ジャガーズファンの日記

NFL ジャクソンビルジャガーズ ファンの日記

2016年07月

Jack of all trades

Jack of all trades 英語で、なんでもできる人という意味です。
Myles Jack はまさに、RBもLBもSもできる「なんでも屋」さんです。

1年生で、ディフェンスとオフェンスの両方で新人王に輝いたJackは
2年でも主にLB、たまにSやRBとして活躍し、LBでALL Pac10に選出と順調に選手生活を送ります。
ところが、3年生の9月の第3週のことでした。練習中に突然の怪我に見舞われます。
味方の選手と交錯し、膝の半月板を損傷。医師の診断は、4ヶ月間走ってはいけない。6ヶ月間フットボール禁止というものでした。
「僕はどうすればいいんだろう。」将来に不安を感じ、母親に電話をしたこともありました。
彼が選んだ道は、大学をやめ、半年後のドラフトにエントリーし、プロを目指すという道でした。

その決断をコーチのJim Moraに伝えると、コーチは予告します。
「私はプロの世界にもいたから言うが、NFLは思いのほか保守的な考えを持っている。アーリーエントリーの選手については経験不足を懸念する。ましてや、2年ちょっとの経験で、怪我をした選手がどう評価されるかはリスキーだ。」

Myles Jackは、考えを変えず、ドラフトを目指し、有名なトレーナーの元で、苦しいリハビリを開始しました。大学を中退したことで、良くない噂が立ったりもしましたが、なんとか、孤独なトレーニングを乗り越え、半年後、母校のUCLAに集まったスカウト達の前で、驚異の回復ぶりをアピールできました。巷のドラフトの予想では、1巡にまで昇ってくるほどに。しかし、コーチの予告どおり、プロのGMの考え方は、想像以上に保守的で、全チームが1巡での指名を見送りました。おかげで、ウチに2回目チャンスが巡ってくることになったわけですが。もう一度、指名のシーンを見てみましょう。目がパッチリと目力があるのはお母さん譲りのようですね。



Jack of all tradesは、よく後ろにmaster of noneがついて、多芸は無芸(器用貧乏)の意味でも用いられます。
RBのRenard Robinsonも、ミシガン大学時代は、1人でQB、RB、WRとリターナーをこなす「なんでも屋」でした。100mの最高タイム10秒44の走力で、走って、投げて、目立ちまくり。1試合の総獲得ヤードのBIG10記録を次々と塗り替えました。でも、ドラフトでの評価は5巡。プロでRBとして通用しないかもしれないと多くのチームに敬遠されたのです。ジャガーズは、この時も、アグレッシブに指名します。そして、彼のポジションをオフェンシブ・ウェポンと発表しました。

プロでは、なんでも屋よりも、専門のポジションで、どれだけできるか証明しなければなりません。3年の月日が流れ、RBに専念していますが、ロースターに残れるか今年正念場を迎えています。ファンブルが多く、意外とパスの捕球が上手くないところが問題視されています。オフには寝ている間に車がノロノロと走り出し、池にはまるというショボい事故を起し、お騒がせしました。大学時代のあの輝きをプロでももっと見せてほしいです。


今年のRBの定員は4。今年FAで加入したIvoryと去年のドラ2Yeldonの2人は既に当確。
残り2つの席を4人で争います。
Corey Grant :チーム最速。リターナーとしては力は上。去年は早々にIR入り、回復具合は?
Jonas Gray :ショートyardでは力は上で、ファンブルは犯さない。渡り鳥に負けるな!
Joe Banyard :ロースターで1年、PSで2年、27歳、今年が最後の挑戦になりそう。




ロースター争いLB編

いよいよ来週29日からトレーニングキャンプが始まります。
フロリダの夏は暑いですが、生き残りのための厳しい競争は気をぬくことを許しません。
各チームは90人の選手を抱え、シーズン開幕までに53人のロースターに選手を絞ります。
惜しくも、53人のロースターに残れなかった選手でも、どこかのチームで、怪我をした代わりなどで再びチャンスを与えられることがあります。

生き残りレースをポジション別に見ていきますと、LBの定員は約6人。

去年、先発の3人と控えの実績の差が大きく、Poslusznyが怪我をした時はどうなることかと心配したポジションです。
今年はMyles Jackが加入したのと、DEで登録されていたRyan DavisがOLB枠に異動してきたので 昨シーズン途中に拾ったも同然の選手ながら、よく頑張ったJordan TrippとHayes Pullardが生き残るためには最後の1枠奪い合わなければなりません。

LB 定員6
当確 Telvin Smith :14年ドラフト5位 昨年14試合で128タックルを決めた若き中核選手。
当確 Myles Jack :PAC10の守備と攻撃の新人王を同時に受賞した2刀流が可能な有力新人  
当確 Paul Posluszny :まだまだ衰えを知らず、チーム最多の133タックルで守備のハート&ソール
この3人が同時にフィールドに立つことになればリーグ屈指のLB陣と言えるでしょう

  Dan Skuta :昨年の先発SLB。今オフに事件を起こし、それが足を引っ張らなければいいが・・・
  Ryan Davis :昨年まで控えDEで、ベテランのせいで出番に限りが・・今年はOLBで再出発。
  Thurston Armbrister :去年ドラフト外からロースター入り。終盤、外様に出番を奪われた感あり
  Jordan Tripp :元ドルフィンズ5巡指名の選手で、Poslusznyが怪我の時、代役で1試合先発
  Hayes Pullard :ブラウンズのドラフト7巡。PSでくすぶっていたのを獲得。最終2試合に先発。
Joplo Bartu ;アトランタで、ドラフト外ながら先発27試合で堂々の活躍。途中解雇され、漂着。
Sean Porter :元ベンガルズ4巡指名の選手。怪我に泣き、実績0。今回最後のチャレンジか?

