗教条項、通称「三十九箇条」1563)

「私たちは、教会は(ヒエロニムスが述べているように)次の諸書を生活上の模範と道徳上の教訓のために読むが、それらを根拠としてどのような教義をも定めることはしない。」
*ヒエロニムス──340頃〜420。聖書のラテン語訳「ウルガタ」の翻訳者として知られる。

3. バルクという人
ネリヤの子(エレ36:4ほか)。預言者エレミヤの協力者。20年あまりエレミヤと労苦を共にし,その活動を助けた。

エレミヤはしばしば活動を禁止され、自ら動けない状況を強いられたが、バルクはエレミヤの言葉を口述筆記し、それを人々の間で読み上げた。こうして神の言葉はその時代の人々にもたらされたばかりではなく、今日の私たちにも伝えられることになった。

○エレミヤ書第36章

4. バルク書
旧約聖書外典、カトリックでは第二正典とされている。
ネリヤの子バルクが、バビロンで、捕囚の民を励ますために記したもの(1:1)とされる。

BC628 エレミヤの召命
  622 ヨシヤ王、宗教改革を始める
  597 バビロニア、エルサレムを占領(第1回捕囚)
  593 エゼキエルの召命
  587 バビロニア、エルサレムを破壊、ユダ王国滅亡(第2回捕囚)
  538 ペルシアのクロス王、捕囚の民の帰還および神殿再建を許可

(「旧約聖書続編・バルク書を読む会」のレジュメに手を加えたものです。)
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奈良基督教会牧師
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