勝つと負けるでは大違い。どっちに転んでもおかしくない試合でしたが勝つことができました。なんとか、バイ・ウィークまでに5割に戻すことができました。
jonesdrew rams09前の試合の後、RBジョーンズ・ドリューが、コーチ批判ともとれる発言をしました。彼のいうとおり、ジャガーズはランに基軸を置くチームのはずなのに、ここ2試合は試合の展開もありますが、ランが少なすぎました。

 試合前半で、ランが出にくい場合でも、ラン攻撃を繰り返すことで、試合中盤以降は、相手ディフェンスも疲れてきます。 20ヤードを超えるようなラン攻撃でのビッグゲインは、狙って出るものではないですが、繰り返しラン攻撃をすることで生まれやすくなるものです。
 そして、オフェンスラインの5人はできるだけ固定し、安定したラン攻撃は、5人の微妙なケミストリーが必要です。チームは、ジョーンズ・ドリューの言を聞き入れたかのように、ランの回数を増やしました。
 オフェンスラインも、LTにモンローを戻し、新人2人の両Tと2年目のヌワネリをRGに据える長期的視野にたった布陣としました。試合展開が接戦だったこともありますが、ランとパスの比率はややランが多い目となりました。
 ラン主体の攻撃は、強力な守備が不可欠ですが、今週は相手オフェンスが弱かったこともあり、ある程度安定した守備ができました。


 第1Q、ラムズのファーストドライブ。前の5試合で第1Qにまだ一度もTDをあげることができなかったラムズにあっさりとTDを許します。
 しかし、ウチの攻撃陣も、古巣ラムズにホルトが強烈に恩返しをしつつ、RBジョーンズ・ドリューがTDを決め、簡単にTDをお返しします。
 でもPポドレッシュが、トライフォーポイントのボールをうまくセットできず1点を追加できないという嫌な展開となりました。

 案の定、獲得ヤードでは終始押し気味なのに、レッドゾーンへ入ってから、RBジョーンズ・ドリューのファンブルや、QBガラードが相手DLにボールをチップされ、INTを奪われたりと、モメンタムがなかなかウチに戻ってきません。ラムズに初勝利献上か?

 ようやく第4Qになって、ランを基軸に、小刻みにボールを進めると、相手も疲れたのか、RBジョーンズ・ドリューがゴール前1ヤードまでのビッグゲインが出ました。残り1ヤードを、力でねじ伏せるようにランを3回コールし、ついにTDで逆転に成功しました。

 オフェンスは、残り4分をラン主体に時間をかけながら進めば勝利のはずでした。でも、魔がさします。レシーバーがカバーされ、FBジョーンズにふわっとしたパスを投げたところを相手DEリトルに奪われINT。そのままTD。

 意気消沈のジャガーズの中で、大ベテランながら外様のWRホルトが、選手を集め円陣を組み、チームを鼓舞します。この日通算13,000ヤードを突破したばかりの大選手が、自然と若いチームを引っ張っていく姿に感激しました。
 ラムズからすれば、そんな中心となるべき選手を失い、後継者となるべきWRドニー・エイブリーが怪我をしフィールドを去った今、あらためてホルトの存在の大きさを噛みしめていたことでしょう。

 残り時間を考えれば、勝つためには、このシリーズでTDを返さなければならなくなって、ランと短いパスで、3回の攻撃で確実に10ヤードを前進して行く、まるで行進のような、時間と手数をかける攻撃が戻ってきました。
 レシーバーがカバーされていれば、ガラードが走る。時間的にみて、勝つためにはTDしか許されないこのシリーズをTDに結びつけました。

 後は、これまでどおり守れば勝ちのところですが、勝利に飢えたラムズは残り時間の少ない中、ゴール前9ヤードまで進みます。
 残り7秒。残りタイムアウト1。フィールドゴールは確実ですが、もう1プレイTDをギリギリ狙えます。でも、5連敗していた相手指揮官は弱気となり、7秒を残してFGを選択しました。

 cointoss
これまでスタッツでは圧倒しながら、勝負では追い込まれていたウチにモメンタムが戻ってきた瞬間でした。
 コイントスに勝ち、ジャガーズが先攻をとります。

 再び行進をはじめたジャガーズはじりじりと相手レッドゾーンに迫り、Kスコビーが確実に決められるところまで前進し、勝負が決まりました。 負けていれば、ショックの大きかった試合ですが、ギリギリのところで勝利を得ました。
 
 相手ラムズはエースWRドニー・エイブリーの怪我のため、先発LBのウィザースプーンをトレードして、若手WRを補強する緊急事態となり、苦戦が続きそうです。

<今週の注目選手>
RBジョーンズ・ドリュー
 身長170センチのRBジョーンズ・ドリューがブロックでまた見せてくれました。ラムズDEクリス・ロングを青天です。
WRトリー・ホルト
 サイドライン際のボールをぎりぎりインバウンズに持ち込むテクニックは、ジミー・スミスが引退してから、長らくジャガーズでは見られませんでした。
 そしてこの日、100ヤードレシーバーがほとんどなかったジャガーズで、スミスとマッカーデル以来でしょうかホルトとシムズ・ウォーカーの2人が100ヤードレシーブを記録しました。長らく千ヤードレシーバーなんて不在でしたが、今年は2人が狙えそうな勢いです。

WRマイク・シムズ−ウォーカー
 先週は、ガールフレンドとの密会のため、チームの規律を乱したお騒がせ男ですが、彼がチームにはなくてはならない存在であることがわかりました。

WRマイク・トーマス
 新人ながら、第3WRとして、存在感が出てきました。7キャッチ52ヤード。3人のレシーバーに落球が少ないのが気持ちいいです。

LBクェンティン・グローブス
 控え降格となっていましたが、スペシャルチームでいいタックルを2つ決め、OLBでもプレー機会を与えられ、頑張っていました。代わりに昇格したLBブライアン・スミスは目立った活躍はありませんでした。立場逆転か?

CBラシャーン・マシス
 大きなリターンを決められ、動揺していたディフェンス陣を鮮やかなINT一発で救いました。
 でも、指を骨折、腱も傷めており、IR入りの心配はないそうですが、手術が必要とのこと。欠場となると代役はいません。バイを挟んでのタイタンズ戦に向け心配です。タイタンズはスーパーボウル候補からまさかの転落。ニューイングランドに大敗の後、あちらもバイ明けで、ウチとの一戦には相当気合が入ってきそうです。
 ギブスなどして出場するのは危険です。スタークスは怪我からのリハビリ中、ブラッケンリッジやミドルトンには荷が重そうです。FSネルソンの起用はどうでしょうか?