新潟市美術館で来月から開かれる仏像展「奈良の古寺と仏像」について、文化庁が「美術館の管理体制に不安がある」として国宝などの展示を認めない通告をした問題で、新潟市の篠田昭市長は12日、文化庁の合田隆史次長を訪ね、展示許可手続きの再開を求めた。

 篠田市長によると、合田次長は「市の決意は分かるが、国民の宝の問題で、すぐに結論を出せる性格のものではない」と応じたが、展示許可申請に向けて担当者同士が協議を始めたという。篠田市長は記者会見で「前進したと考えている」と話した。

 篠田市長は会談の冒頭、「なんとか失点を挽回できないかと、全組織で考えてきた」と述べた。さらに、〈1〉同館の管理マニュアルなどを大幅に改定〈2〉北川フラム館長を今月末の任期満了を待たず12日付で解任し、篠田市長が館長を兼務――などの改善点を示した。

 同美術館では昨年7月以降、展示品にカビやクモが相次いで発生。文化庁は「同館を信頼できない」として、同展の目玉とされる国宝の中宮寺・菩薩半跏像と法隆寺・観音菩薩立像、唐招提寺・十一面観音菩薩立像などの重要文化財の展示を認めないと伝えていた。

 重要文化財などの展示には文化庁の許可が必要で、同市は許可申請の事前協議を昨年6月から行っていた。

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