2009年05月

2009年05月24日

2009 英国旅行記(11) 〜23/04/2009 Ultravox @Brighton Dome, Brighton, UK LxIxVxE Report〜

[2009英国旅行記(11)の前後を読む]

さて、いよいよ夢にまで見た再結成ウルトラヴォックスのライヴの始まりである。
ステージ上の機材の配置は、前面向かって左側にChris Crossのキーボード
(シンセベース)、中央にはMidge Ureのキーボード、右側にはBilly Currieの
キーボード、後ろの一段高くなったところにWarren Cannのドラムセット
がある。そして、Chris、Midge、BillyのキーボードとWarrenのドラムセット
にはMac Bookも置いてあり、Chrisのところにはベースが、Midgeのところには
ギターがそれぞれギタースタンドに立てかけてある。
また、ステージの後ろにはスクリーンがある。但し、1枚の大きなスクリーン
ではなく、何も映さない部分が縦に4本抜いてあるような、中抜けのある
縦縞のスクリーンである。□が映像を映す部分、■が映さない部分だとすると、
「□■□■□■□」といった感じのものである。(上手く伝わらなかった
かもしれないが、ライヴ中の写真を見ればわかるかと思う。)

ちなみに、ライヴを観る前に、自分でセットリストの予想を立てていた。
それは、「Return To Eden Tour」なだけに、まずはアルバム"Rage In Eden"
の曲をアルバムの曲順に演奏し、その後はGreatest Hits的なヒット曲を
演奏するというもの。なので、ライヴのスタートは"The Voice"のイントロ
が流れるものだとすっかり思っていた。

客電が落ちたが、メンバーはまだ出てこない。すると・・・、


- 01. Astradyne [Vienna]

Astradyne 1

♪チチチチチチチ・・・と流れたイントロは、
1曲目はMidge Ure期Ultravoxの1枚目のアルバム"Vienna"から1曲目に
収録の"Astradyne"だった。
そうか、"Astradyne"か・・・。そうきたか・・・。
予想は外れたが、Midge Ure期Ultravoxの黄金時代の幕開けの1曲であり、
考えてみれば、ライヴの1曲目には相応しい順当な曲であった。
♪チチチチチチチ・・・のイントロが流れる中で、スモークが沢山焚かれた
ステージ上に、スーツ姿の衣装のダンディなメンバー4人が現れ、
会場からは歓声が一気に沸き盛り上がる。

Billyのピアノで幕を開け、序盤にあるBillyのヴァイオリンのソロでは、
ステージ前面に出てきて貫禄たっぷりの姿で演奏する。


Astradyne 2

後半、静から動へ変わるところでは、スクリーンに雲の流れが映し出され、
さらに会場は盛り上がる。
Ultravoxの魅力の1つにBillyのグニョグニョしたシンセのソロトーンが
挙げられることが多いが、この曲はインストでありながらもそのソロトーンが
一番長く聴ける曲でもある。そのソロトーンが後半では炸裂し、これを
生で体験できたことに興奮せずにはいられなかった。
Ultravoxは大きくわけて、John Foxx期、Midge Ure期、Billy Currie期の
3つの時代にわけられるが、Billyは唯一どの時代にも在籍していたメンバー
でもある。そのいつの時代にもUltravoxを支えたBillyが大活躍し、
1曲目の幕を閉じた。

1曲目が終わったが、この時点でまだ観客は座ったままである。
1曲目から総立ちを予想していたので、この観客のおとなしい反応には
とても意外だった。そして、2曲目以降もしばらくは座ったままとなる。


- 02. Passing Strangers [Vienna]

Passing Strangers 1

Passing Strangers 2

続いて2曲目もアルバム"Vienna"からの曲"Passing Strangers"。
1曲目ではステージ後ろでキーボードを弾いていたMidgeが、あのグレーの
ギターを持ち前列中央のマイクスタンド前まで出てくる。
1曲目がインストだったので、ライヴでのMidgeの最初のヴォーカル曲になる。
また、この曲は例えば2002年のSampled Looped and Trigger Happy Tour等の
Midgeのソロライヴでも演奏されているが、バックがUltravoxのメンバー
ということもあり、音圧も曲自体の重さもソロとは断然違う。
そしてMidgeの声の調子もとても良かった。


