橋下 似顔絵 嫌がらせ？

大阪府池田市の第3セクターが販売する橋下大阪府知事の似顔絵付きの「おこし」（筆者注：大阪名物のお菓子）をめぐって、「どーでもええ・しょうむない」やり取りが続いています。詳しくは引用先の記事を見ていただくとして。

「橋下イラスト菓子」あかん？法廷対決発展も
大阪府池田市の第３セクターが、橋下徹知事の似顔絵を包装紙に描いた菓子を発売しようとしたところ、知事から「肖像権、パブリシティー権の侵害」などとして、使用中止を求められていることがわかった。（中略）
倉田薫市長の発案という。（中略）
倉田市長は府市長会長で、４月、市町村に対する府の補助金削減案を巡り、全面対決の姿勢を打ち出し、譲歩を引き出した。
（2008年07月25日 読売新聞）

売れれば3セクが潤うし売れなければ知事のせいにできる、どちらに転んでも自分は傷つかない姑息なずるいやり方ですね。

「似顔絵おこし」、橋下知事が一転して容認
「倉田市長はやり手。たくさんのメディアが取り上げたが、出来レースと言われれば、１００％出来レース」と話した。
一方、倉田市長は「これで大阪の活性化に弾みがつく。英断に感謝する」とのコメントを出した。
（2008年7月25日 読売新聞）

一転和解。なんだつまらん。

「出来レースではない」…池田市長、橋下知事に反論
池田市長は２５日、記者会見し、「出来レースではない」と反論した。知事は「市長から『盛り上がるから法的措置の言葉を入れてほしい』と言われた」とも述べていたが、これについても全面否定した。（中略）「・・結果的にＰＲ効果は狙い以上になった」と話した。
（2008年7月26日 読売新聞）

ま、いなか政治屋にアマチュア知事が（ついでに頭の悪い新聞記者も）おちょくられたといったところでしょう。

「英断に感謝する」コメントを取った記者と「反論・全面否定」を聞いた記者と池田市長のうち誰かが嘘をついていることになりますが、私は「英断コメント」が記者の脳内で醸造されたに一票。

2008年7月26日12：10追記
「姑息な」とは「根本的な解方法ではなく一時の間に合わせ、その場しのぎ」といういことで『ずるい・卑怯な』という意味ではないことがわかったので訂正しました。