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三島で、「伊豆半島ジオパークをいけばなで表現」第7回三島古流展が行われました。
三島古流家元で伊豆半島ジオパーク公認ジオガイドでもある、鈴木さんの展示会です!

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伊豆半島ジオパークの中にある不思議で美しい景色、その上で暮らす人々がつくり出した特産や文化などを、なんといけばなで表現してしまおうというチャレンジです。すごい!

17点の作品では、伊豆半島各地のジオサイトや特産品がモチーフになっています。
全部を紹介したいところですが、今日は一部だけにしますね。

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伊東市の大室山から城ヶ崎海岸です。
奥に生けられているのはススキに覆われた大室山、大室山のすぐ下にはサボテンが。
そうか!シャボテン公園かっ!

手前の方には、ちょっと変わった花器に生けられたイソギクやトベラがあります。
イソギクやトベラは城ヶ崎海岸に行くとたくさんお目にかかれますね。
今回のいけばな展では、ジオサイトの近くに自生しているお花を生けてあるのだそうです。なんというこだわり。

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イソギクとトベラが生けられている花器はちょっと変わったかたちです。
これを見てピンときた人はなかなかすごいです。

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空から見た城ヶ崎海岸と大室山です。
城ヶ崎海岸のカタチ、さっきの花器とそっくりですね。大室山から流れ出した溶岩が海に流れ込んでできたでこぼこの海岸です。
この花器、なんと今回の展示会用に新しく作ったのだそうです。

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お花の中に隠された、ジオサイトの風景のヒミツは、ジオガイドさん達が教えてくれました。
「北伊豆地震のときには丹那断層のうごきで水路がずらされてしまったんですよー」

こういうお話を聞きながら作品を鑑賞すると、また味わい深いのです。
現地にも行ってみたくなっちゃいます。

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長泉町と沼津市のあいだにある鮎壺の滝です。
1万年前の富士山の溶岩を流れ落ちる滝の姿がステキ。水しぶきが目に浮かびます。

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これ、何の花かわかりますか?

伊豆の特産「わさび」です。
浄蓮の滝のすぐ下流にあるわさび沢ですね!

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こちらの作品は、まわりに6角形に整えられたダイコンやニンジンが並んでいます。
これはどこかで見たことがあります。

下田の爪木崎俵磯の柱状節理です。
爪木崎に群生しているスイセンも生けられています。
そういえばそろそろ爪木崎の水仙まつりもはじまりますね。

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ちょうど下田 さいとうスクールのジオ冒険団が来ていましたので柱状節理のポーズをとってもらいました。
しまった、作品が見えない(´・ω・`)
ジオ冒険団のみんなは、会場近くの三島溶岩も楽しんでいったようですね。

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こちらの作品はなんだか様子がヘンです。
沼津市戸田のタカアシガニ(の殻)や戸田塩などが生けて?あります。
よく見ると、うな重やみかんもあります・・・

この写真は作品の一部分だけですが、作品全体に伊豆の特産品がちりばめられていました。
こういうのは、現代いけばな、というそうです。

なんと、ジオパークのパンフレットも作品の一部になっていました。
おそるおそる、1枚だけもらってきました。

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ジオサイトの景色を表現したいけばなでしたが、キレイだったり便利だったりする自然の造形は、自然災害と表裏の関係でもあります。
展示会場には、国土交通省沼津河川国道事務所からお借りした、狩野川台風や東日本大震災にかんするパネル展示もありました。

個性的な自然の姿だけでなく、その恵みや災害まで、この展示会には伊豆半島のすがたがぎゅっと詰まっていました。