アマチュア無線と出会って・・・55年以上が過ぎました。 第2級アマチュア無線技士の資格がありながら、QRPを楽しんでます。 QRVよりも、無線機をいじくりまわして、楽しんでますが、老眼により、回路図を見るのが苦痛であります。  

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平成29年9月11日
ジャンクのUHF無線機を500円で落札をした。 
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このハンディー機は、30年から34年前の430MHz帯域のアマチュア無線機。

ALINCO社製
モデル名は
ALX-4

IMG_0336
ヤフオクで出品者の方のコメントは
定番コメント
「動作未確認」
「ノークレーム」
「返品不可」

の品物を落札した。
 

 本来の道楽である無線工学のレストア対象の患者を落札した。

出品者さん・・・

レストアして直しちゃいますよ


相当な画像数をアップしてます

品物が届いたので、 さっそく外見確認。
IMG_0337
相当なダメージを受けている。

アンテナは、オリジナルのRCA型のコネクターです。

IMG_0338

電源は、まだ入れてません。

IMG_0339
理由は、前オーナー氏が、どのような環境で使っていたのか、まったく不明だし、電源を入れたら、集積回路がショートして、逝ってしまう恐れがある。

IMG_0340
 場合によっては、既に、ショート等の内因性の障害で逝っている場合。

水没、落下等の外傷性により逝っている場合。

 または、相当な電子回路のダメージで、瀕死状態・・・・

IMG_0352
 この無線機の回路図が無い。
 
  いつも、ジャンク無線機を手にするとワクワクとするのは、自分だけかなぁ。
IMG_0367
乾電池ボックスには、ペンキ塗料で「文字がかかれている」

IMG_0392
本体の背面にもペンキ塗料で「文字が書かれている。」
IMG_0376
黄色マル印の部分には、割れたプラスチック製の筐体を補修した跡なのか、大量の接着剤が塗られている。
IMG_0377
なんだかなぁ・・・凄いことになってます

物凄い塗り方をしているなぁ・・・・

相当に深いクラックでも入ってしまったのか・・・

IMG_0384
接着剤が、押しボタンにも流れ込んで、ボタンを接着させている。

IMG_0388
接着剤が、流れて固まったようだ

この接着剤は、本体内部のどこまで及んでいるのか、気になるところだ。
IMG_0391
とりあえず・・・・分解点検を始めることにしましょう

++++++++

まず、PTTの上部のネジを外します。
その反対側に位置している側面のネジも外します。
IMG_0394
本体底部分のネジを4本外します。
IMG_0399
IMG_0402
スピーカー面のボディを持ち上げて、乾電池ボックスのストッパーを外し、PTTのボタンも外します。

IMG_0404
裏蓋を持ち上げて、取り外します。
IMG_0408
IMG_0410
IMG_0412
この接着剤・・・・
なんとか・・・・・出来るかなぁ




 そうそう、スケルチの押しボタン式のスイッチを押すと、この機種は、基盤が凹むんです。


 その部分を目視点検をしたところ、メーカーによる対策を施されていた

初期のALX-2 や ALX-4は基盤が固定されていませんでした

だから、スケルチの押しボタンを押し込むと、基盤が凹んで、基盤のパターンが金属疲労を起こして、断線トラブルがあった。

 今回落札した筐体は、メーカーが対策済みのものだ。
IMG_0427
スピーカーが取り付けられている正面のボディを外す時の注意点は、短いリード線で、スピーカーが取り付けられているので、勢い良く外すと、断線させてしまいます。

IMG_0428
画像の通り、スピーカーのリード線は短いですよ
144MHz帯の "  ALX-2  "の場合も同じです。

IMG_0429
私流のレストアについて
 必ず、外見からレストア
開始することにしている。

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外見の醜い状況整形外科的な処置を開始

接着剤を除去

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カルティエのガスライターをレストアした時も、こんな接着剤が付着していたなぁ

