2006年04月25日

デイトレ

投稿者:インディ

では、前回の続きです。

まず、デイトレーダーの現状についてですが、
相場の状況を見ている限り、
おそらく一般的に想像されている数倍は、デイトレーダー(にわかデイトレーダーも含む)は存在すると思います。
もちろん、具体的な数は分かりませんし、一般の想像の平均値もよく分かりませんが。

また、これも知らない人は全く知らないことだと思いますが、
デイトレーダーは、パチプロ(にわかパチプロ含む)からの転身組が、結構な割合を占めていると思います。
1億円超えの有名トレーダーの中にも、元パチプロという人はいるようです。
そもそも、一般に思われているより、パチンコの儲けで生活している人間が、日本に驚くほど存在しています。
失業者の中の数%から最大で10%の人間が、パチンコで生活していると私は推測しています。

パチンコで生活しているというと、なんだかすごく特殊なことに感じる人はいると思いますが、
実際には、何も特殊なことではなく、ごくありふれたことです。
また、パチプロというと、
アウトローなイメージや、危険なイメージ、楽をして儲けているイメージや、破天荒なイメージを思い浮かべる人もいると思いますが、
実際には、ものすごく地味でしんどい世界です。
パチンコで勝つには、何か特殊な才能や技術が必要なのではなく、
とにかく地味な作業の繰り返しです。
そして、肉体的にも精神的にも結構きつい作業です。
個人的な意見としては、パチンコで儲けるよりも、一般的な仕事をしたほうが、
変化があって飽きにくいし、面白みがある可能性があるし、自分を磨けて楽しいと感じます。
当然、職種や賃金にもよりますし、誰かに使われるのがとにかく嫌だ、という人がいるのも当たり前なので、
考え方には個人差があると思います。

パチンコの話はおいといて、なぜ、パチプロからデイトレーダーへの転身が多いかといえば、
求められる能力が似ているので、イメージしやすい、入りやすい、というのが挙げられるでしょう。
また、組織に所属しなくてもいい、という利点も似ています。

この流れについては、個人的には、まあ、それなりにいいことなんじゃないかなーと思います。
税金を払わなければならない分、デイトレーダーの方が社会に貢献しているだろうし、
パチンコをやっているよりも、株と接している方が、
社会との接点は多くなると思います。
というよりも、パチンコをしていて得られるものが、あまりにも少なすぎると言ったほうが正しいかもしれません。
私はビタ押し率95%程度ですが、パチスロ以外では何の役にも立たない技術です(笑

ただ、株に移行することによって、破産者は増えるのかもしれません。
パチンコは破産しにくいギャンブルですが、
株はやり方次第で簡単に破産してしまいますからね。

このような現状について、皆さんがどのように考えるかは分かりませんが、
一つ言えることとしては、このような存在がなくなることはない、ということです。


次に、デイトレーダーの今後について考えてみます。

デイトレーダーという存在が、今後も増え続けるのか、存在し続けるのか、という問題ですが、
これは誰も分からないと思います。
私が以前どこかで読んだ話では、
アメリカでは以前デイトレーダーが急増した時期があり、その後ほとんど消えていった過去があるらしいです。
ただ、これがそのまま日本に当てはまるかどうかは分かりません。
ギャンブルだけで生活している人間(パチプロ)が、もしかしたら世界一多い国かもしれない現状があるわけで。

また、過去と照らし合わせてみることもできません。
デイトレという手法は、ネット環境が整って、専用ツールが生まれて初めて成り立った手法なので、
まだ歴史が浅く、せいぜい4、5年の歴史でしょう。
そのうちの直近3年間は、例の「誰でも儲かる相場」があったわけで、
バブル崩壊のような10年以上の低迷期が訪れたとき、
デイトレが生き残っていくのかは、分からないと思います。

最近の相場では、ネット上の有名デイトレーダーも苦しんでいるみたいで、
もしかしたら、すでにデイトレ崩壊の前兆がきているのかもしれません。
デイトレというものは、ある種、隙間産業というか、
手法が煮詰まるまでに甘い期間があっただけで、
皆が手法を試行錯誤し始めたら、稼ぎにくくなるのかもしれません。

また、規制や税金のシステムが、突如変更されるリスクもあります。
何らかのシステムが変更されたら、急に今までの手法が全く使えなくなった、なんて可能性は十分考えられます。
この辺も、パチンコと似ているところがありますね。

というわけで、私の結論としては、
今後どうなるのかは分からないが、
ずっと稼いでいけるとは絶対に考えないほうがいい、ということですね。
もちろん、このことを誰もがそれなりに実感しているので、
目先の売買で、欲を出しすぎて失敗することが多いのだと思います。
つまり、年間数十%の利益を求める運用ならば、今の地合いならばそれほど難しくはないが、
今後利益が出しにくい時代が来ることを想定して、
稼げるときに稼ごうと無理な売買をして、むしろマイナスになってしまう、ということです。
これは、スイング、中長期投資でも同じことが言えると思いますし、
私もまさにこのジレンマと日々戦っている感じです。

2006年04月24日

GW前の雑感

本日より東証の午場の立会い開始時刻の延刻措置が解除になります。
これでやっと株を買える材料が1つ出来ました。

しかし、例年通り4月の中下旬、特にGW前、及びその期間中は投資すべき期間ではないと考えています。案の定、今年も軟調な展開を見せています。(ついでに言えば、サマーラリーの時期も個人投資家は参加すべきではないと考えています。)

一部のプロ(しかも相当な大口)が長期休暇を取ることも含め、市場参加者が減ることによる影響は無視できません。また、年末特有の損益確定売却が多く出る時期や、2月(1月後半)からのご祝儀回収相場も結果として軟調な展開になりやすい期間です。

逆を言えば、これらの期間はキャッシュポジションを高めておき、狙った銘柄が安くなれば買い出動する、と心掛ければ、投資効率は自然と上がるはずです。

では、その時にどのような銘柄を買えばいいのか?

何度も繰り返し説明しています(笑)ので今回は割愛しますが、ただ、株価が倍化したら半分売却して0コスト株を作る、そのことは忘れないで下さい。そうすれば、金持ちに成れるかどうかは別(笑)として、少なくとも株持ちには成れることを私が保証します。(笑)

では皆さん、よいGWをお過ごし下さい。




2006年04月19日

デイトレ

投稿者:インディ

今更ですが、デイトレが流行っています。
最近は、成功したデイトレーダーが、多くのメディアに登場するようになりました。
それもあってか、ネット上では、デイトレに対して、賛否両論様々な意見が書かれています。
そこで私も、デイトレとはいったい何なのか、思うところを書いてみることにします。

まず、デイトレという手法に対する賛否ですが、
結論から言えば、私は賛成否定どちらでもないです。
というより、賛成や否定をしてもしょうがない、という感じです。

中長期投資家の中には、
「無駄に場を荒らされるので、迷惑だ」ですとか、
「本来の投資という考え方から逸脱していて、単なるマネーゲームで意味がない」ですとか、
「良い銘柄を長期間持っているだけで儲かるのに、わざわざ毎日売買するのは馬鹿らしい」という感じで、
デイトレという手法に、ちょっとした嫌なイメージを持っている方もいると思います。

しかし、これはよく言われていることですが、株式市場において、「流動性がある」というのは大切な要素です。
そして、デイトレーダーがここに貢献しているのは間違いありません。
また、仮にこの世から個人デイトレーダーが消えたとしても、プロのトレーダーは存在するわけで、
現状は何も変わらないと思います。
むしろ、プロのトレーダーにいやいや振り回されていた状況から、
デイトレーダーの存在のせいで、プロも安易な仕掛けがしづらくなった、なんてことはあり得ると思います。

また、株式市場に、純粋な「優良企業への投資の場」という姿を求めるのも、馬鹿げていると思います。
株式投資以外の世界でも、理想は所詮理想であり、
今後も、戦争や殺人や犯罪は撲滅することはないでしょう。
そもそも、その理想は所詮特定の個人の理想であり、本当にそれが求めるべきものなのかは、誰も分からないのです。
たくさんの個性が絡み合いぶつかり合いながら、複雑に社会は形成されています。
「何が正しいのか?」「何に意味があるのか?」という問題は、単なるパワーゲームで結論付けられている場合が多いと思います。

