Hello! (ハロー)

How are you? (ハワーユ)

I'm fine, Thank you. And you? (アイムファインセンキュー,エンジュー?)

imfine


さて、上の文章は間違いでしょうか?正しい英語でしょうか?


私たちロストジェネレーション組は英語でこれをひたすら覚えさせられました。
え?さすがに今はこんな風に教えてないよね?
・・・と、とある有名な子ども教育の英語教材を見てみると…

なんとあまり時代が変わっておりません(汗)。


でも、最近だとI'm fine thank you.というのを間違っていますよ~と教えている記事や教材も見かけますよね。う~ん。それもどうなのかな。
言葉なので、正しいとか間違っているとかではないんですよね。


I'm fine, Thank you.の意味

ちなみに上の文章は一応間違いではないと思います。
一番違和感を覚えるのはAnd you?なんですけれど、それは今回触れません。

ニュアンスを込めて日本語にすると、

「こんにちは。」
「ありがとう大丈夫。そちらはどう?」

という感じです。
例え話で言うと「(あなたとはあんまり関わりたくないけど) ありがと大丈夫、そっちは?」という感じでしょうか。


これ、日本語で言う「大丈夫。」と同じ意味があるようなのですよ。
大丈夫、というのはその時その時の状況で意味がまるで変わりますよね。

Aさん:今日、牛丼で良い?
Bさん:大丈夫です。

これを聞いてどう思いますか?少なくとも「いいね!牛丼にしよう!」という感じには聞こえませんよね。


英語圏の人、特にアメリカ人は「YES」「NO」をはっきり言うんだよって習ったのも私たちの失われた時代です。これは今でもそう思っている人は多いのでは?

ところが住んでみると意外とボヤっとしている。
行間を読む場面いっぱい。


ネイティブが使う意味

私がハワイにいた時にネイティブがレストランでよく言っていた言葉。
「I'm fine, thank you.」「It's OK.」
この意味がわかるまでそう時間はかかりませんでした。


彼らがレストランで言っているその言葉は、相手に「大丈夫ですよ。ありがとう。」とやんわり断っているという場面でした。いわゆるやんわりとした「NO」。
日本語でも言いますよね。「お水の追加はいかがですか?」「大丈夫です。」


これが、OK!とかFine!みたいに言うと「おっけー」「いいね!」になるんですよね。
「It is」を付けるとまるで意味が違う。

もちろん場面によってそのニュアンスも変わります。


覚えると便利なIt's OK.

多少旅行英語が話せたとしても、不意に相手にペラペラ話しかけられることに対して受け答えするのはなかなかのレベル。
英語がわからなくてもこのIt's OK.を覚えておくと非常に便利です。

ケース 1
お店で店員が近づいてきた!何か話しかけられた!どうする?
「It's OK. Thank you.」

ケース 2
レストランで水の追加の仕草をしてきたり、メニューを勧めてきた雰囲気。
逃げたい!でも逃げたら無銭飲食で捕まる!どうする?
「It's OK. Thank you!」

ケース 3
レンタカーやツアー確認で何かしらペラペラ言われてる!オプション勧められてるの?え?ネットで予約した内容でそのまま完了じゃないの?どうする?
「It's OK~」


ケース 4
レジで何か話しかけられた。どうする?
「It's OK.」
この場合はレジ袋はどうするかとか、TJMaxxではカード入会などを聞かれていることも多いので、It's OK.を返すと、いらないよ~というニュアンスになります。
もちろん世間話や他の質問されることもあるので注意ですが。

このように逃れられないシチュエーションでも、相手は悪気があって近寄ってくるわけではありません。



ちなみに絶対的な例外があります。

ケース例外
お店に入った途端、店員が挨拶してきたけど何言ってるかわからない!どうする?
「Good.」
これはご機嫌いかが?の挨拶なので、こんにちはとか、いい感じですよ、っていうプラスのニュアンスで答えます。
ネイティブは「How are you?」に対して「Good. How are you?」って答える人も多いです。その後お話が続く感じですよね。まぁ知らない人どうしのおしゃべり好きな国だ。


※英語がわかる人にはこれがすべて正しいと言えることではなくて危険な場合もあるよ、ということはわかります。でもニュアンスとしてこういう場面に使えますよ~ととらえてもらえると嬉しいです。
使っていくうちにその言葉を自分のものにできるはず。


英語で話しかけられることのこわさを乗り越える

お店で必ず言われる「How are you doing?」と言われても多くの日本人観光客はシカトしているのを見かけます。
道路のキャッチに話しかけられても、店内で店員に話しかけられても、レストランでサービスを受けても、「シーン・・・」という沈黙か露骨な無視。

これ、実は私もそうでした。

だって何言ってるかわかんないし、日本では店員に挨拶なんてしないでしょ?
それ以前にペラペラ~って言われると固まっちゃうんだよね。


これに関しては日本人特有の性分でしょうか。
わかってくれる人はわかってくれるけど、明らかに他の国の人はアクションや言葉で返事するのでローカルも「やってらんないよ~もう話しかけるのもやめっぺ。」ってなっちゃうんですよね。

体感でも他の人の話でもよく聞くのですが、同じアジア人でも中国人や韓国人、シンガポールやフィリピンなどの東南アジア系はわりと英語ができる人が多い気がします。だから余計に。
少なくともこれまでの数十年はそうだったかと思います。


そんな時、「Thank you!」だけ言えるとだいぶ印象が違います。
アメリカでは親がわからずやの子どもを叱った後にも必ず「Thank you.」を言います。
某アメリカ大統領だって話した後、最後はThank you!って言っています。

言えない場合は手のひらを見せて「Arigatou!」と言ってやればいいんですよ。
お辞儀で小さくコクリ…という方が多いですが、はっきり言って伝わっていません。
日本人はもっと自信もっていいはず。



というわけで、英語を文面や辞書で覚えるのは不可能だと思った一幕でした。
そして翻訳機の機能がどんどん向上しているから英語なんて学ぶ必要がないと言っている人もいますが、どうでしょうね。

翻訳機に「ARIGATOU」を言われるより、意味がわからなくても笑顔で「オー!グラシアス!」って言われる方が心がつながりませんか?


というわけで、最後はどちらかというと「Tnak you!」を言えるようになるといいね!という締めでしたが、「It's OK.」が使えるだけで旅行がだいぶ怖くなくなります。
ペラペラ~と話しかけられても「It's OK.」とすぐ返しているのを見ると、「すげー」ってなりますよね。


私は発音的に「I'm fine, Thank you.」の方が言いやすくて好きなので、そっちを使っています。
ぜひみなさんも使ってみてください。