今年7月に時効が迫っていた東京都八王子市のスーパー「ナンペイ」大和田店で女子高校生ら3人が射殺された事件も、警察が犯人を追い続ける上で障害がなくなった。

 27日、殺人などの公訴時効廃止・延長を柱とする改正刑事訴訟法が成立した。

 関係者は「犯人の逃げ得を許さない」と廃止を歓迎している。ただ、発生から間もなく15年を迎え、事件の風化は否めない。

 「真実は一つ。ある一定の時期を経過すると、犯人がおとがめなしになるのはおかしい。時効撤廃の流れは当然」

 そう話すのは、事件で殺害された矢吹恵さん(当時17歳)が通っていた町田市の桜美林中学・高等学校の伊藤孝久事務室長(58)。「多くの人が同じように考えるからこそ、早期に改正が実現した」と力を込める。伊藤さんは事件当時、学年主任で数学を教えていた。

 事件後、同校では伊藤さんらが呼びかけ、毎年7月に矢吹さんの追悼式を開催してきた。09年7月に行われた式にも同級生や教職員ら約30人が出席、祈りをささげた。伊藤さんは「今年度以降も続けていきたいし、私が退職した後も誰かが続けてくれるはず」と語る。

 矢吹さんと同級生だった、中学の非常勤講師大越孝一郎さん(31)(横浜市青葉区)も、「今後、新たな捜査手法が出てくる可能性があり、時間にとらわれず継続して捜査ができる」と撤廃を喜ぶ。その上で「時間の経過で証言の信ぴょう性は薄れ、冤罪(えんざい)を生む可能性はある」と指摘している。

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