結局、株式市場は、企業を応援するために資金を提供する場と、博打場という二面性を持っており、
それに対して、文句を言っても意味はないのです。

ただ、「長期投資の方が優秀な投資法だ。デイトレは馬鹿らしい」という考え方は、
基本的には中長期投資の洗礼を受けてきた私には、受け入れやすく、それなりに賛同します。
というよりも、デイトレというものは、初心者が感じるよりもかなり難しい、という現状があります。
基本的に確率や数字に弱い人間は多く、確率を強く意識するような経験を経てきた人は少ないので、
株価チャートで下がっているところから上がっているところを見て、
「この上昇を、経験とセンスでとらえて、利益を出していけばいいんだな」
なんて安易に考える人は、意外と多いのではないでしょうか?
しかし、実際には、「株価の波さえあれば勝てる」なんてことはありません。
あくまで、「ある程度の法則性に則った波」があってこそ、勝機があるわけです。
そして、その曖昧な法則性を見極めて、その通りに実行し続けるのは、
かなりの精神力が必要であり、それほど容易なことではないのです。

せっかく貴重な時間を使ってデイトレに望むのならば、結果を出さなければなりません。
それも、時間を使っている分、長期投資で得られる利益よりも大きな結果を出さなければ、意味がありません。
つまり、デイトレというものは、よほどの自信と覚悟のある人間だけが挑むべきものであり、
安易なデイトレはやるだけ無駄、ということです。
しかし、現在はマスコミやブログの煽りも手伝って、安易にデイトレを始める人は増えていると思います。
テレビでも、子持ちの主婦や大学生が、本当は貴重なはずの時間を使って、デイトレに励んでいる映像が流れています。
しかし、その中の多くの人は、結局は確率に弄ばれて、貴重な時間と少しのお金をなくしてしまうでしょう。
その時間を子育てや社会勉強に当てたほうが、豊かな人生が送れると思います。
もちろん、デイトレも社会勉強の一つですけどね。

つまり、私からすれば、デイトレの手法云々よりも、
マスコミの安易なデイトレ推進が良くないと思っています。
実は、一見難しそうな中長期投資の方が簡単で、結果も出やすく、デイトレほど手間もかからないので、
初心者は、中長期投資から始めてみるべきだと思います。

投資とは、「金持ち父さん貧乏父さん」風に言えば、「資本主義の法則に則って、お金がお金を稼いでくる状態」であり、
デイトレは、他の一般的な仕事と同じ労働報酬なので、
よほど普通では得られない結果を出さないかぎり、中長期投資の方が、優秀な投資法と言えるでしょう。








という感じで文章をまとめてもいいんですが、
私は疑い深い性格なので、実際にはまだ中長期投資も多少疑っています。
というよりも、ここ数年の、所謂「誰でも儲かる相場」があったからこそ、中長期投資を簡単と感じるだけで、
本当の中長期投資は、こんな生易しいものではないだろうな、と感じているというのが本音です。
現在の日本の経済状況や、世界一の貯蓄額を誇る、日本人の莫大な貯蓄の株式市場への流入などから、
あと1〜2年間は、日本の株式市場は強いのではないか、と予想していますが、
将来的な日本の経済は、バラ色ではないと思います。
何といっても少子化問題は重く、政治不安、国債借金問題もあります。
よって、今後またバブル崩壊のような10年以上の低迷期が訪れたとき、
長期投資で結果が出るのかは、微妙だと思います。
少なくとも、今までよりは、より銘柄選択が重要になるだろうし、
その銘柄選択も、経済規模縮小下で、現在のように毎年50%以上の増益企業を見つけ出すのは、難易度が高そうです。
また、今までのようなアホールド戦略では耐え切れない相場状況も起こりうるわけで、
状況によってポジションを調整する能力も、今まで以上に求められるでしょう。

そう考えれば、デイトレも捨てたもんではありません。
空売りも用いるデイトレならば、どんな相場状況になっても、
実力さえあれば、自在に利益を取れる可能性があるからです。
もちろん、厳しい相場状況になれば必然的に出来高は下がりがちで、デイトレにとっても勝ちづらくなると思うので、
デイトレが確実に有利、とまではいきませんが。
中長期空売り、なんて考え方が主流になったりするのかもしれません。

結論としては、いずれにしても、投資で結果を出すのは簡単なことではない、ということですね。
ここ数年の相場に騙されてはいけない、冷静に判断しなくてはならない、と感じています。


まだ書くことがあるんですが、長くなったのでこの辺で終わります。
次回は、デイトレーダーの現状と、デイトレの今後について考えてみます。

2006年04月09日

2006年3月株式投資反省

投稿者:インディ

では、前回の続きです。

デイトレ・スイング・空売りなんかももう少し研究しようと思い、
色々試しているので、データを検証してみます。

まず、デイトレに関しては、3月は13回エントリーして−13万ですか。
で、データを見てみると明らかなんですが、
成功しているデイトレパターンは、
普段から注目している長期で持てる銘柄の中で、
前日までのチャートが何らかの信号(25日線ブレイクで出来高増など)を出していて、
且つ、当日の寄りがそれほどギャップアップしないときにエントリーするってパターンですね。
これは結構確率が高く、素直な場合が多いので、
あとはどれだけの銘柄を監視しているかってとこがポイントなんでしょう。

逆に、失敗しているパターンは、
ザラバ中に、注目している銘柄の2分足と板を見ながら売買しているパターンですね。
これは指数にやられているパターンが多い気がします。
個別銘柄のチャートや板では、上に抜けそう、なんて状況が発生しつつ、
日経平均先物の売りにつられて、いきなりでかい売りがでてきたり。
つまり、デイトレをする情報や環境が足りないんだと思います。
デイトレをする上で必要な、リアルタイムの情報を得るシステムを作っていないし、
ノートPC一つで売買しているので、指数を見ながら個別銘柄の動きを見る、ってことができません。
やはり、デイトレというものは、中途半端にやっては意味がない、ということでしょう。
やるならば、できる限り完璧に環境を整えるべきでしょう。
どの証券会社を用いるか、とか、そういうことも含めてですね。

スイングに関しては、初めから意図的にスイング、という場合は意外と少なく、
長期で接するつもりだが、押し目なら拾いたいし、過熱感があれば一旦売っておく、というパターンが多いですね。
特に、最近は全体の地合いの影響を受ける場合が多いので、
新興市場に調整がありそうな場合は、ある程度ポジを軽くしておく、という行動をしています。
ライブドアショックで、信用アホールドの弱点を嫌というほど思い知らされてますからね。
というわけで、スイングのみを検証するのは難しいです。
あえてするならば、仮にアホールドしていた場合との比較ですね。
ただ、自分のポジションの大きさには限度があるので、
どこかでポジション調整の売りが必要なので、
アホールド仮定との比較も難しいです。

空売りは12回エントリーして−21万ですか。結構やられてますね。
空売りは、最近はどちらに動くか分かりにくい場合にヘッジとして用いる場合が多く、
その場合のマイナスは、ある程度はしょうがないでしょう。
下にいった場合は、現物や信用買いがマイナスで、空売りがプラスになっていたわけですから。
3月に関しては、前半で新興がもう一度下に行くかもな、と感じるときがあり、
そこで売りを入れて大きくやられちゃってます。
あとは、現物ダヴィ、アセのヘッジとして、ケネディクス売りを結構頻繁にやりましたが、
なぜかケネのみ強い日が結構あったりして、ヘッジの銘柄選び失敗です。
気になることとしては、
アセットの空売りは、成功率が高いってことですね。
これは銘柄との相性が良かったり、チャートが好きなパターンが多いというよりも、
現物を持っている、という心のゆとりが大きいのかもしれません。
上に行かれてしまったら、アセットのポジション調整のために現渡しでもいいや、と思っているので、
目先の動きに惑わされにくいのかもしれません。
空売りの場合は、買いよりも心理的負担がありますから、
どうしても目先の動きで怖くなって買い戻すことが多くなりがちで。

