夏のトレーニング・キャンプを目の前に、3人の選手が解雇され、新しい選手に入れ替えられました。

1.LSコリン・ホルバ→LSアンドリュー・イースト
 コリン・ホルバは、去年、正LSのカーソン・ティンカーが怪我をし、その後を引き継いだマット・オヴァートンも怪我で、さらにその後を引き継ぎました。スティーラーズにドラフト6巡というLSとしては破格の厚遇で、スティーラーズファンを落胆させながら入団し、ロースターに残れず、さらに落胆させた選手です。今回獲得したアンドリュー・イーストも、オヴァートンの怪我の後、急遽行われたトライアウトに呼ばれていますが、この時は、ホルバに敗れています。ドラフト6巡という素材の良さの伸びしろを考えて、ホルバが採用され、NFLの実戦を経験しました。しかし、コーチ陣には不満なところがあったのでしょう、ここで入れ替えとなってしまいました。
 イーストは2015年のドラフト外の選手で、15年はチーフス、16年と17年はレイダースの夏のキャンプに参加していますが、まだNFLでプレーしたことはありません。40ヤード4秒63と足が速いのが特長で、タックルにも積極的に向います。シーズン途中で、LSの誰かが怪我をしたら、トライアウトに呼ばれるところまで来ていますが、あと1歩が届かず、はや4年目です。奥様は北京オリンピックの体操の金メダリストでyoutubeでも人気のショーン・ジョンソンです。これまでに12チームのトライアウトに招待されたそうですが、ジャガーズも、その一つで、去年のキャンプ前にも招待されており、それをyoutubeにあげています。そこで、施設やスタッフがここが、これまでの中で1番いいと好評価してくれていました。「NFLの53人に入れるのは、32チームで合計1,696人。僕はキャンプに参加できる2,880人までは来ている。もう少しのところまで来ているから、夢をあきらめるなんてできない。」彼は挑戦を続けます。


2.FBラマー・アトキンス→OTシーン・ヒッキー
 トライアウトからようやく這い上がったラマー・アトキンスでしたが、パッドをつけることなく解雇です。これで、FBはデプスがなくなりました。
 その代わりにHCダグ・マローンのシラキュース大学時代の教え子OTシーン・ヒッキーを採用しました。15年にドラフト外でセインツに入団。一昨年はバイキングス、去年はドルフィンズのPSで練習台として1年を過ごしましたが、まだNFLでプレーしたことはありません。5月にドルフィンズから解雇されていましたが、もう1年、NFLへの挑戦を続けるチャンスを恩師から与えられました。
 ウチのDLは層が厚いので、練習台もたいへんです。これで、オフェンスラインは15人になり、3チームに分かれての練習がやりやすくなりました。新人たちは、少なくともPSに残るためには、先ずは彼を越えなければなりません。
 hickey

3.DTマイク・ヒューズ→WRディアンドレ・スメルター
 ミニキャンプで、少し絞れていない体が気になっていたドラフト外新人DTマイク・ヒューズが怪我で解雇されました。代わって、2015年の49ersのドラフト4巡、ディアンドレ・スメルターを採用しました。高校時代は野球で活躍。ピッチャーとしてMLBからドラフト14巡で指名を受けますが、ジョージア工科大に進学することを選びます。大学では、最初は野球を続けましたが、怪我のため、フットボールに転向。2年間でしたが活躍し、6フィート2 227ポンドという恵まれた体躯と、球際の競り合いの強さはスカウトの目をひきましたが、最終戦でACLを傷め、ドラフト市場の順位を下げてしまいました。
 しかし、49ersは、そんなスメルターを4巡で強行指名。期待の高さが窺えましたが、その期待は裏切られ、わずか1キャッチという記録を残し、あえなくチームを去ることになりました。WRアレン・ロビンソンがチームを去り、あの球際の強さが欲しいウチとしては、もう一度チャンスをあげたくなる選手です。


 これで、90人のチームはひとまず完成しました。意外な選手が台頭してくる夏のキャンプが楽しみです。