私のイチ推しは、名門USC出身のLB Hayes Pullardです。
昨年ドラフト7巡で指名されたもののロースターに残れず、第7週が終わってもプラクティス・スクワッドでくすぶっていたところをジャガーズが引き抜きました。
LBの層も非常に薄かったジャガーズで、8試合に出場、スペシャルチームで激しいタックルを見せ存在を示し、
16週、17週では怪我のTelvin Smithに代わって先発し、17タックルを記録しました。

また、新たなシーズンが始まり、新しくMyles Jackも加入したLB陣での中で、再びロースターの席を奪えるでしょうか?

生き残りをかけたキャンプを目の前にしたオフに、彼は地元のアフリカ系アメリカ人の少年たち300人を招待し、彼の名を冠したフットボール教室を母校のクレンショー高校で開きました。
「一部の人はまだ、NFLで何の実績もないのに、どうしてこんなキャンプを始めるの?っていうかもしれない。でも、ドラフトされたら、このキャンプを始めるって決めていたのさ。」
この教室は今年ですでに2回目です。

彼の呼びかけにUSCで一緒にプレーしたWRのMarquise Lee(1年先輩)や多くのNFLの仲間10人がコーチとして去年に引き続き参加してくれました。
子供たちは、PullardのUSC時代の背番号10と”Grind Untill Success Triumphs Odds"の頭文字がプリントされたTシャツを着て、元気に走り回りました。
子供の時に、わずかな時間でもプロの選手と過ごすことが、貴重な体験となり、夢をかなえようという気持ちを後押ししてくれれば、そしてリーダーシップやチームメートそれに教育の大切さを知ってほしい。
「僕は父の夢を叶えるためにUSCに行った。そして母の夢を叶えるために学位を取った。そして今、自分の夢かなえるためにNFLで生き残りをかけて戦っている。」

この教室が、長く続けられることを願って、彼は戦い続けます。

番外編
 こちらの高校野球の球児たちもベンチ入りをかけて、熱い戦いを繰り広げていました。
アメトークで放送された「最後のノック」が良かったので、ご紹介します。

2016 ドラフトをふりかえって

たいへんご無沙汰しています。
トレーニング・キャンプが始まるまでの、ニュースが少ない時期いかがお過ごしでしょうか?
単身赴任を命じられてから、全然ブログの更新ができていませんでしたが
今年は、いい新人がたくさん入ったので、ちょっとやる気が出てきました。

ここ3年、4勝、3勝、5勝とヘッドコーチはいつクビになってもいいほどの成績でしたので
ドラフトはこのところ、トップ5指名を続けています。

今年は、ドラフト初日が「みどりの日」と重なり、久しぶりに1巡指名をライブでドキドキ感をもって見ることができました。

ちまたの予想では、多数派はUCLAのLB Myles Jack。

プロ野球界で、今はやりの大谷選手のような二刀流をNFLで実現できる可能性のある逸材です。
でも、昨シーズン初めに膝を怪我し、回復は未知数。
エースRBになれるほどの身体能力を持ったLBです。
ああ、ウチのユニホーム着てるとこ見てみたい。
たしかに、うちのMLBのPozは、魂の守備を見せてくれますが、パス守備は苦手
これまで、3rdダウンロングに追い込んで、何度パスを通されたことか・・・・

でも、去年のドラ1のDE Fowlerも、練習初日にACLを断裂してるし、2年連続ドラ1が怪我で出場不能という訳にもいきません。
昔のGMならどうかわかりませんが、今のCaldwellは、ドラ1上位を最も失敗の可能性の少ない選手を指名する男です。

1巡のウチの番が回って来ました。次に予想の多かった フロリダ州立大のDB Jalen Ramseyも残っています。
体格、運動能力、実績のどれも最高スペックの逸材で、最も失敗の少ない選択肢です。
ここは、やはりRamseyを指名しました。去年弱かったパス守備は大幅改善されそうです。


2日目に入り、膝の怪我を心配されたMyles Jackがみんなに敬遠され、2巡で残っていました!
ウチの番まで残っていれば、指名するかも。頼む、残っててくれ。祈るような気持ちです。
チームの気持ちも一緒でした。祈るよりも行動に出て、トレードアップで、Myles Jackを指名。

RBとLBの2刀流。1年生でPAC10の守備と攻撃の両方の新人王を受賞した逸材がウチに来ます!
怪我の具合はどうなのか、今年1番の注目選手です。


3巡は、去年のドラ1DE Fowlerの回復が思わしくない時に備えて、Yannick Ngakoueを指名。さらに念のため6巡と7巡でも指名。
4巡ではDT Sen'Derrick Marksが間に合わない時に備え、4巡でDT Sheldon Dayを指名。
6巡で、さらに最悪のシナリオQB Bortlesの怪我に備え、QB Brandon Allenを指名。

満足のいくドラフトでしたが、去年、全く出なかったラン攻撃改善のためのオフェンスラインの指名がなかったのが気がかりです。
そのためか、先発経験のある2人のOLをボーナスなしのFAで追加し、デプスを厚くしました。


OTAではMyles Jackも練習にも参加し、心配をした膝は以外に順調なようです。

ところが、一番問題のないはずの1巡Ramseyの膝の半月板に問題があることが判明。
2年連続、ドラ1ルーキーが、5月の練習でシーズンエンドなら、笑いものです。
幸い、診察の結果、キャンプには間に合いそうとのことです。
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