証人「忌まわしい記憶、傷口に塩」 加藤被告弁護側の戦術を痛烈に批判(産経新聞)

 【法廷ライブ 秋葉原殺傷 第8回公判】(7)

 《事件当時、トラックに父をはねられて死亡した中村勝彦さん=当時(74)=の長男が尋問に答える中、そのトラックを運転していたはずの加藤智大(ともひろ)被告(27)の様子に変化はない。中村さんの長男は感情を抑えているのか、淡々とした様子で尋問が進んでいく》

 検察官「トラックを運転していた男はどんな様子でしたか」

 証人「奇声を発して車の中で小躍りしているような様子だった」

 検察官「トラックをどのように見ましたか」

 証人「すごい勢いで爆音で突進してきていて、まずいと思いました。逃げるために2、3歩ダッシュしたと思います。(トラックは)ものすごい勢いで駆け抜けていきました」

 検察官「トラックがすぐ近くを通過したことで感じたことはありますか」

 証人「ものすごい勢いで通り過ぎたので、風圧を感じて、思わずひざをつきました」

 検察官「(そのとき)お父さんの姿はありましたか」

 証人「いいえ。トラックが大きい音を立てていました。人のような物体が大きくはねとばされているのが見えました」

 検察官「人のような物体は最終的にどうなりましたか」

 証人「亡くなりました。父でした」

 《それまで、淡々とした様子だった中村さんの長男。しかし、父の死に触れた瞬間、声はか細くなっていった》

 検察官「トラックが走っていった後の様子を教えてください」

 証人「地面に倒れている方が数人いらっしゃって、救命活動をしている人ややじ馬もいました」

 検察官「お父さまはどのあたりにいましたか」

 証人「中央通りを完全に横断する形で逆側に倒れていました」

 検察官「お父さまの様子を見てどう思いましたか」

 証人「大変なことになってしまったと思いました。(父は)瀕死(ひんし)でした。呼吸が浅く、口の中は血まみれでした。呼びかけても意識はありませんでした。間もなく息をしなくなりました」

 検察官「救命措置はしましたか」

 証人「口の中に血のかたまりが吹き出し、口で吸い出し、人工呼吸をしました」

 検察官「それ以外の救命措置は」

 証人「近くに救急救命士の人がいたので心臓マッサージをしてもらいました」

 検察官「どのような気持ち?」

 証人「パニックになってしまいました」

 検察官「周囲の状況で覚えていることは?」

 証人「たくさんの人が横たわり、あたかもテロが起きたようでした」

 《中村さんの長男が加藤被告をじっと見る。すると、うつむいていた加藤被告もタイミングを合わせたかのように視線をあげ、一瞬、目が合う》

 検察官「犯人がトラックを降りた後のことを知っていますか」

 証人「父を見つけてから必死だったので何も見ていません」

 検察官「お母様には事件を伝えましたか」

 証人「いいえ。救急車の中で父の搬送を待っているときに母から電話が来ました。ニュースで事件を知って、心配して電話したようです。不安げに『大丈夫?』と聞いてきました」

