最近、災害の被害において「想定外」と言う言葉が、よく使われる。責任逃れとまでは言わないが、日本の科学技術は、これで良いのかと思う。ちょうと1年経過した能登半島地震を実例として「地震と想定」について考えてみる。
参考記事(1)「石川県の地震想定 27年前のまま“災害度低い”と防災計画に」(NHK:2024年2月1日)では『能登半島沖で想定される地震については、27年前に設定された能登半島北方沖を震源とするマグニチュード7.0の地震で、今回よりも規模が小さく、「ごく局地的な災害で災害度は低い」と評価していました。』とされ、実際の地震の災害度は外れたが、具体的に【マグニチュード7.0の地震】を「想定」していたと明確に記載されています。住居は、当然「地盤」と「建物」で一体ですから、能登半島においての「想定」は【マグニチュード7.0の地震】です。
さて、この「地震と想定」について、当マンションのケースを、これまでの議事録から考えてみます。
まず、「建物」については『当マンションは新耐震基準制定後(1981年~)に建てられており、その耐震基準では人命の確保のため、大地震でも建物が倒壊・崩壊しない(ひび割れは許容)ことが定められています。地質学において「大地震」はマグニチュード7.0以上(目安として震度6強程度)と示されています。』(2024年6月23日理事会議事録:下記写真参照)となっています。すなわち、「建物」に関しては「大地震」(マグニチュード7.0以上)を「想定」しているとの管理会社コンサルタントによる明解な回答があります。 (続く)人気ブログランキング
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