あと、純粋な利益狙いの空売りの場合は、
エントリー失敗の場合は、さっさと買い戻して多少の損切りを繰り返し、
市場が暴落して成功した場合は、一気に下がるので大きな利益になる、ということが多いので、
小さい損失を繰り返して、たまにでかい利益を得る、という状況になってしまうのは当然だと思います。

2月の反省点で書き、3月から意識的に見るようにした指標に関しては、なかなか難しいですねー。
騰落レシオなんかは、現在結構加熱感が出てますが、
それを見ている個人の先物売りが、外資なんかの踏み上げにやられて、
後場に怖くなって買い戻す、なんてパターンが多いように見えます。
東証一部は、TOPIX14年ぶり高値更新なんてこともあり、
今後も強さを維持していきそうな気もしますしね。
ただ、貸借倍率と評価損率は、素直に見て良いと思います。
また評価損率が0に近づくようなことになれば、危機意識を持っていいのではないでしょうか。

4月の相場に関しては、毎年の5月の軟調を予期して、
それが早めにくるのでは、と思っています。
ですから、4月中旬は慎重に接していこうと思います。
しかし、そこで個人が弱気になったり、空売りで儲けようなんて色気を出したところで、
機関が一気に買い上げてくるかもしれません。
最近の市場に関しては、一般的な個人の心理の裏を考えた方が良いように感じています。
楽天も、逆日歩&踏み上げでやられた人は結構いそうだし。
私は素直には動かないだろうと思って静観してました。

とか色々語っている私は、最近の相場しか知りませんが(笑
昔の相場が素直だったかといえば、そうでもないでしょうし。
むしろ、今より情報が少なかったわけで、
仕手筋が振り回しやすい環境だったと思いますしね。
ただ、最近は個人投資家が増えてきているのは間違いないので、
一般的な個人投資家の心理というものは、考えておくべきだと思います。
機関や外資は、そういう弱い層をカモにしようと考えていると思いますし。
もちろん、私も一般的な個人投資家ですから、
自分の心理の表と裏をよーく観察する、ということが重要なのかもしれません。

IPOセカンダリー

非っっっ常――――にご無沙汰しております、シーマスターです(;^_^A アセアセ

このところ、IPO銘柄が活況ですね。

毎年の事ながら、この時期には一相場ある事が多いようです。

年末年始、そしてこの時期(3月〜4月頃)に楽しめる事がありそうです。

はっきり言ってマネーゲームですが、当たれば大きいです。

かなりギャンブル性が高く、「投機」である事は間違いないのですが、「相場観」を養う上でも、様々な視野で相場と付き合っていく上でも、そしてギャンブル感を楽しむ上でも(爆)、自分は時折参加します。

年末年始は毎年参加することに決めているのですが、今は少し前のIPO銘柄が比較的公募値からの倍率が低く、大化けが出る可能性が高い部分もあり、いくつか参加しています。

公募値は、主幹事証券会社と会社間で、そしてセルサイドの意見を交えて、三者間でDCF法(ディスカウントキャッシュフロー法)などを中心に話し合いで決定するようです。

たまに会社側の主張があまり反映されず、割安な公開価格で売り出されるケースもあるようですが、普通は概ね適正な価格が付される事が多いです。

そして、その公募値との倍率は安直なようで比較的的を得た指標となりえます。

IPO銘柄の循環物色が始まれば、単純に出遅れ銘柄が物色される事もかなり多いです。

最近で言えばレディー薬局など、公開株数が少ない銘柄がぶっ飛ぶ可能性が高いですね。

少し前のソニーコミュニケーションネットワークや、SUMCOみたいに株数の多い銘柄は値動きが鈍く、VC(ベンチャーキャピタル)の保有数が多い銘柄は売り物も多く危険なので注意が必要です。

今回は、IPO銘柄を狙う上で使えるサイトをいくつかご紹介したいと思います。

繰り返しますが、「投機」です。

「投資」にしか興味がない方には、チャンスはかなり少ないです。

大きな穴を開けないためには、特定の時期での参加、大化け、割安、と思える銘柄が出たとき限定の参加が望ましい気がします。

「投機」にしないためには、詳細な分析を交え、相場の低迷などで割安な銘柄がたまたま発生した時に限定するのが最善かもしれませんね。


ストックウェザー(倍率一覧)

http://www.stockweather.co.jp/sw/ipo/performance.html

発掘宝株!IPO小事典(目論見書要約機能が便利)

http://kabuipo.com/hatsuneyoso.html

東京IPO(情報いろいろ)

http://www.tokyoipo.com/top/ja/index.php

yahoo(類似業種比較、掲示板など便利 見やすい)

http://biz.yahoo.co.jp/ipo/


それではまた、不定期ですが・・・・・(笑)
j_bridgeclub at 06:53|この記事のURLComments(2)TrackBack(4)

2006年04月03日

2006年3月結果報告

投稿者:インディ

3月の結果報告です。

資産残高 1003→1172
月別収支 +169(+16.8%)
年初来収支 -147(-11.1%)

今月からは、ベンチマークとも比較してみます。
一応中長期投資家ですから、
ベンチマークがめちゃくちゃ良いときに多少のプラスじゃ駄目駄目だし、
ひどいときに若干のマイナスだったなら、まあしょうがないな、ってとこですからね。

日経平均      月騰落率■+5.3%  年初来騰落率■+5.9%
JASDAQ指数  月騰落率■+2.8%  年初来騰落率■-4.8%
マザーズ指数   月騰落率■+8.8%  年初来騰落率■-24.8%
ヘラクレス指数  月騰落率■+6.1%  年初来騰落率■-14.8%

というわけで、日経平均は、もうライブドアショックの余波は消えましたね。
私の成績は、日経平均にはまるで及びませんが、
新興銘柄中心の中長期投資家なのでしょうがない感じですね。
しかし、もう少し資産残高が増えたら、日経平均に連動するような、
東証一部優良大型株の組み入れも考えるべきなのかもしれません。

マザーズ指数は、ライブドアの影響をモロに受けていると思うので除外して、
JASDAQとヘラクレスの中間値あたりが、
私が意識せねばならない、最低ラインなのかもしれません。
そう考えると、今月はまあまあ検討していますが、
年間で見ると、平均すら下回っていることになりますね。
原因は、信用も使っているので、上にも下にも大きく振れやすいってことですね。
単純に、現物:信用=1:1を保っているポートフォリオならば、
上下どちらにも2倍動くことになりがちです(厳密には違うけど)。

売買から原因を探ると、2月に失敗していることが大きいですね。
先月の反省で色々書きましたが、
結局、ライブドアショック後に油断があったということでしょう。
というよりも、準備ができていなかったという方が正しいですね。
そのおかげで学んだことは多いので、今後活かせれば良いと思います。

あとは、私のメイン銘柄が、ヘラクレス銘柄が多いってこともありますね。
2月まではダヴィンチ、アセットをメインにしていましたから、
ヘラクレスの代表銘柄の二つなので、私の成績がヘラクレス指数に近くなるのは当然といえば当然です。
また、新興不動産関連の銘柄を触ることが多いので、
このセクターは年末年始の急騰の分、ライブドア後は苦労していますので、
私も苦労していて当然といえば当然です。
しかし、言い訳していても意味がなく、結果を出さなければいけないので、
解決策として、現物のアセットを減らしました。
ダヴィ、アセは連動して動くことが多いので、同じ銘柄を大量保有しているようなものですから、
より信頼感のあるダヴィに絞って現物保有しようと思います。
また、不動産以外のセクターにも積極的に投資しています。
具体的には、IT(ワンセグ)関連、証券、先物関連などです。
今月に関しては、この戦略がそれなりにうまくいった感じです。

2月の反省点で書いた、一つ一つの売買に関して、
エントリーしたときの状況、利確・損切りしたときの状況を書く、という試みについては、
早速試してみましたが、効果はかなりあったと思います。
感覚的な売買が減ったと思いますし、
感覚的な売買をしたときの結果がデータとして残ります。
ですから、週に一度や月に一度それを見直して反省することにより、
普通に売買しているよりは、成長スピードが早くなると思います。
あえて機会を作らないことには、印象としての反省しかできませんからね。
反省する以上は、具体的に何が問題点であるかを浮き彫りにさせないと、意味がないと思います。

