電脳響のブログ

2013年09月

2013/9/2720:59

二十六号機ClassA　Power Amp

　OP-AMP駆動のPower Ampの第二段、熱対策のため擬似A級動作に変更計画。
昔から試験勉強は練習問題から入る人だったので、取りあえず先人の考えた回路で作ってみる。
インバーテッドダーリントンでは無く普通の回路です、でもこの回路考えた先人は仙人ですね、部品点数少ないしOP-AMPのみで構成されて居る辺り素晴らしい。http://doku.bimyo.jp/amp1/pic/img00.jpg
電源回路等を補強するとカナリ好い物に成ると思います。参考にさせていただきます。
 
　最近ドライブ用のトランジスタが入手しずらく成って来て今回はA1408とC3621の構成です、データーシートにB級増幅用と記載が有りましたが充分使えます。A1358とC3421が好みですが。

　アイドリング電流調整のめに半固定抵抗を使用しダイオードはショットキーダイオードに変更、その結果アイドリング電流は２０mAまで下がりました。擬似A級動作の効果絶大。


IMG_0013IMG_0014









こんな感じです、このステージは回路実験なのでケースに組み込みは無し、最適化すれば十分に聴ける音だと思います・・・・・で次の実験回路へ。発熱しないのでヒートシンクは大げさ、小型に組めると楽しいかもです。
 
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2013/9/721:52

二十五号機ClassA　Power Amp(1)

　普通にOP-AMP駆動のPower Ampと思っていたのに、猛暑で眠れない夜中にヒラメイタ回路Hybrid OP-AMP〔悪夢の始まりです〕。
OP-AMPとインバーテッドダーリントンでTr直結のChuMoy的Power Amp〔8pinにPNPTrのB　4pinにNPNTrのBを接続し、OP-AMPとTrを直接ダーリントン接続する〕、図面書くより作っちゃえで早速バラ組。　　最初はC2229,A949でテスト普通に音が出るジャン、調子に乗ってC3421,A1358でテスト聴いた感じ周波数特性とか半端じゃ無いです、発熱がスゴイのでご注意を。先人の皆さんは何故かダイヤモンドバッファとかお好みですよね、この方式が一般的で無いのは私には解からない地雷でも隠れてるのかもな。
名付けて電脳響式地雷AMP、世界初だと楽しいけどそんなはず無いか。


　製作メモ
IMG_0001どうせ捨ててしまうのでUpします。






　テスト
前作二十四号機で作ったバイポーラ入力ChuMoy Ampでテスト、オフセットとかってどうするのかマッチィ先生に聞けないし気がつかない事にして続行。Power Ampのドライバー段Trを主にテストしてみましたが手頃です、因みに出力のオフセット電圧0.05Vでしたポップノイズも出ませんSimple is best。
IMG_0853IMG_0845







　地雷(1
OP-AMPの動作電流(ICC)がhfe倍された電流がTrのコレクター電流(IC)に成る、即ちICCが4mA程度でTrのhfeが150だと600mAのICが流れます。

　地雷(2
ICCで十分にドライブ出来るベース電流(IB)のTrを選択しなければならない、出力3W+3W程度でしょうか高出力は望めません。

　地雷(3
大電流なので出力の割りに大きなヒートシンクが必要です。

　パワーアンプ部
OP-AMPは沢山有るJRC4558Dかな、ヒートシンクはW300�弌�H45�弌�D45��。
PowerTr  2SC3421,A1358、INPUT3.3μF  10KΩ、Voltage Ratio  1KΩ  10KΩ
入力コンデンサ交換とバスブースト出来るにしてみた。
OP-AMP２個入りの半分は惜しげも無く捨てるのです。

IMG_0856IMG_0858







　パワートランジスタ
地雷(2でも書きましたがパワーアンプ部が出来たらICCを測ります4mA程度だと思います、最大ベース電流(IB)が(ICC)の30倍ぐらいのトランジスタを選ぶと上手く行きます。コレクター損失が10W程度で余裕が無いのでhfeランクは(O)が適切かと思います。
ペアのトランジスタが手に入りにくいです、A1837,C4793とかTTA004,TTC004も試したい。


　電源部
4700μF+2200μFx2の±9V(9.2V)、高さの関係でトランスをL,Rチャンネル別にしました。一石二鳥の感じですが片チャンネル580mAも流れるので電源容量が心配。コンデンサーは10,000μF以上必要かな。
IMG_0857






　組立
寸法はW300�弌�H45�弌�D200��、又Mark Levinsonぽい作りに成りました。
ケースはヒートシンク一体型、30x5��アルミLアングルと300x100x1tのパネル。Lアングルとヒートシンクを合わせる穴あけは結構な手間です、Lアングルとヒートシンク熱伝導を少しでも改善するためペーパーで磨いてみた。
ここまで作ったのですが配置が気に入らなかったのでバラシました。IMG_0003Trと基盤の距離がアンバランスなので。





IMG_0004IMG_0005IMG_0008IMG_0010IMG_0012
















RCAとVRの間に1.5C2Vの同軸ケーブル使ってみました。
ケース中々の仕上りでしょ、慣れてくると作った方が自由度が有るし楽です。

　聴いて見る
高音の延びとか最高ですTA2020-20クラスの感じ低音も結構出てます、こわれない事を祈りながら、シバラクはこれかな。原案は何処かの学生さんに先を越された様です。
INPUTがローインピーダンスなのでバイポーラのみで試聴してみる。
 JRC4558DD高音が立ちすぎな感じです、長時間聴くと疲れる。
 JRC4558D私にはベストマッチな感じDとDDで音が違う、個体差か。
 JRC4556AD強すぎ音が暴れてしまう。
 JRC4559DSもこもこした音、高音出てない。
 C4570C　高音はかなり出てます、レンジも広いが乾いた音。
 AN6552　力が無いのか澄んだ音だけどアタックに弱い。
FET入力も試しました、FETはFETの音でそのまま鳴ってくれます。
当たり前かもしれませんがOP-AMPの特性で素直に鳴ってる感じです。
Power Ampの前段部分を交換して音の違いを楽しむなんて最高ですよ。
Power Trも何種類かテストしましたがTrの種類で音質ってこんなに変化するのかって感じです厚みとか深さとか、A1358.C3421で組ましたがA1408.C3621も捨て難いです音質って何でしょうね。
ClassA AMPは私が作っても十分に素晴らしいです、発熱はすごいですが。
とりあえず１号機って事でUpします、ご意見等コメントください。
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