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女王の教室の問題提起は、妙にリアリティがあったのだが、やっぱりドラマに過ぎないわけで、いわばおとぎ話やったんやけど、あらためて思うのは怖い大人がいなくなったということや。単に怖い大人も多かったけど、今考えるとモラルやらその地域での生活ルールなんかを、教えてくれていたような気がする。そんな大人がいなくなった。

父親の権威を失墜させたのは、学歴主義社会を盲目的に信じてしまった教育ママやった。父親を尊敬できない子どもたちは、大人になって父親程度の生き方ですら、結構大変やということを知り、自信をなくしてしまう。生きるということは金儲けの能力や権力といったものと必ずしもリンクしないという事実に気がつかず、ひたすら自分の無能力さが露呈してしまうことを畏れ、ニートと呼ばれる病気にかかっていく。

教育ママや権力を持つことで自分が偉いと勘違いした父親は、そんな子どもを持ったことを嘆き、それでも世間体を気にするあまりに犯罪者になるよりはマシやと過剰に保護する。ますます、社会に出て行けないヒキコモリの誕生となる。

お金持ちになることが人間の幸せであるとしたら、たかだか6%の確率でしか幸せになれないという現実が全てだと思い込み、自己否定と自分には能力があるのになぜうまく行かないのかという焦りが交錯し、精神的にバランスをとろうとして反社会的になる子ども(といっても成人式は済ませているんやけど)も多い。

さて、文部科学省が22日に公表した調査結果をみてびっくりした。
中高生の暴力行為は、減少傾向にあるのに対し、小学生の暴力行為が前年度比18%増と2年連続の大幅増となっているらしい。

特に、教師に対する暴力(教師の胸ぐらをつかむ、いすを投げつける、一定水準以上の暴力行為について学校から報告が上がったもの)が過去最高の336件と前年度比33%増となっている。教師の権威なんてどこへ行ったんやろか?

もう一度、考えて欲しいんやけど、かつて父親の権威を失墜させたのは、教育ママやった。もちろん、父親が情けないっていうこともあるやろうけど、それをカバーできたかどうかは、母親にかかっていたのは間違いない。教師への暴力が増えているということは、確実に教師をなめている子どもが増えているということや。つまり、教師の権威(あくまでも子どもに対しての)が失墜しているということになる。

小学生の子どもは、昔よりマセているとはいえ、やっぱり小学生である。人を見る目が養われているわけではない。教師に対する信頼感というものは、子どもが自発的に持つ部分よりも、親が先生のことをどう評価するかという部分の影響の方が大きい。教師に暴力を振るうというのは、ひとつは体罰を禁じられ、子どもに力の差を体感させられないことがある。だが、それよりも大きいのは、親の影響である。

子どもの前で平気で担任の批判をしたり、学校よりも塾を重視したりしていると、子どもは単純で素直やから、先生の言うことは聞く必要がないと判断してしまう。授業中に塾の宿題をしているのを注意したことに文句を言いに来る親もいる。子どもが教師をなめるのは当たり前や。表面的な躾ばかり気にして、人間としての道徳心を忘れている親の増加が小学生の暴力行為を増やしているとオレは思う。
今、日本で一番必要なのは親の教育なのかも知れん。