また長くなりそうなので、続きは次回。

2006年03月12日

投資手法の再々考

今回の新興市場の暴落を踏まえ、投資手法を再確認しておきたいと思います。

1.同一銘柄への投資は、ポートフォリオ全体額の10%を超えないようにする。

2.同一市場への投資は、ポートフォリオ全体額の20%を超えないようにする。
 (例)東証1部市場15%、東証2部市場10%、JQ市場15%、東証マザーズ市場15%、大阪ヘラクレス市場10%、その他5%、現金30%
 ※東証1部市場の銘柄は、成長性よりもメジャー性(例、コード01番など)や配当性向で選ぶ。新興市場の銘柄選定に関しては、昨年末に説明済みですが、最後に再々掲しておきます。

3.同一ジャンル(例:不動産関連、モバイル関連、バイオ関連、・・・)への投資は、ポートフォリオ全体額の25%を超えないようにする。

4.スイング投資等の短期売買は、全体の20%程度以下に抑える。短期投資分は5〜10%の利食いで十分。

5.中・長期投資分は、買値から倍化したら半分を利食い、0コスト株を作ること。(信用取引の場合は50%売却、50%現引き。)0コスト株は、現物だけの別口座に移し、所有していることを忘れる。(笑)・・・これが一番重要かも?!(笑)

6.信用取引を活用する場合には、暴落時の買い出動に備えて余力150%を維持する。余力が75%(75%〜50%は黄信号と心得る)を割らないように気をつけること。

7.騰落率や信用取組み等の情報は、毎日チェックする。
(ご参考)
http://www.opticast.co.jp/cgi-bin/tm/chart.cgi?code=0188(騰落レシオ)
http://www.opticast.co.jp/cgi-bin/tm/chart.cgi?code=0416&asi=2(評価損率)

8.その他(皆様で付加して下さい。コメント等への投稿を期待しています。)


(再々掲)
まずファンダメンタルズ分析で投資対象を絞り込みます。そして次にPERやチャートを使って買う時を決定します。(最低でも年に4回、四季報を使ったチェックは必要です。)

以下に示す基準は、実際に私が採用している主要な手順の一つです。(注、含み資産株投資には適用しません。)
※何度もお伝えしている様に株式投資に絶対はありませんから、あくまでも一つの方法論として参考程度にご覧下さい。

 セ代の要請を受けている業種にあること。(例:不動産流動化、金融自由化、バイオ立国、放送・通信の融合化、ネットセキュリティ、等々)【メガトレンドの観点】

◆セ裕報を参考にして、今・来期の予想2期を含む3〜5年程度の期間内に営業利益が10倍化しており、且つ、今期・来期の予想営業利益が共に30%(理想を言えば42%)以上の増益見込みであること。今期の増益率<来期の増益率、であればなお良い。【利益成長性の観点】

.来期の売上高営業利益率が15%以上(10%以下はパス)あり、過去と比較しても利益率が上昇傾向にあること。パテントや特殊なノウハウ等、決定的な武器があれば尚良い。【企業競争力(=利益率)の観点】

ぁゼ己資本比率は50%以上あるに越したことはないが、同業種比較で極端に低くなく、且つ、年々高まる方向にあれば余り気にする必要はない。ただし、基本的には10%未満の場合は不可が無難。【投資の安全性の観点】

ァテ蔚搬昭劼犯羈咾靴峠抄醗一人当たりの利益率が高いこと。絶対値としての目安は(税引後の)当期利益2,000万円以上/人、です。同800万円未満/人、の場合は「?」ですね。【経営力の観点】

(+α).社長が魅力的であること。(若ければ尚良し。)【美人投票の観点】

以上のファンダメンタルズ分析により、投資に値する銘柄を50程度リストアップします。それらの銘柄から適正PERとチャート分析等を活用して投資時期を決定して行きます。

さて、具体的な決定の仕方について触れることにしますが、既にお分かりの様にチャートの見方ということになります。細かなチャートの見方に関しては市販のチャート分析本を購入して勉強して下さい。ここでは簡単にして重要(一部オリジナル)な部分についてのみにします。

Аイ泙困蓮⊇蟻株価(週足のローソク棒)と13週移動平均線(以下、13週線)の関係に着目して下さい。13週線が株価の上方に存在している間は基本的には株を買ってはいけません。(一番重要な知識と心得ておいて下さい。この知識だけで、チャートの見方に関してはセミプロレベルになれるはずです。)

─ゼ,法⊆尊櫃旅愼時期が近づいてきたら、日足株価(日足のローソク棒)と5日移動平均線(以下、5日線)との関係に着目します。株価が下方から5日線を上抜いてきた時が買いサインの点灯だと覚えておいて下さい。
「週足株価と13週線の関係」から「日足株価と5日線との関係」へと移行しながら購入タイミングを絞り込んで行きますが、このステップを経ずに最初から「日足株価と5日線との関係」だけを頼りにしていると騙しに会う確率が非常に高くなってしまいます。

.下降トレンドに於いては、値幅整理(直近高値からの値下がり幅)及び日柄整理(高値からの経過日数)が十分であるかを確認します。また、上昇トレンドに於いては、時価の水準が適正株価の50%未満であることを確認した上で10〜20%程度の急落時に購入します。(そして、仮に5〜10倍の投資リターンを目指していたとしても投資した株の価値が倍化したら半分売却し、残りを0コスト株にする! これが重要です。)

.株価を先読みするための各種指標は、其の殆どが遅効性指標になっていますが、「出来高の変化」と「信用取り組み」のみが(時として)例外的に先行性を示すことがあります。そういう意味では、絶えず注目に値します。

少なくとも、以上の10項目をチェックしてから購入を決断してください。







2006年03月11日

2006年2月株式投資反省

投稿者:インディ

前回の続きです。

反省点二つ目としては、以前から何度も書いてますし、一つ目の反省点と被りますが、
長期の戦略を、たまたま見た目先の動きですぐに変えてしまうことですね。
もちろん、目先の動きから長期の戦略の修正をする必要はあるんですが、
うまくバランスがとれていないというか、すぐに振り回されてしまうというか。
結局、まだ自分の中に明確な理論がないからこういうことが生じるのでしょう。

この問題を解決するには、
一つ一つの売買に対して、なぜ今エントリーして、どんな状況になったら利確なり損切りなりするのか、
書き記しておくことが有効かもしれませんね。
そもそも、頭の中で考えているだけでは、長期の戦略が感覚的というか、ぼやけているのかもしれないし。
書いておいて、あとで一つ一つ反省するくらいのことをしないと、改善されないかもしれませんね。
早速取り組んでみます。

他には、これも以前にも書きましたが、
やはり不動産ばかりのポートフォリオは改善した方がいいかもな、と思いました。
ライブドアショック以降、銘柄が違っても、同セクターは同じような動きをすることが多いですからね。
まあ、セクターが違っても、振興銘柄ならば同じような動きをしていたりもしますが。
つまり、暴落時は需給によって株価が決定しやすくなるので、
単に企業のファンダメンタルだけを見ていても、何も解決しないってことですね。
もちろん、現物オンリーならば放置も可能でしょうが、今後も信用は活用していきますからね。
リスクの分散効果を高めるために、他のセクターの有望銘柄にも、常にポートフォリオの何割かは割り振れるようにしたいですね。
状況によっては空売りも入れて分散することも検討してみます。

あと、自分の売買データを集計していて気づいたことがありまして。
実は、1月2月のデイトレ成績、スイング成績、ともにそれなりにプラスだったんです(ついでに空売り成績も)。
勝手にチャラくらいかなーと思っていたので、ちょっと意外でした。
もちろん、基本的にはそんなにデイトレもスイングもやらないので、
(デイトレは、注目銘柄が寄りから上げそうなパターンのときにたまに参戦、
 スイングは、長期で考えていたが結果的にスイング、というパターンが多い)、
たまたま確率が偏っただけかもしれません。
ただ、スイングなんかは、相場の方向感の研究のためにも、もう少し突き詰めてみたいですね。

