2年生は、3限が国語の授業でした。今日は、出雲崎町地域おこし協力隊S.Y.様のコーディネートで、「ブランチキャンパス」を開催することができました。新潟大学から、准教授のM.T.先生とその研究室に所属する2名の学生さんが、S.Y.様とともに出雲崎中学校に来てくださいました。
 2年生は現在、国語の授業で「100年後の水を守る」という説明文の学習をしています。そこで今回、M.T.先生から「SDGsと水から出雲崎町の未来を考える」というテーマで講義をしていただきました。M.T.先生は最初に、これまでに研究室の皆さんと出雲崎町で行ってこられたフィールドワークの様子を紹介しながら、豊かな自然に恵まれた出雲崎は「とっても魅力的で素敵なまち」だというお話をしてくださいました。また、「自然体験の有無、自然の中で集団行動を行った経験の有無と、学力の高低には相関関係がある」という研究結果があることを紹介してくださいました。そして、世界を見渡せば、世界人口の40%を超える人たちが水不足に悩んでいる、トイレや公衆便所等を利用できない人が24億人以上いる、不衛生な水が原因による疾患で死亡する子どもが年間180万人いる・・・といった現状がある。豊かな水資源が、生物多様性を確保し、自然環境を保全している。水資源を守る環境づくりが、結果的に人の命を守ることにつながる。現在、世界で、日本の各地で、この出雲崎でも、水を守るために様々な活動が行われている・・・。スライドを提示しながら、今、世界や日本で起こっていること、実践されていることなどをわかりやすく丁寧に教えてくださいました。
 先生からは、「水を守るために、私たち一人一人にやれることが必ずある。ふるさと出雲崎の豊かな自然の恵みを享受するとともに、身近なところから“自分は何を始められるか”を想像してほしい。一人一人が水とのかかわり方を想像し、みんなの手で出雲崎を100年続くまちにしてほしい。」という出中生への熱いメッセージをいただきました。今回のお話をもとに、SDGsや水について、またふるさと出雲崎や自分の未来について、いろいろな視点から考えを深めていきたいと思います。
IMG_3074 IMG_3078
IMG_3113 IMG_3121