ジャガーズファンの日記

NFL ジャクソンビルジャガーズ ファンの日記

2009年01月

新コーチ陣が決定

 ジャガーズのコーチは7人が出て、5人入ってきました。現在のところ2人減のようです。
DC Gregg Williams  → DC/DB Mel Tucker
DB Donnie Henderson → 空席
Special Team Joe DeCamills → Russ Purnell
Strength  Mark Asanovich → Luke Richesson
Strength Assistant Les Evert  → なし
DL Assistant Tom Williams → Charlie Jackson
WR Assistant Rovert Prince → Quality Control Johnny Cox
 メル・タッカーがDCに就任しましたが、ディフェンスのプレイコールはデルリオが出すともいわれています。デルリオがHC兼DC、タッカーがDC待遇でDBコーチの役割を果たすということでしょうか。
 昨シーズンは、大御所DCのグレッグ・ウィリアムズの手前、口出しするのを随分我慢してきたのでしょうか?今年は首もかかっており、守備は自分のやりたいようにするのでしょう。


 さらに注目したいのはStrength & ConditioningコーチのLuke Richessonです。 Luke_Richesson
奥さんの方が、バルセロナ五輪の競泳の金メダリストとして有名のようですが、彼も、ドラフト候補者が、コンバインを受けるためのトレーニングをするトレーナーとして知る人ぞ知る人物のようです。
 実際に彼がコンバインのために手がけたNFL選手は、RBエイドリアン・ピーターソン、TEヴァーノン・デイビス、DTアラン・ブランチ、CBディアンジェロ・ホール、QBブレイディ・クイン、LBパトリック・ウィリス、DEマリオ・ウィリアムズ、RBローレンス・マロニーなど超豪華な顔ぶれです。
 中には彼の手腕により、実力以上に評価がウナギ登りとなった選手もあったと思います。

 8年間で44人の1巡選手のコンバインまでの面倒を見てきたそうです。ドラフト指名選手にいたっては、その数200人以上という、まさにドラフト請負人といえるトップクラスのトレーナーといえるでしょう。FAでは、契約金だけでなく、選手とのつながりも大事なので、こういう顔の広いコーチが居るのは頼もしい限りです。

 「7巡の選手を1巡に仕上げることはできないが、1ラウンドなら上げることはできる。」カレッジのボウルゲーム終了からコンバインまでは6週間ほどしかなく、そこからトップパフォーマンスに怪我をさせずに持って行くという簡単そうで難しい仕事です。しかもコンバインは結果が数字に表れ、結果を出し続け、依頼は増える一方でした。大いに期待できそうです。
 
 カンザス大学でフットボール経験もあるようですが、NFLではコーチの経験はありません。今年は大きくは望みません。まずは怪我人を少なくしてほしいです。そして怪我でくすぶっているOTチャールズ・スペンサーやジョーダン・ブラックを再生してあげてほしいです。

2009ドラフト候補(2)

 アメリカ人でもないのに、試合前のアメリカの国歌独唱には感動すら覚えます。
 自分たちの大統領でもないのに、オバマ大統領の就任式には感動しました。 オバマ
 黒人初の大統領が誕生という歴史的な瞬間を共にするために200万人以上の人々が集まったそうです。
アメリカは自由な国のように思いますが、つい60年前には、黒人がレストランやバスで同じ席に座ることが法律で禁じられていた州がありました。

 就任式を見に来ていた黒人のおばさんが、自分の亡くなった父や母の写真を持参し、自分が生きているうちに、同じ黒人が大統領になるのがみれてうれしいと涙ながらに話していました。
 アラバマ州の市バスで、白人に席を譲らなかっただけで、黒人女性が条例違反で逮捕された事件をきっかけにあのキング牧師と市民が1年間バスのボイコット運動を続け、ようやくその条例が違憲と認められた時代を体験してきた世代の人なのでしょう。

さて、ドラフト候補のつづきですが・・・

 ジャガーズは、今年アメリカの景気の悪さもあり、超緊縮財政を敷くのではないかと危惧します。
 契約期限のきた選手はFAで去り、大物FAには手をださない。そういう方針のようです。

 FAで去る選手は以下の9人です。
LT Khalif Barnes
SS Gerald Sensabaugh
C Brad Meester
MLB Mike Peterson
 以上が先発級
WR Reggie Williams
LS Joe Zelenka
CB Scott Starks
RG Chris Naeole
SS Pierson Prioleau 