などと考えて、ここ最近の相場で、初動を見極めたスイングをしようと試みてみましたが、
方向感のない相場に振り回されまくって損失を出してしまいました。
こういう状況のときは静観していたほうがいい、ということも選択肢に入れて見極めないといけませんね。
実験しようと思うと、どうしても動きたくなってしまいますね。
「動かないこと、キャッシュが多いことも一種の攻撃的なポジション」ってことをしっかり認識しないと。

銘柄の研究は、一通りさらっとしかできませんでした。
状況的に、銘柄よりも、急落や急騰の見極めの方を重視したくなってしまったというか。
もちろん、理想は軸のぶれない長期投資ですから、
銘柄研究も、しっかりやっていきたいです。
株式投資には様々なアプローチ方法があるから、色々試そうと思うと、やることがいくらでも増えていきますね。
ここにも自分で判断するバランスが求められているわけですね。

2006年03月04日

ウルトラクイズ理論

こんばんは、シーマスターです☆

以前某掲示板でも書いた事があるんですが、今日はその話をちょっと。

まあ、くだらない雑談ですのでさらさらっと読み散らかして下さい(笑)

以前、友人とプレステだったかXBOXだったか忘れましたが、ゲームのウルトラクイズにはまった事があります。

その中で、早押しの勝ち抜けゲームみたいなやつがあって、それにはまっていました。

その中で、やたら勝ち続けることが出来たんですが、この考え方は投資にも応用できるんだろと勝手に思ってます(笑)

ルールは、全員ゼロポイントから始まり、一回正答すると+1ポイントになります。
そして、+2ポイントになると、勝ち抜け問題のステージに進めます。
この問題で誰よりも早く正答すれば勝ち抜け、というルールです。
さらに、重要なのはお手つきは-1ポイントです。

勝ち抜け問題で正答できない場合は、ゼロポイントに戻ります。

結論から言うと、わかる問題だけをきっちりと答えていけばいい、と言う事です。

他の人は、いち早く答えようと、そしてあやふやな知識でも一か八かで答えようと必ずと言っていいほどマイナスポイントを積み重ねたり、勝ち抜け問題でお手つきして戻って来ます。

焦りという心理が、かなりの確率でそのような状況を生み出します。

すこし時間がかかっても、自分だけが答えられる問題が必ずありますから、それだけを確実に答えていけば、他が勝手に撃沈していきます(笑)

投資においても、いかに「お手つきをしないか」、すなわちいかにババを引かないかが重要になります。

以前よく読んでいたサイトのファンダメンタリスト(元機関投資家らしいですが)の方が、一年のうちほとんどをキャッシュポジですごし、ここぞと言うときだけ出動してかなり高いパフォーマンスを生んでいる人がいる、と言う話を書いているのを思い出しました。

中途半端な分析や情報で飛びついてお手つきをしないように、わかる問題だけに手を上げるようにしたいですね(笑)

そして、分析や予想と、希望的観測は全く別物である事も常に念頭に置いておきたいと思います。(基本的にアホールド主体ですが(;^_^A アセアセ)
j_bridgeclub at 04:22|この記事のURLComments(2)TrackBack(1)

2006年03月03日

2006年2月結果報告

投稿者:インディ

2月の結果報告です。

資産残高 1297→1003
月別収支 -294(-22.7%)
年初来収支 -316(-24.0%)

というわけで、結構やられちゃってます。

1月同様、前半は堅調で、資産残高は1600まで回復していました。
そこで気を抜いてたわけでもないとは思うんですが、
やっぱり抜けてたのかもしれませんが、
ライブドアショックとは違い、じわじわと下げていき、
あれ?と思ったときにはもう遅い!なんて感じの今年2度目の激しい暴落。
今回はあまり事前対処ができませんでした。
ただ、途中に海外旅行もあり、見てなかったことも幸いし(笑、
下落が始まってからは、まずい売買はほとんどしてないです。
一度落ち着きかけたところでポジション調整し、
旅行中の底で指値で買えていて、
戻って落ち着いたところでもう一度整理、という感じでした。
しかし、旅行中の底の日は、
信用維持率が、恐らく50%を切っていたと思うので、
結構危ない橋を渡ってしまってますね。
ひやっとすることがないポジションのとり方を心がけなければなりません。

結局最後は、戻り売り&分割による維持率低下を考慮した現物売りでポジションをかなり軽くして終了です。

反省点として、一つ目は、「下落は見抜けたか?」ということです。
後からチャートを振り返ると、下落し始めで逃げれたように見えますが、
その時に気づけるかどうかを検討することが重要です。
それは、単にチャート分析やあらゆる指標から見抜けるかどうかだけではなく、
日常の株の接し方も含めて考慮しなければなりません。
どういうことかといえば、ライブドアショックのような敏感な時期は、
あらゆる指標を見たり、チャートを分析したり、色々な人のブログを読んで意見を参考にしたりしますし、
私なんて、ほぼ一日中張り付いて相場を見ていましたが、
それ以外の平常の場合に、どれだけのことができるのか、ということです。
常に株に対して全力投球で生活しているわけではありませんので、
省エネ投球の中に、暴落の可能性を見つけれるような行動も入れておかなければならない、ということです。
また、全力投球に切り替えるきっかけも検討せねばなりません。

今回の場合は、ライブドアショックのとき、信用残がそれほど改善しておらず、
追証スパイラルという感じはなかったので、
今後も弱含みの相場になると考えていながら、
その後、やはり今の相場はそれなりに強いのかな、と考えを推移していってしまいました。
なぜ推移してしまったかといえば、判断材料になる指標や数字を見る習慣がなかったので、
弱含み相場になる、という自分の見解を、強く信じられなかったからです。
今、全体指標を見てみると、三市場の買い残、貸借倍率、評価損率、全てがまだ警戒感を示していたことが分かります。
しかし、これらの指標は週1回の更新ですので、
市場に対する警戒感や安心感などの売買前提条件を探ることはできますが、
細かい売買タイミングを掴むことはできないかもしれません。
日々の値動きは、各市場の指数チャート、外資系動向から推測してみます。
最近は、個別銘柄の値動きよりも、全体の動向が重要ですし。

各市場の指数チャートは、もちろんほぼ毎日確認しているのですが、
なんとなく見ていただけでした。
今、振り返ってみると、日経、ジャスダック、マザーズ、どれを見ても、2月8営業日目がポイントですね。
あの強めの陰線で、暴落を覚悟するべきだったと思います。
よって、8営業日目の場中、もしくは、9営業日目の寄りでポジション調整をすべきだったのでしょう。
しかし、個別銘柄で見てみると、9営業日目の寄りではちょっと手遅れっぽい銘柄もあり、
さらに、8営業日目は金曜日、9営業日目は月曜日なので、
月曜の寄りから投げるのは、少し勇気がいりますよね。
なかなか難しいです。
貸借倍率、評価損率から警戒感を持ちつつ、
新興市場の6営業日目に戻りの弱さを確認して、ポジションを軽くする決断をすべきなのかもしれませんね。
日経平均は、6営業日目に荒れてますし。

外資系動向はどれくらい参考になるのか分かりませんが、
今後は意識的に注目しておきます。

というわけで、今後は、省エネ投球をしているときでも、
毎日、注目銘柄の株価、チャート、証金残、各市場の指数チャート、外資系動向の確認、
週1回、三市場の買い残、貸借倍率、評価損率、
それに個別銘柄や指数の週足チャートの確認をしていきたいと思います。

長文になってしまったので、その他の反省点は次回。

ちなみに、今日の陰線も、ポイントかもしれませんね。
明日も下落すれば、来週はかなり厳しそうですね。
引き続き楽天の動向も気になります。

2006年03月02日

楽天ショック!?