IMG_0446
削りカスも、カルティエのレストアと同じ粉末状に・・
 あれぇ〜 ひび割れ箇所が見当たらない・・・

++++++++++++++++++++

 本体に、割れ箇所、クラックの箇所が見当たらない
 この接着剤は、何のためのものなのか 不思議だ

IMG_0448
落書きの除去
IMG_0451
1500番の水性サンドペーパーで研磨

************************

 この時に気がついたのですが

 接着剤は、割れた筐体を補強したものでは無くて、この無線機に、接着剤を垂らしてしまった様だ。

IMG_0453
水性サンドペーパーで、柔らかく・・
スリスリと軽く研磨。

文字が殆ど消えてきた・・・・

++++++++++++++++

筐体を確認しても、「割れ」「ヒビ」等、一切なく、無傷でした。

IMG_0455

次は、乾電池ボックスの文字消し作業

IMG_0458
本体の裏側、乾電池ボックスへのペンキ塗料消し完了

この後、
プラスチック専用の研磨剤
を使って磨き上げます。

文字を消した後に残った染み模様。
 プラスチック専用の研磨剤で時間を掛けて磨き上げます。


写真を撮ってませんが、乾電池の「端子」は、ピッカピカ状態でした。

++++++++++++++++++++++
IMG_0465

電子回路の点検の開始

本体を取り外します
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どうしても、接着剤が気になるなぁ
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アンテナコネクターは、ラジオペンチを使って、ナットを外します。
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ラジオペンチの先細くヤスリで削って改造をしてあります。
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マイクコネクターのナットの凹みり溝にピッタリ
先端を凸型に、整形をしています
IMG_0476
アンテナコネクター
タイプは、M型・N型では無く、ネジを切ったRCA型を使っている。
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パネルを外す時は、シャーシーの爪に、パネルがひかかっているので、ピンセットでつまみ上げてから、取り外します。

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IMG_0488
酷く汚れてます

 回路基板も汚れてます
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なんだか・・・
送信も受信も出来ないのではないかと、心配になってきた。
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IMG_0493

本体の中は、砂埃等で汚れまくっている

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IMG_0502
さて、この接着剤・・・・
どのようにして剥がすか・・・

IMG_0515
押しボタンが、接着剤で固定されている

かなり、まずい状況

IMG_0518
2個の押しボタンの内、1個は、なんとか接着剤をカッターナイフと安全ピンの針先でを使って、接着剤を剥がしました。
IMG_0532
2個目の押しボタンも取り外すことが出来た
取り外すのに、時間がかかったなぁ
IMG_0540
取り外せたボタンの溝に残っている接着剤を
竹串を使って、剥がしています

IMG_0538
竹串で削ぎ落とした接着剤の粉末を、刷毛を使って、掃除。


IMG_0542
竹串の先を、ラジオペンチで押しつぶして、
扁平にして、ゴシゴシと接着剤を削ぎ落としました。


金属の物でガシガシとこすれば、接着剤は短時間で落とせますが、プラスチックの筐体に、取り返しのつかない深い傷が残ってしまいます。

IMG_0549
中性洗剤を使って、水洗い
古い歯ブラシで、最後はブラッシング。

IMG_0550
IMG_0554
大きく深いキズも残らず、
綺麗に接着剤を落とせました


お〜・・・
見事に、接着剤を綺麗に、削ぎ落とせました
 お見事


IMG_0559
さて、次は、回路基板・・・・・・
 コンデンサーがバンクしていないか、1個1個目視点検。

 電解液等で、汚れていないな・・・・

 焦げ臭くないか・・・・・

 スパーク跡はないか・・・・

IMG_0562
可変抵抗等、経年劣化で接触不良を起こしている可能性が大きい。

微量の接点復活剤を塗布してやりました。

IMG_0566
 分解当時、小物パーツは、スケッチをしたところに、
マスキングテープを使って、保管します。


 絶対に、小物を紛失するからです。
ガスライターのレストアの時も、スケッチして、記録を残しています。
IMG_0568
さて、内部点検を終えて、再組立の開始です。

この様に古い経年劣化を起こしている可能性の大きい無線機は、
組み立てた後で、電源を入れることにしています。

++++++++

組立を終えて、電源を入れて、
電気的な不具合が必ず起きているんです。

その時は、再び、分解することになれます。

 この方法は、効率が悪いのは分かっていることですが・・・・
IMG_0573
IMG_0576
再組立も終わり、ピッカピカになりました。


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ここからが・・・・、
無線機のレストアのスタートになります。