 検察官「どう答えましたか」

 証人「『ごめんなさい。落ち着いて聞いてほしい。パパは死んだ』と言ったと記憶しています」

 検察官「お母様はどんな様子でしたか」

 証人「事実を受け止めたくなかったようで、『いやよ。そんなのうそよ』と電話を切られました」

 検察官「今の気持ちをお聞きします。この事件についてどう思いますか」

 《中村さんの長男は黙り込み、約20秒の沈黙が続いた》

 証人「社会に対するテロです。市民として許せない」

 検察官「どのような部分がテロなんでしょう」

 証人「個人的な嫉妬(しっと)・怨嗟(えんさ)といった感情を第三者にぶつけ、これだけの犠牲者を出しました」

 検察官「事件から2年たちました」

 証人「毎日、父のことを思いだします。なぜあの場所にあの時に僕がいて巻き込まれなければならなかったのか。無念です」

 検察官「あなたに影響は?」

 証人「あれ以来、重要な用事がない限り、人込みには出ません。公共交通機関にも乗りません」

 検察官「お母様は?」

 証人「気丈に振る舞っていますが、時折、泣いたような、混乱したようなあとがあり、かえって痛々しいです」

 検察官「被害者からの手紙は読みましたか」

 証人「読んでいません。読む価値がないと思いました」

 《また、中村さんの長男の言葉がとぎれ、数十秒沈黙が続いた》

 証人「読んだところで、私も家族の感情も変わるわけではなく、父も帰ってはきません」

 検察官「被告人の処罰については」

 証人「日本国の法に正義があることを信じ、裁判官の方にすべてをお任せします」

 検察官「これで尋問は終わりますが、ほかにおっしゃりたいことはありますか」

 《淡々と証言を続けてきた中村さんの長男。最後になり、被告への怒りだけではなく、弁護人への怒りをぶつけ始めた》

 証人「事件後、私や家族は警察や検察に協力して調書を作成してきました。つらい時期でしたが、長い間かかり、作成に時間を割きました。今回、弁護士が調書の一部を不同意にしたことで、はなはだ不本意な形で出廷し、当日の忌まわしい記憶を呼び覚ましています」

 《現在のところ事件の公判は20回以上の期日が指定され、計40人以上の証人が出廷することになっている。それは、被害者や関係者の調書の一部を弁護側が不同意にしたため、多くの関係者に法廷での証言を求めざるを得なくなったからだ。こうした弁護側の戦術には一部から批判の声がある》

 証人「私たち家族は、父の良き思い出だけで、静かに平凡に嫌なことを忘れて暮らしていきたいと願っています。こうして私を裁判所に引きずり出したこと自体、傷口に塩を塗られているような感情で、それは違法ではないにしても人間的にみれば、思いやりのない行為です。私を尋問することに正当な理があるのかどうか、法律以前の問題だと思います」

 《弁護団に怒りをぶつけ、検察側の尋問は終了した》

 =(8)に続く

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消費税の扱い、今後の議論=参院選公約で仙谷戦略相(時事通信)

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 昨年の衆院選で初当選した民主党の横粂勝仁氏(28)が7日、本紙の取材に応じ、鳩山由紀夫首相(63)と小沢一郎幹事長(67)への辞任要求を視野に、週明けの民主党代議士会で賛同者を募っていく考えを明かした。普天間基地移設問題を泥沼化させた鳩山首相と、政治とカネの説明責任を果たせない小沢氏を「国民を失望させた」と断罪。1年生議員による執行部刷新要求は極めて異例のことだ。

 反旗を翻したのは、小沢チルドレンと呼ばれる1年生議員だった。決意の契機となったのは、鳩山首相の普天間基地移設問題での迷走。国民の期待を背負って政権交代したはずが、この8か月で国民に与えてきたのは失望感の方がはるかに多かった。「民主党の中からなかなか声が上げられない。自分が最初でも声を上げないといけないと思いました」と話した。

 5日付のブログで横粂氏は「民主党に対するご期待、政権交代に託された想いにお応えできないような現状であれば、私は声を上げる覚悟です」と記した。翌6日の地元・横須賀での街頭演説では、「幹事長は国民のため、国家のために幹事長の職を辞しても、違った形で政治手腕を発揮できると思っている」と発言し、執行部刷新の必要性を訴えかけた。

 新人による異例の造反の反響は大きかった。「携帯は鳴りっぱなしの状態。『そんなことを言って大丈夫か』とか『頑張れ』という声です。青すぎるかもしれないですが、声を上げなくては行動はできない。切り込んでいかなくてはいけない問題です」と後悔はしていない。

 昨夏の衆院選では神奈川11区で小泉進次郎氏との一騎打ちで惜敗し、比例で復活当選。そこで感じたのは、敗れたにもかかわらず民主党への期待感だった。「それが今は失望に変わってしまっている。仮に小沢幹事長の目指す改革が数年後に国民に分かったとしても遅すぎる」と話した。

 週明けには、本会議前に民主党議員らが集まり打ち合わせする代議士会の場で、議員に訴えかける。「発言して終わりでは意味がない。トップ2人に届いていない声を、党内で議論していきたい」と政治家生命を懸ける覚悟だ。

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