投稿者:インディ

楽天、公募増資で1076億円調達…三木谷夫妻も売却

恐ろしいですね。
これ、普通に楽天ショック発動しませんかね?
全盛期のライブドアより時価総額がでかいですし、
楽天を担保に信用取引している個人投資家は結構いそうですし、
そもそも楽天の株価は、元々どう考えても割高ですし。
借金もものすごい額ですし、TBS株購入失敗の影響は明らかですし。
更に、自分たちの保有株も大量に売って、心証悪いですし。

私は三木谷氏が好きではありません。
企業の経営に関しては、私は詳しいことは分かりませんが、
以前にinatoraさんの楽天斬りの文章を読んで、
まさに、そんな感じだよなーと思いました。
また、経営のことが分からなくても、プロ野球のことは分かります。
一言で言えば、三木谷氏はプロ野球やプロ野球を愛している人をバカにしている、
としか思えないような行動が多いと思います。
プロ野球の構造について、あまりにも勉強不足だと感じます。
一年目で黒字を出せたのは、経営がうまかったからではなく、
完全に暖かい地元ファンのおかげです。
また、センスもないと思います。
一年で監督解任も、後任に野村監督を選んだのも、センスがないと思います。
例え負け続けても、徐々にチームとして成長していく過程を見守ることをファンは期待していたりするのに、いきなり1年でリセットです。
更に、仮にお金を使って強くするなら、ピッチャーもバッターも助っ人がしょぼすぎです。
今のチーム状況では、田尾監督でも野村監督でも、成績は変わらないでしょう。
むしろ、歳をとって熱意が薄れてきた分、
野村監督の方が、大型連敗を喫する可能性が高いと思っています。
細かい部分では、昨年のライブ視聴権の10万円とか、バカなんじゃないの、と思います。
何でテレビよりもまだまだ画質の悪いネット動画に、
1試合1470円も払わなくてはいけないのでしょうか。
毎試合見れる人は少ないでしょうから、実際は更に単価が上がります。
2試合で球場で観戦できる値段です。
バランスが悪すぎますね。

まあ、今は楽天批判をしている場合ではありません。
明日から、また新興市場は崩れるかもしれません。
ただでさえ不安定な状況ですから、
引き金になる可能性は高いと思っているんですが、どうでしょうか。
私は、今はかなり軽めのポジションで、東証1部銘柄も保有しているので、
再度新興市場大暴落が起こったら、今度こそうまく立ち回りたいですね。
色々な可能性を想定しておきます。

あと、一つ気になったのが、TBS株です。
もしも、楽天大暴落が発生したとしたら、
楽天は、財務改善のために、泣く泣くTBS株を手放さなくてはならないのではないでしょうか?
となると、かなりの売り圧力になると思います。
つまり、明日、TBSに空売りを入れる戦略は面白いかもな、ということです。
しかし、今、TBS株を見てみると、
なんだかここ最近、ちょっと怪しげな動きをしているような気がするのですが。
楽天関連で、何かやってるんですかね。
何か裏で動きがあるとすれば、安易な空売りは危険かもしれませんね。
空売り経験は、まだあまりないので、難しいところです。

2006年02月25日

暴落のシグナル

ご無沙汰しています。

ライブドアショック、そして今回の大幅な下げは物凄い衝撃できでしたね。
信用を駆使しての売買でしたから、ごたぶんに漏れず、コテンパンにやられました(笑)
まあ、退場を宣告されるような事は無いんですが、資産の増加も早いですが、減少はもっと早いですね〜(;^_^A アセアセ

ストキャスティクスやRSIなどのオシレーター系の指標から買い場だとわかっていても、なかなか買えない状況ではありました。

今回の事で、暴落相場を事前に予測し、リスクヘッジや休むも相場を敢行することの重要性を改めて認識しました。

去年までの経験則で、下げで売ってしまうと後悔しますし、いい銘柄は持っていれば戻す、と言うような安易な考えが定着していた部分もありそうです。

そこで、暴落を予測し、被害を最小限に食い止める努力が必要になりそうです。

その為の指標はいくつかあると思いますが、過去の経験則から、ほぼ100%に近い形で相場全体の天井圏のシグナルを現すものがいくつかあります。

信用の評価損率と、騰落レシオ(天井140、底60など)は、ほぼ例外なく天井を教えてくれるようです。

今回の暴落前も評価損率がマイナス(信用が評価益ゾーン)を現していましたが、「強い相場とはこんなもんなんだね」と時間と共に気にしなくなっていたのが間違いだったのかも・・・・(笑)

たぶん、ライブドアショックや外資の売り観測が無くてもいずれ暴落していたと思います。

ライブドアショックの前日は、高値更新銘柄も物凄い数になってて、そこにライブドアショックで、「やばい!!!」って思いましたから(笑)

実際には前場で戻したから放置してしまったんですが(爆)

今後の参考にしたいですね。

http://www.opticast.co.jp/cgi-bin/tm/chart.cgi?code=0188
↑騰落レシオ

http://www.opticast.co.jp/cgi-bin/tm/chart.cgi?code=0416&asi=2
↑評価損率

また、暴落相場には特徴があります。

ありえないくらい大きな力を感じたときは、それなりの対処が必要かもしれませんね。(特に信用取引は)

例えば、株価ボードが全部真っ青で、ほとんどの銘柄がストップ安状態になる、など。

特徴としては、 暴落→あや戻し→さらに暴落→本格リバウンド

のパターンが多いようです。(過去にもだいたいこの動きらしいです)

ただ、場合によっては三段目があることもあるようです。

また、このような環境化においても、ストキャスティクスの「ゼロ」や、長い陰線が3本連続で発生するなどのテクニカル的な指標はちゃんと機能するようです。

とりあえず25日線との乖離も激しかったから、ここまでの戻りは当然と言えば当然でしょうか・・・

量的緩和と金利不安、外資の動向など(実際には売ってなかったみたいですが(笑))、ほとんど織り込まれてしまっているといいですね。

3月のSQも気になりますし、また強さの際立つ相場に戻ってくれるといいですね〜

空売り銘柄をピックアップしましたので、次回は下げでも活躍できるといいな、と思います(笑)

基本的に信用も織り交ぜつつのアホールド方針なので、今までどおり成長株投資を基本にしつつ、暴落もチャンスと捕らえられるようになりたいと思います。


j_bridgeclub at 01:53|この記事のURLComments(10)TrackBack(1)

2006年02月23日

魔の30分とバーゲンハンティング

ここ2日ほど新興市場はストップ高が多く見られ、リバウンド高に沸いています。新聞報道にもあったように「魔の30分」による外資の売り攻勢もハデには出来ない状況でしょう。となると、今の新興市場はバーゲンハンティング市場になっている可能性が高いと言えるでしょう。

1月高値から半値以下水準になった株も多く、株価的には既に売られすぎのように感じられましたが、後はトレンドの転換が必要でした。ここからは5日線とのクロス、13週線とのクロスに向けて上昇していく可能性が大きいと思われますが、その間には1度、初押しもあるでしょう。今回乗り遅れている人は初押し場面を狙っても面白いでしょう。

ただ、「魔の30分」は依然として存在していますし、金利動向も含め、不安定要因は少なからずありますから、引き続き慎重な投資姿勢は必要です。





2006年02月15日

新聞

投稿者:インディ

起業に向けて、具体的に現在何をやっているか書きます。
まずは基本的なことから。

「日経新聞を読む」

はい、基本すぎてごめんなさい(笑。
しかし、若い世代で読んでない人は、意外と多いと思うんですよね。
新聞の文章は硬いし面白くないし、興味のない話題も多いです。
はっきり言って、読むのには多少の苦痛が伴います(私の知的レベルが低いからかもしれませんが)。
最近までは、「性のエリート」の小説が連載されてて笑えましたが(笑。

実際、日経の記事は、どうなんでしょう?
素晴らしい記事ばかり書かれているのでしょうか?
私には、比較材料や知識がないのでいまいち分かりません。
しかし、若い世代の気を引く構成でないのは確かです。
世の中のあらゆるメディアが顧客開拓に心血を注いでいるのに、
基本的に新聞は(特に日経は)そういう努力をしているとは思えません。
しかし、新聞は本来そうあるべきなのかもしれません。
テレビが視聴者に迎合しすぎて、くだらないことが多くなっているのは確かですし。