IMG_0578
白色のペンキで書かれていた文字も完全に消えてます。
IMG_0586
流れ落ちたようにこってりと付着した「接着剤」は、

跡形もなく取り除き
ました。


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接着剤も完全に落としました。


IMG_0587
無線機は、電子・電気工学・・・・、いじくりまわすのが、実に楽しい。

下記のアドレスは、VHFの同タイプの無線機のレストア・ブログ 
http://blog.livedoor.jp/ja1ggq-ja1ggq/archives/21353379.html 

さて。。。。。。。。
電源を入れてみよう

 回路に電気が流れてくれるのか・・・・

 出品者の方は、
「動作未確認」との
コメントだからなぁ・・・

 まぁ だいたい この手のジャンクは、不動機と想定をしてます。
IMG_0597
安定化電源の電圧出力を 6ボルトにセット。
IMG_0600のコピー2
緑色の矢印ボタンを押すと、照明が点灯します
IMG_0598
グリーンランプ点灯
これは、パネル操作盤の照明

////////////////////

次は、黄色の矢印ボタンを押す

 このボタンは、スケルチ回路で、
ボタンを押すと、スピーカーから、雑音が「ザー」と聞こえるはず。

 受信OK 雑音が、聞こえました。
IMG_0600のコピー

次に、プレストークボタン (PTT)を押し、
送信テスト


IMG_0600のコピー3
赤丸印の親指で、送信ボタンを押してます。
++++++++
送信状態になると赤色の矢印の照明ランプが「赤色」に点灯するはずですが。

消灯のままです・・・・・

と言うことは・・・  
送信が出来てません


送信不動機でした

原因・・・・・不明
。。。。。。。。。。。。
再び、分解  
ヤフオクでの中古では、良くあること
想定していた範囲のことです

IMG_0605
さ〜てと、どうした・・・もんだろうなぁ 
と、基盤回路を眺めてます

回路図が手元に無いんです・・・

IMG_0606

まずは、各コネクターの接触不良を疑って、コネクターを点検。

IMG_0608
シグナルジェネレーターの信号を入力したり・・・
周波数測定器で送信周波数の誤差を調整したり・・・
 そんな機材は、数十年前に処分をしてしまった・・・

測定器は、
 自分の「耳」
 テスター
 簡易周波数測定器
 ダミーロード
 ケンウッド TH-45
    八重洲   FT-704
    アイコム  IC-μ3
程度の物で、フルカバーです。

さてさて、基盤の状態を観察していると
IMG_0611
色々といじくり回していたら、
 あっ

 スピーカーのリード線断線
させてしまった。

 どこから、切れたんだ

IMG_0612
どこかの基盤から、外れたんだろう。
赤色のリード線は、メイン回路から来ているから、
断線した「青色」は、アースだろうなぁ


数多くデジカメで撮影をしていたおかげで、無事、元の位置にハンダ付け完了。

 IMG_0614
IMG_0615
黄色矢印先の断線したリード線・
・・・

本体のシャーシーにハンダ付けをいたしました。

 この状態で、電源を入れて動作確認
 スピーカーから「ザー・・・」っと、雑音が出た  修復完了

  配線は、結果的に正解です


**************
送信が出来ない理由
原因は、どこだ。



+++++++++++++


さて、送信が出来ない

原因を探しましょう

IMG_0624
まずは、原則どおり 

電源電圧の確認・・・・6ボルト異常なし


IMG_0623

さて・・・・コネクターの抜き差し点検

IMG_0633
発信コイルの目視点検

これを触るのは、最後の最後です。

 このコアを回すと、送信や受信の周波数がずれてしまいます

    このコアは、送信機能が生きている時に回す場所。
 送信が出来ないのですから、むやみに回すと、取り返しがつきません。

IMG_0634
発振が停止しているのか・・・
 おお昔ながらの・・・

 金属製のマイナスドライバーを使って

 クリスタル発振器の「頭」に電位差の衝撃を
「ガツン」と一発、衝撃を与えてやりました。

"   変化なし   "
IMG_0632
 コネクター 
 異常なし
IMG_0630
IMG_0634
赤色矢印の部分は、人間で言えば
「心臓と脳」に相当する部分
一番、難しい回路です。

