普天間、政府案決定先送りも=基本閣僚委開催に社・国反対(時事通信)

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先決定の前提となる与党党首クラスの基本政策閣僚委員会が月内に開かれず、県内移設を軸とする政府案自体が決められなくなる可能性が出てきた。社民党が12日までに閣僚委の開催に反対する方針を決め、国民新党も同日、平野博文官房長官に開催を当面見送るよう要請したためだ。
 政府は普天間問題の「5月決着」を事実上断念したものの、月内に同委で与党の了承を得た上で、政府案を正式決定する段取りを描いていた。しかし、与党の同意は得られず、鳩山由紀夫首相は一段と厳しい状況に追い込まれそうだ。
 社民党は「今のまま閣僚委が開かれれば政府案に反対し、連立政権から離脱せざるを得なくなる」(幹部)と判断。11日夜には福島瑞穂党首(消費者・少子化担当相)も出席して拡大三役会議を開き、同委に先立って民主党の小沢一郎幹事長を交えた政党間協議を行うよう求めることを決めた。 

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<本>元警視庁捜査1課長久保さん 体験もとに若者にエール(毎日新聞)

 殺人や誘拐など凶悪事件を担当する警視庁捜査1課長などを歴任した久保正行さん(61)が、数々の事件を振り返った「君は一流の刑事(デカ)になれ」(東京法令出版、1890円)を出版した。悪戦苦闘しながら容疑者に迫る生々しい捜査の実録は「頑張れば報われる」という若者へのメッセージにもなっている。

 久保さんは北海道新得町出身。高校卒業後に上京し約40年にわたり刑事人生を送った。08年に退職後は航空会社に勤務、休日を利用して本にまとめた。

 著書ではまず、「最も思い出したくない」事件として、92年に都内で70歳の女性資産家が行方不明になった事件から回想。浮かんだ「ホシ」(容疑者を指す隠語)の逮捕を目指したが、なかなか逮捕状が取れず、判断ミスも重なって取り逃した容疑者は高知市内のアパートで自殺し、被害者の遺体も見つけられなかった。「プロが失敗するとどうなるのかを知ってほしい」とあえて取り上げた。

 掲載したのは約15事件。共通しているのは死体が静かに発信する「犯人を捕まえて」というメッセージを逃さず「何としてでも成し遂げる」という強い気持ちの大切さだ。久保さんは「事件はドラマのように数時間では解決しないが、ホシを挙げられなければネズミを捕れないネコと同じ」と強調する。

 一般読者のために、刑事にまつわる豆知識も書いた。取調室の机にはドラマのような電気スタンドはない▽容疑者を逮捕する際は殉職も覚悟してきれいな下着を着ける--などだ。さらに験担ぎとして、事件が長引かないことを願い長いそばやうどんを食べない▽ビールはホシがラベルに描かれた銘柄にする--ことも紹介した。

 久保さんは「若い刑事だけでなく、一瞬の判断が求められる仕事をしている人にも読んでほしい」と願う。【長谷川豊】

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<独立行政法人>契約額の65%が随意発注 毎日新聞集計(毎日新聞)

 事業仕分け第2弾の対象となった47の独立行政法人(独法)が、07年4月から08年12月に事業発注などで外部と結んだ契約額2兆773億円のうち、65%の1兆3518億円分が随意契約での発注だったことが毎日新聞の集計で分かった。公益法人や関連法人への随意契約での発注も多く、都市再生機構(UR)の発注先では、少なくとも3法人が総売り上げの9割前後を随意契約で受注し、「ファミリー企業化」していた。政府の行政刷新会議は23日からの第2弾で、実態を明るみに出し、独法・公益法人改革につなげたい方針だ。

 随意契約の比率が最も高かったのは国際協力機構(JICA)で、1235億円の発注額の97%を占めた。96%の住宅金融支援機構(発注額686億円)、新エネルギー・産業技術総合開発機構(同584億円)の2独法が続き、70%を超えたのは22法人に達した。

 高齢・障害者雇用支援機構は発注額155億円の66%の103億円を随意契約で公益法人などに発注していた。他に3法人が発注額の20%以上を随意契約で公益法人などに発注。住宅金融支援機構が26%(176億円)、JICAが23%(279億円)URが21%(1016億円)となっている。

 URの発注先では、URリンケージが総売り上げ197億円の93%に当たる183億円をURから随意契約で受注。住宅管理協会は総売り上げ238億円の90%の214億円、URサポートが総売り上げ54億円の88%の48億円がURとの随意契約。JICAの発注先では、青年海外協力協会が総売り上げ30億円の66%の19億円、日本国際協力センターの総売り上げ130億円の42%の55億円が随意契約だった。

 仕分け人の蓮舫参院議員は21日、URについて「関連会社が12、関連公益法人が9ある。随意契約率や再就職者の比率を洗いたい」と述べ、競争性が低い随意契約で利益率の高い事業が発注されていたと見て実態解明に意欲を示した。

 第2弾は23日と26~28日の4日間に47独法の151事業を精査。初日はJICAや住宅金融支援機構など9法人の28事業が取り上げられる。【小山由宇】

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