ところで、我々が日経新聞を読む理由として、
記事の内容が優れていることが一番重要なことなんでしょうか?
当然、重要であることは間違いないんですが、
私が一番重要だと思っているのは、
「多くの優良なビジネスマンが読んでいる」という現実だと思っています。
多くの優良な人間が読んでいるということは、
そこにその人間たちの常識やコンセンサスが生まれるわけですよね。
それを自分も持っていられることが重要なのではないか、と思います。
単純に、知らないと、素晴らしい方々と話すら合わない、とか、
考え方の前提が合わない、なんてことがおきてしまいますからね。
中身がどれだけ素晴らしいかなんて、最初のうちは分かるわけがないと思います。
知らないんですから。
ただ、そんなことより、読むことが重要だ、というわけです。
内容は、これだけ有識層が読んでいるんですから、それなりに信頼すればいいんじゃないですか?
まあ、駄目な記事も結構あるみたいですけど。

また、日常生活のなかで、幅広い知識を身につける習慣というのは、
なかなか作れるものではありません。
そういう面でも、「日経を読む」ってのは意義があるのではないでしょうか。

ちなみに私は「日経朝刊」「日経夕刊」「日経流通(MJ)」を読んでいます。
これは前職で習慣づいたことなので、
前の職場に感謝せねばなりません。

また、ただ読むだけではなく、興味のある記事の切り抜きをしています。
ただ読むだけですと、習慣付けがしにくい部分があると思います。
適当に目を通して、読んだ気になって終わり、みたいな。
私は今の段階では完全に楽しんで読むことはできないので(笑、
めんどくさくなって投げ出してしまうかもしれないので、
習慣付けのために切り抜きをしています。
あえてノルマを作って、こなす習慣をつけてるわけです。
実際、切り抜いた記事を後から読み返して役に立つこともありますし、一石二鳥です。

新聞を読むのが苦手な人は、全ての記事を読まなくてはいけない、と思っているからだと思います。
おそらく、全部読んでいる人は、全体の10%にも満たないと思います。
最初は、興味のある記事から読んでいけばいいと思います。
私なんて、だいたい30%も読んでないと思います。
興味のある小見出しの記事を読むだけです。
その中で、残しておく価値があるなと思ったら、すぐに切り抜きます。
「意味ねー」と思ったら飛ばしまくりです。
ちょっと飛ばし過ぎかもしれません(笑。
政治面なんて、最初からぶっ飛ばしてますし。
そろそろ、もう少し幅広く興味を持たないといけませんね。

切り抜く記事は、

・起業に役立ちそうなこと
・株式投資に役立ちそうなこと
・個人的に興味があること(私はIT系が多い)

と、3つの視点で考えています。
自分の状況に合った視点を考えればいいと思います。

2006年02月14日

寓話(ある個人投資家の物語)

前説
この物語には、慮、望、虎、縮、虚、虎の父親、観先生という7人の個人投資家を象徴した人物が出てきます。森は証券市場を比喩していますが、・・・・・。各人が手にした財宝をどう扱うのか、はたまた、それにどう振り回されていくのかということを通して、個人投資家の成長過程とあるべき姿の一例を示したいと考えました。物語の中には、欲望を持った望と慮や欲望を持ちながらも膾(なます)を吹いて縮(ちじ)こまる「縮(しゅく)」、怖いもの知らずの「虎(こ)」(恐れるべきものを恐れない、これを匹夫の勇と言います。)や聖人か、はたまた木石(ぼくせき)の類か、と思わせる無欲な「無(む)」、今ひとつ世の中についていけない「虚(きょ)」という人物も登場します。では、どうぞご笑覧下さい。




昔、或(あ)る村に慮(りょ)、望(ぼう)、虎(こ)、縮(しゅく)、無(む)、虚(きょ)と言う名の貧乏(びんぼう)な6人の若者(わかもの)がいました。

村には伝説(でんせつ)がありました。森の中のお堂(どう)に莫大(ばくだい)な金銀財宝(きんぎんざいほう)が隠(かく)されていると言うのです。或る日、慮、望、縮の3人がお堂に隠されているという金銀財宝について話し合っていました。しかし、結論(けつろん)は森には入れないというものでした。それは恐怖心(きょうふしん)によるものでした。もう百年以上森に入ったものなどいません。それより以前は幾人(いくにん)かの村人が森に入って行ったそうですが、誰(だれ)一人として森から戻(もど)って来た人がいなかったそうです。

この話をそばで聞いていた虎は「俺様(おれさま)には何にも怖(こわ)いものは無い。お前たちに代(か)わって俺が宝(たから)を手に入れてやる。」と笑(わら)い飛(と)ばしながら慮、望、縮、無、虚の5人に言い放(はな)ちました。

無は、人間は清(きよ)く正(ただ)しくあればそれだけで十分(じゅうぶん)であり、それ以上は何も求(もと)めないというタイプで、虚はどこか抜(ぬ)けていると言うか、浮世(うきよ)離(ばな)れしていて、贅沢(ぜいたく)な生活には憧(あこが)れつつも冒険(ぼうけん)や金儲(もう)けとは凡(おおよ)そ縁遠(えんどお)いタイプでした。

翌日(よくじつ)、虎は杖(つえ)代わりの木刀(ぼくとう)を片手に森に向かって出かけていきました。心配(しんぱい)そうに見送る5人に向かって「帰ってきたら俺は大金持ちだ〜!」と高笑(たかわら)いしながら後姿(うしろすがた)のまま手を振(ふ)りました。

しかし、3日経(た)っても、1ヶ月経っても虎は戻ってきませんでした。恐(おそ)らく森の中で死んでしまったのでしょう。虎の母親は何日も何日も泣き明かしました。

それから3年の月日(つきひ)が流(なが)れました。5人は相(あい)変わらず貧乏でした。あれ以来、森の話はタブーになっていました。特に、縮は「森」と聞いただけで顔を青ざめさせるほどでした。しかし、或る日突然(とつぜん)、望が森へ行くと言い出しました。「このままではいつまで経っても貧乏のままだ!森へ往って宝を捕(と)ってくる。」と悲壮(ひそう)な顔でみんなに言いました。

縮はびっくりして「止(や)めたほうがいい」と言いました。無は相変わらず無関心でした。虚はどう言っていいのか迷(まよ)っているようでした。慮も縮と一緒(いっしょ)に止めるように言いましたが、望の決心(けっしん)が固(かた)いのを知(し)ると「もし、どうしても往くと言うのなら、私も一緒に往きましょう。」と提案(ていあん)しました。

望は一瞬(いっしゅん)ありがたいと思いましたが、すぐにその申(もう)し出を断(ことわ)りました。それは、もし宝を手に入れた時の山分(やまわ)けを嫌(いや)に思ったからでした。

お堂の前の沼(ぬま)の手前(てまえ)までやってきました。沼の周(まわ)りには数多(かずおおく)くの白骨死体(はっこつしたい)がありました。お堂の前には虎らしき服装(ふくそう)の死体も見えました。崩(くず)れた屋根瓦(やねがわら)から差(さ)し込(こ)んだ日光がお堂の中の金銀財宝に反射(はんしゃ)して壊(こわ)れかけた扉(とびら)からその輝(かがや)きが漏(も)れ出ていました。

「やった!とうとう見つけたぞ!」と叫(さけ)ぼうと思った瞬間(しゅんかん)、物凄(すご)い吐(は)き気と今までに感じたことが無いほどの悪寒(おかん)を背筋(せすじ)に感じました。沼の辺(あた)りは風の通りが悪く、沼から湧(わ)き出るガスで空気(くうき)が淀(よど)んでいたのです。望は慌(あわ)てて踵(きびす)を返(かえ)し、村へ向かって一目散(いちもくさん)に走り出しました。しかし、実際(じっさい)の姿(すがた)は酔(よ)っ払(ぱら)いの千鳥足(ちどりあし)のようでした。

望は、その日の夜遅(おそ)くに瀕死(ひんし)の状態(じょうたい)で村に帰ってきました。森から生還(せいかん)したただ一人の人ということで村は大騒(おおさわ)ぎになりました。村人の多くが望の話を聞きたいと望の家に押(お)しかけました。

しかし、望は後遺症(こういしょう)も酷(ひど)く、十分(じゅうぶん)な歩行(ほこう)も困難(こんなん)で、何より満足(まんぞく)に話すことさえ適(かな)わないような状態(じょうたい)でした。それで誰にも会(あ)おうとしませんでした。ただ、もう二度(にど)と森に往くことは無かろうと感(かん)じていたので、慮だけには見てきた事の全(すべ)てをたどたどしい喋(しゃべ)りで話しました。