 SSはブライアン・ウィリアムズ、Cはデニス・ノーマン、MLBはダリル・スミスが先発するとしてもLTがいません。
 LTの先発クラスは、FAでは最も相場が高く、ドラフトで指名するのが、最もリーズナブルです。
 でも、今年のドラフトでは、ニーズではなく、その指名順で最も評価の高い選手を指名するそうなので 、そうなると安いFAやトレードか何かで、ドラフトまでにLTを補強しておかなければなりません。

 ポジションからいえばウチに不足しているのはLTですが、LT以上にジャガーズに不足しているものがあります。それはpassionです。

 今年のドラフトで、デルリオの最も求めているpassionを最も感じさせる選手がいます。デルリオの母校USCのLB Rey Maualugaです。

 デルリオと同じくUSCの中核となるLBとして、オールアメリカンに選ばれた最高級のLBです。レイ・ルイスのように存在感のある選手になりそうなオーラを感じさせます。
 対戦したアリゾナ州立大のQBは「僕の受けたハードヒットがYouTubeで見れるけど、大きくて強くて、PAC10の中で、最も恐ろしいヤツだ。」と言っています。 maualuga
 6フィート2 260ポンド MLBには最適な体格です。父親がサモア出身で、腕のサモア風の刺青が強烈です。去年のドラフト5位、トーマス・ウィリアムズを控えに甘んじさせ、ライバル校から恐れられたハードヒットは期待できます。

 ジャガーズのコーチ陣が指導するシニア・ボウルのサウスチームには、このマウアルーガも、この前紹介しましたオーアも参加しています。
 練習の中で、話す機会も多いので、じっくりと選手の性格も含めリクルートしてほしいと思います。

<追伸>
 ようやく、DCが決まったようです。クリーブランドの地元紙によれば、ブラウンズのDCだったメル・タッカーということです。37歳と若く、DCの経験はまだ1年だけで、DBコーチとしてはたいへん有能だったらしいです。ウチのカモられっぱなしのパスディフェンスを建て直してくれるでしょう。
 そういえば、昨シーズンの対戦で、ウチから戦力外通告され出て行ったSニック・ソレンセンさえもうまく使い、逆転をかけた最後のパスをブレイクされたのが印象に残っています。タッカーの獲得に先立ち、DBコーチのドニー・ヘンダーソンがチームを去ったようです。
 他の6人のコーチの空きもまだ埋まっていません。超緊縮財政の中では、コーチの数も減らされるかもしれません。

2009ドラフト候補(1)

 ちょっと気が早いですが、今年のドラフト候補に、気になる存在を発見したのでご紹介します。

Michael Oher
Michael Oher
6フィート5 325ポンド
Ole Miss出身

今年ジャガーズがドラフトで1番欲しいポジションはLTですが、私の1巡指名は彼で決まりです。





 彼がオールアメリカンのLTとなるまでの人生は、一冊の本になるほど険しいものでした。
 彼の家庭環境は最悪でした。父親は中学の時、殺されて橋の上から川に投げ込まれていたそうです。
 母親はコカイン中毒でした。そのため、学校を転々とし、そのうち学校にも行かなくなり、学力は小学校1,2年生程度でした。
 児童養護施設とスラム街を行ったり来たりし、16才になるまで住所不定のホームレスでした。当時の彼の特技は、どんな所でも寝れることでした。
Oher about 10
 16才のとき、スラム街の知り合いのビッグ・トニーにそそのかされて、ブリアークレスト・クリスチャン高校に願書を出します。  
 ビッグ・トニーは、母親が死ぬ間際に子供には教育だけは受けさせろと言われ、息子をその高校に寄金を利用して入学させていました。だから、おまえも行けるはずだと願書を書かせたのでした。それが彼の人生の転機となります。

 願書を見たブリアークレストの校長は、もちろん、学力では問題外でしたが、彼のずばぬけた体格を見込んだフットボール部のコーチが懇願するのとキリスト教の精神から、ここで入学を許さなければ、二度と彼にチャンスは訪れないかもしれないと考え、自宅学習により、義務教育を受けていない分を取り戻すことを条件に入学を認めたのでした。

 彼の学力は4点満点の成績表で、0に近いものでした。せっかくNFLに行けるほどの恵まれた体躯を持ちながら、NFLに入るための前提である大学に入るためには、2.65の学力が必要で、大学に行くには程遠いレベルでした。
 そして、その学校に娘が通っていたため、学校を訪れたトゥーイ氏と運命的な出会いを果たします。トゥーイ氏は元NBA選手で、貧しい家の出でしたが、今は実業家として成功していました。
 トゥーイ氏は白人でしたが、彼を養子とし、育ての親となったのでした。そして彼の妻は毎日学校が終わってから4時間、付きっきりで勉強を教えてくれたのでした。