やばいです・・・
ここが、逝っていたら・・・・


整備マニュアルが無いので、
正規電圧がわからない

 いちかばちか・・・・
竹の串を使って、穴から見えている 
コイルの頭を、
ガツンと一発、
衝撃を食らわせました。

IMG_0619
茶色マル印の中は、LEDランプ

送信の時は、赤色

照明時は、緑色に点灯するんですが・・・

IMG_0618
緑色が・・・点灯    
そして 送信状態を示す 
「赤色LED」
点灯
IMG_0620
やった〜   
送信が出来た・・・  
VCO回路に電撃を食らわしたら、蘇生した

と、、、、、、喜んでいると

困ったことが起きてしまいました

IMG_0643
やっちまいました 
「CALL ボタン」
いつの間にか
脱落させて、
紛失
させてしまいました。
IMG_0644
あっちゃ〜・・・・ 
部屋中を探しているんですが 
見つからない  
ありゃ・・・・ありゃ   


思いっきり・・
力を込め、息を止め
念力を使って
探しましたが・・・ 


+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+

分解するときは、細かいパーツは、
予め取り外して、
マスキングテープで 固定させるんだ
」と、

今まで、何度も紛失の経験をしているのに、
またもや、その失敗の経験を学習しているのに、
生かせなかった自分に腹を立ててます  


+++++++++++++++++++++
とりあえず
 送信も受信も出来る状態になりましたが、正確な発振周波数を確認してません。
 発振周波数測定器を使って、微調整
 今週末行います。

CALLボタン・・どこかに入り込んでしまったなぁ

くそぉ〜・・・・ 
 不適切な表現をしてしまいました。 


出品者さんへ、ありがとうございました。
 

今回のレストア所要時間
朝の9時半ころから開始をして、午後6時過ぎに終了。
レストアの作業をしながら
① デジカメで記録写真撮影
② スケッチを残したり
と、無線機本来の修理以外の作業をしたものですから、時間がかかってしまいました。
 デジカメで画像を残したり、スケッチを残しておくと
レストア中に、予期せぬ
部品の落下
断線
が発生します。
撮影したデジカメ画像を再生すると、すぐに、解決しますよ。

但し、デジカメの画像は、100枚以上、シャッターを押します
一つの部分について、あらゆる角度から、レンズを向けて撮影してます。
  
周波数カウンターで、送信周波数の確認

周波数カウンターは、
 メーカー REVEX  
    モデル  FC2000
を使いました。
 15年以上も前に購入した物です。
 
 測定した周波数は
  430.00MHz
  435.00MHz   430MHz帯域の中心周波数
  439.99MHz
測定結果は、ノーマル範囲
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

レピーター対応の
マイナス・シフト5MHzで送信テスト


サムホイールスイッチを 
439.00MHzにセット。
送信周波数は、マイナス5MHz
434.00MHzで送信をしてました。
レピーター対応のマイナス・シフト機能点検は異常なし。
.,.,.,.,.,.,.,.,.,.,.,.,.,.,.,.,.,.,.,.,.,.

小生の自宅において、レピーター局の反応を確認しようと試みましたが、送信出力を最大の3Wで送信しましたが、レピーター局の反応はありません。
 レピーター局まで、距離があるからだと思います。

++++++++

受信の音質は、VHF 144MHzの  ALX-2  同様に、非常に悪いです。
オリジナルの安物のスピーカーは、本当に音質が悪すぎる。
 同等の大きさのスピーカーと交換したいが、あくまでもオリジナルをキープしたいので、このままにします。

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