翌日、慮は隣町(となりまち)の賢者(けんじゃ)と評判(ひょうばん)の高い観(かん)先生(せんせい)を訪(たず)ねて、幾(いく)つかのアドバイスと手書きの地図(ちず)を貰(もら)い受けました。慮は村に帰って、観先生に貰ったアドバイスを実行(じっこう)するために、無や虚をはじめ他の村人にも援助(えんじょ)を求めましたが、誰一人耳を傾(かたむ)ける人はいませんでした。

仕方(しかた)なく、慮は一人で実行に着手(ちゃくしゅ)しました。それは地図に示(しめ)されたとおりに木を切り出して沼までの道を作り出すことでした。20年の月日が流れました。

その間、切り出した木材(もくざい)を隣町の材木商(ざいもくしょう)に売り生計(せいけい)を立てていた慮はそれなりの暮(く)らし向きになっていました。今や命(いのち)を賭(か)けてまで宝を手に入れる必要はなくなっていました。しかし、彼にはある思いがあったのです。

村には1年を通して緩(おだ)やかな東南の風が吹(ふ)いていましたが、年に1度だけ強い東風(こち)が吹く日がありました。慮は毎日森を眺(なが)めながら、否(いや)、彼が一人で切り開(ひら)いた道を見つめながら、その日が来るのを今や遅(おそ)しと待っていました。

その日は朝早くから強い東風が吹いていました。慮は二輪車(にりんしゃ)を後ろ手に片手(かたて)で曳(ひ)き、もう一方の手にはカナリアを入れた鳥篭(とりかご)を持ち、一人で森に入って往きました。お昼前には沼に着きました。沼からお堂前までは手にしてきた鳥篭を目の前に翳(かざ)しながら、慎重(しんちょう)に歩(ほ)を進めました。割合(わりあい)と暖(あたた)かな日だったのですが、彼の体は冷(ひ)や汗(あせ)ですっかり冷え切っていました。彼は恐怖と必死(ひっし)に戦(たたか)っていたのです。

しかし、何事(なにごと)も無くお堂に辿(たど)り着(つ)きました。お堂の中は目も眩(くら)むほどの多くの金銀財宝に溢(あふ)れていました。彼は持てる限りの金銀財宝を持つと虎の遺体(いたい)とともに二輪車に積(つ)み込(こ)み、村へと引(ひ)き返しました。村に近づくと慮は予(あらかじ)め作ってあった秘密(ひみつ)の場所(ばしょ)に宝を隠しました。

彼は夕刻(ゆうこく)に帰って来て、まっすぐ虎の家に行きました。虎の両親(りょうしん)と共(とも)に虎の亡骸(なきがら)を弔(とむら)いました。

翌朝、隣町の観先生を訪ねました。お礼を差し上げて、これまでの20数年余の経緯(いきさつ)を報告(ほうこく)しました。帰りしな、先生から貰った幾つかのアドバイスを反復復唱(はんぷくふくしょう)しながら、村の長老(ちょうろう)を訪ね、彼の思いを伝(つた)え、その協力(きょうりょく)をお願(ねが)いしました。

慮はそれから数ヶ月後に学校を作り、更(さら)には沢山(たくさん)の図書を村に寄付(きふ)しました。そして観先生を迎(むか)え、村人の教育向上(きょういくこうじょう)に尽(つ)くしました。また、病院(びょういん)も作り、沢山の薬(くすり)も寄付しました。時が流れ、慮は長老たちの推挙(すいきょ)で村の長(おさ)になりました。

慮の人生(じんせい)は一見(いっけん)、順風満帆(じゅんぷうまんぱん)に見えました。しかし、胸(むね)に幾つかの深(ふか)い悩(なや)みを抱(かかえ)えていました。それは全(すべ)て観先生の忠告(ちゅうこく)に逆(さか)らったために起(お)こったことでした。

「金銀財宝をそのまま個人(こじん)に分(わ)け与(あた)えてはいけない。」と言う先生の忠告を無視(むし)して、虎の両親、望、縮、虚に宝を分け与えたのでした。無は、慮の好意(こうい)を断り、相変(あいか)わらず貧乏のままでしたが、それを良(よ)しとしていました。

虎の父親は働(はたら)かなくなり、酒(さけ)浸(びた)りの日々(ひび)になってしまいました。そのうえ盗難(とうなん)に遭(あ)い、家庭(かてい)が崩壊(ほうかい)してしまいました。望は米相場(こめそうば)に手を出し、借金(しゃっきん)塗(まみ)れになり、終(しま)いには破産(はさん)してしまいました。縮は自堕落(じだらく)な生活(せいかつ)に身(み)を持ち崩(くず)していました。虚の前には、親戚(しんせき)やら友人(ゆうじん)と称(しょう)する者が沢山現(あらわ)れ、彼に与えられた金銀財宝は見る間に底(そこ)をついてしまい、とうとう人間不信(にんげんふしん)に陥(おちい)ってしまいました。

慮が暗(くら)く沈(しず)んだ日々を送(おく)っている時に、観先生が危篤(きとく)になり、彼は急(いそ)いで先生の病床(びょうしょう)に駆(か)けつけました。先生は一瞬にして慮の悩みを見抜(みぬ)き、彼に向かってこう言いました。「貴方(あなた)が経験(けいけん)した全て、若(わか)き日の悩み、苦(くる)しみ、勇気(ゆうき)、恐れ、利他(りた)の心、そして壮年時代(そうねんじだい)のそれ、それら全てを若者に告(つ)げ、次代(じだい)を担(にな)う人を育(そだ)てなさい。それを貴方の晩年(ばんねん)の作業(さぎょう)にしなさい。」と。先生の声はもはや弱々しいものでしたが、しかし、同時(どうじ)に力強く確信(かくしん)に満(み)ちたものでした。

慮は、ハッとしてその目に輝きを取り戻しました。慮は、知らず知らずのうちに過去に生きてしまっていました。人を育てる、と言う先生の一言(ひとこと)で未来(みらい)を取(と)り戻すことができたのです。慮は先生の手を握(にぎ)り締(し)め、涙(なみだ)を流しながら感謝(かんしゃ)の言葉(ことば)を述(の)べました。彼の目に光が戻ったのを確(たし)かめた先生は柔(やわ)らかな微笑(え)みを浮(う)かべ、静(しず)かに息(いき)を引き取りました。

そしてまた沢山の、本当に沢山の月日が流れました。

慮の他界(たかい)後も100年の長きに亘(わた)り、その村は沢山の人材(じんざい)を輩出(はいしゅつ)し続け、物心(ぶっしん)を伴(ともな)った本当(ほんとう)の繁栄(はんえい)を続(つづ)けたということです。(おわり)



あとがき
森は証券市場を比喩していますが、お堂の中の財宝が大化け株だとしても、木の一本、一本が堅実な株式による利益であることに気づく人は案外と少ないでしょう。
望と同じく一山当てて貧乏から脱出したいと思っていた慮は、開きなおった行動をとることなく、十分な情報収集と確りとした分析を行い、タイミングを計り、最後の詰めにも細心の注意を払って財宝を手に入れます。そしてこれが一番肝心なことですが、この物語の大きなテーマの1つとなっている「生きたお金の使い道とは何か?」です。物語の中では敢えて描きませんでしたが、これは観先生の教えによるもので、慮は利他の心に目覚めます。ただ、ひとつ忠告を守らなかったことが慮の心を苦しめますが、最後は貴重な経験と知恵を後世に伝えること、それと人材を育成することが最も重要なことだということに気づき、失いかけていた未来を取り戻します。
ハイリスクハイリターン、ローリスクローリターン、色々ありますが、生きていることそれ自体を投資であると考えたらどうなるのでしょうか? 貴方の人生時間が投資資金、そして有効な時間、充実した日々が送れたら利益、そうでなければ損失、と考えてみたら、・・・明日から人生が違って見えてきませんか?




「実業之日本社」から知る人ぞ知る彼(か)の本多静六翁の著書3部作が復刻版で出版されています。投資家必読の書だと思います。