 NFLへ行けるほどの体格と運動能力を持ちながら、フットボールを本格的にやったことはありませんでした。
 最初にコーチは、グラウンドで、練習用のダミーを軽々と持ち上げたまま、軽やかに走る彼をみて、ただならぬ身体能力に驚きます。  
 まず、そのパワーを生かして、ディフェンスラインに起用しますが、攻撃的とかアグレッシブとは正反対の性格のため、力を生かせませんでした。   
 オフェンスラインでも、その性格からパワーを発揮できないでいましたが、ある日相手DLからの挑発に切れたのか、そのDLをサイドラインまで押し出したそうです。その日から、彼がランニングバックの走路を段違いのパワーで開いていくようになったそうです。
 神様から与えられた天分が開花し、いくつもの有名大学が彼のプレーを見に来るほどになっていました。


 勉強の方も、夫妻の母校ミシシッピ大学に入るのを目標に頑張りました。努力の結果、彼の成績はダントツの最下位から、3人を抜き、成績表も2.05にまで上がりました。
 大学でプレーするためには、さらにBYUの通信講座を受けるなどのテクニックが必要でしたが、目標としていたミシシッピ大学のほかいくつもの有名校からの奨学金の誘いを受けるようになりました。
oher charistmas card
 彼はこのキリスト教の学校に来てトゥーイ氏と奇跡的な出会いを果たしていなければ、人間的な愛情と暮らしを知らなかったかもしれません。
 左上は高校の卒業式の写真、左下は、トゥーイ氏の家族となった最初のクリスマスのクリスマスカードだそうです。一緒に写っているのは、トゥーイ氏の息子と娘です。


 

 NCAAが彼の入学について疑義をいだき、調査が入ったりもしましたが、晴れて入学が認められたのでした。
 
 そして大学でも活躍し、ついに契約金で何億円ももらえるドラフト1巡候補まで登りつめました。あの16才の時に、彼の才能の芽を誰かが摘んでいたら、今の彼はありませんでした。
 まだまだ、アメリカには、才能を持っていても、家庭環境のため大学に行けないどころか、まともに生きていけない人がたくさんいるようです。
 

ジャガーズに欠けていたもの

 お正月休みに、久しぶりにジャガーズを離れて、フットボールのいい試合を2つ見ました。
 
 1つは、プレイオフのコルツ対チャージャーズ戦です。地区ライバルのコルツの応援をするつもりで、TVを見始めましたが、チャージャーズRBのダレン・スプロールズの激走が、ウチのRBのジョーンズ・ドリューを彷彿とさせ、知らないうちにチャージャーズを応援していました。
 ダレン・スプロールズは、まだカレッジの放送がたくさんあった頃、カンザス州立大学で大活躍していたのを見て応援していました。ジョーンズ・ドリューより、さらに1インチ小さい5フィート6で、NFLでは最小の選手です。そのため、ドラフトでは4巡と扱いが低かったので、驚きました。
 怪我で、力が発揮できないRBトムリンソンの代役を見事に果たしました。

 この試合、チャージャーズには絶対負けないという闘志があふれていました。レギュラーシーズン後半、敵地でウチがテキサンズと対戦した時、失意のジャガーズに対し、同じように大きく負け越していたにも関わらず、テキサンズは、敵地のファンを含め、闘志があふれていました。
 
 モメンタムを変えたのは、普段は地味な役割のパンターでした。プロボウルPのマイク・サイファーズ。あんな凄いパントは見たことはなかったです。第4Qの残り3分17秒、サードダウンで、QBリヴァースがサックを受け17ヤード後退し、もう誰もが諦めかかった瞬間でした。サイファーズのパントは52ヤード飛び、相手陣1ヤードまで押し戻したのでした。
 この後、鬼気せまる守備で、コルツをスリー&アウトに仕留めると、スプロールズの26ヤードPRで反撃を開始。オーバータイムに持ち込んだのでした。
 この日、サイファーズは、このほかにも67ヤードの特大パントを相手陣5ヤードに落としていました。
 ウチのPポドレッシュ君も、たまにはこんなパントを見せてくれよ。といいたくなるような見事なパントでした。

 もう1つは、日本のライスボウル。最後のヘイル・メイリーは、インスタント・リプレイが必要でしたが、これも闘志あふれる試合でした。

 昨年のジャガーズに欠けていたもの。それは闘志でした。特に後半戦に顕著でした。
 守備のリーダーだったDTマーカス・ストラウドが抜け、同じくリーダーだったDEポール・スパイサーやLBマイク・ピーターソンが、若手に先発を奪われ気味になり、彼らが中心となってきたチームの闘志も失われた気がします。
 
 マイク・スミスがHCになったファルコンズは、チームの顔ともいえるベテランを、力が下降線をたどっていれば、容赦なくカットしたうえでチームを作り、成功しました。ジャガーズの活躍しなかったベテランたちの今後が気になります。

<追伸>
 契約の切れたDCグレッグ・ウィリアムズに代わるDCの候補として、前ブラウンズDCメル・タッカーがあがっているようです。
 同じく契約切れのスペシャルチームコーチのデキャマイルズは、ダラス行きが濃厚のようです。代わって、前レイダースのブライアン・シュナイダーが候補にあがっています。
 また、守備アシスタントのトム・ウィリアムズがIVYの名門エール大学のHCとして流出しています。
 これで、ジャガーズのコーチの空きは、トレーニング部門の2人を含め5人となりました。今年は、1月18日から始まるシニアボウルのコーチを担当することになっていますので、それまでに決まるかもしれません。 

遅れてやってきた男たち(その4)

あけましておめでとうございます。今年も日本からジャガーズを応援して行きます。

 ポストシーズンは、ジャガーズが敗退しているので、仕方なく同地区1位のタイタンズを応援します。デルリオの唱えるRun the Ball Stop the runを実現しているチームだと思います。
 さて、今年、スーパーボウルの最有力候補のタイタンズですが、ほんの数年前の2005年には、サラリーキャップに苦しみ、主力選手の多くを放出しました。そこから再建をはじめ、またたくまに、スーパーボウルが狙えるチームとなったのです。

 2005年のタイタンズは、チーム再建のため、若い力の台頭が必要でした。そのため、30人を超えるドラフト外の新人たちと契約しました。片っぱしから契約した新人たちは、期待に反して、誰1人開幕ロースターには残れませんでした。その30人を超える期待はずれの選手の中に今日ご紹介する「遅れてやってきた男」はいました。

G/T Stefan Rodgers 6フィート5 310ポンド

ロジャーズ タイタンズを解雇された後、バッカニアーズのPSに拾われます。
 Lambuth大学というNCAAにも属さないNAIAの超マイナー校出身。
 全く無名で、ドラフトにも遠く及ばなかった彼は、バッカニアーズのPSで生き残り、翌年の契約を手にします。しかし、キャンプ前の6月に解雇。それでも諦めませんでした。その結果8月にイーグルスと契約。
 せっかく掴んだチャンスでしたが、9月1日のプレシーズンゲームのジェッツ戦で膝を負傷し、IR入りで全休となります。 2007年もその怪我と戦いながら、イーグルスのキャンプに参加。
 無理をして出場したプレシーズンゲーム初戦のレイヴァンズ戦で、シーズンエンドとなる怪我を負い再び全休。膝の手術を行います。
 今年のイーグルスのキャンプでは、昨年の手術の影響もあったのか、力及ばずついにイーグルスを解雇されてしまいます。
 膝の怪我をかかえながら、ロースター経験のない彼がNFLのキャンプに呼ばれ続けたのは、何か将来性を感じさせるものを持っていたからでしょう。
 その何かに惹かれてジェッツがPSに拾いますが、そこも解雇されてしまいます。もう何処からも声がかからないのではそう思ったでしょう。
 でも、OLを探していたジャガーズの目にとまり、ジャガーズのPSに加わります。
 膝の怪我から復帰した者の多いジャガーズが水にあったのか、マイナー校出身で、ここ2年全休で、故障明けのロースター経験のない男が、最終週に思いがけずロースターに昇格したのでした。
 初めてNFLに昇格したのが、奇しくも怪我をしたレイブンズ戦となり、感慨深いものがあったでしょう。

 よく諦めず戦ってきました。この1試合だけでなく、来年も期待しています。

<追伸>
 各チームで、コーチ陣の解任のニュースが飛び交っていますが、デルリオは解任は予定していないと年末に発表しています。しかし、DCコーチのグレッグ・ウィリアムズとスペシャルチームコーチのジョー・デキャマイルズとの契約期限がきれるので、新しいコーチを招聘する必要があります。デキャマイルズは良かったですが、お金のないチームなので再契約できるでしょうか?
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