- 03. We Stand Alone [Rage In Eden]

We Stand Alone

ツアータイトルにもなっているアルバム"Rage In Eden"からの最初の曲は
ベスト盤には収録されないが人気の高い名曲"We Stand Alone"。
Midgeのギターはスタジオテイクよりも歪んだ音色を出し、ヴォーカルも
力強く熱唱している。
個人的には"Rage In Eden"の中では一番好きな曲であり、Ultravoxの曲の中
でも上位に入る曲である。本当に、本当にライヴで観たかった曲で、
スタジオテイクよりも輝いていた。


- 04. Mr. X [Vienna]

Mr. X

MidgeとChrisはキーボードの前に立ち、Warrenはドラムセットの横にある
マイクの前に立つ。この曲以外にも、打ち込みの曲については、Warrenは
ドラムセットから離れコーラスに専念している。
ステージは真っ暗になり、メンバーは青い光のみで
照らされる。演奏が始まりしばらくすると、後ろのスクリーンには"X"の
文字が大きく映しだされる。ヴォイスはWarren。渋い声である。
Billyは曲の途中で前に出てヴァイオリンのソロを弾く。


- 05. Visions In Blue [Quartet]

Visions In Blue 1

Visions In Blue 2

アルバム"Quartet"からの最初の曲は"Visions In Blue"。
Midgeのソロでは演奏しない曲であり、今回の再結成Ultravoxならではである。
後ろのスクリーンは曲名に合わせてかブルーになる。
Midgeは序盤はギターもキーボードも弾かずに前列中央のマイクスタンドの前
に立ちヴォーカルのみに専念する。
途中の盛り上がる部分からキーボードを弾きながら歌い、
最後にまた前列中央に戻ってきて歌い上げる。


- 06. The Thin Wall [Rage In Eden]

The Thin Wall

リズムが印象的な曲であるが、ライヴで聴くとMidgeのギターが重要
であることがよくわかった。この曲でもBillyのヴァイオリンソロがあった。
Warrenはコーラス。Midgeとの掛け合いが良かった。


- 07. I Remember (Death In The Afternoon) [Rage In Eden]

I Remember 1


I Remember 2

心に沁みるこの曲は、実は中間部のギターソロが意外と長い曲である。
そのライヴでのギターソロではMidgeのギターが咽び泣き叫んでいた。


- 08. Rage In Eden [Rage In Eden]

Rage In Eden 1

Rage In Eden 2

ここで、ツアータイトル命名のもととなったアルバム"Rage In Eden"の
タイトル曲。Billyのヴァイオリンはソロのときだけステージの前に出てくる
というスタイルだが、この曲はほぼ最初から最後までステージ前で
ヴァイオリンを演奏する。そしてWarrenはコーラス。
曲の途中からPeter Savilleデザインの"Rage In Eden"のジャケットが
後ろのスクリーンの中央に小さく現れ、曲が進むにつれ段々と大きくなって
いき、最後には画面いっぱいになるという演出があった。


- 09. Lament [Lament]

Lament

アルバム"Lament"からの最初の曲はタイトル曲"Lament"。
間奏部分でのキーボードはスタジオテイクとは若干変更していた。
Midgeはキーボードを弾きながら歌っていたが、
終盤の「♪Ah, Ah, Ahhhhhhhh〜」のところでは、顔を横に向けながら
シャウトし、静かな曲ながらも盛り上げていた。


ちなみに、1曲目から総立ちを予想していたが、ここまで何故か観客は
誰も立たず、席に座ってライヴを観ていた。
遂に、Midgeからは、座ってないでそろそろ立ったらどうだ?的な
煽りが入り、観客は一斉に立ち上がる。


- 10. One Small Day [Lament]

One Small Day

そして、総立ちとなった直後の曲が、"One Small Day"。
Ultravoxの中でも上位を争う名曲に、今まで大人しかった会場が
激しく揺れる。
特にサビの「♪One Day〜」の部分は大・大・大・大合唱となる。
Midgeのギターソロが終わったところで、Billyが頭上で大きく手拍子をして
促すと、会場中が大きな手拍子で一体となった。
以前見たLIVE AID(1985年)の映像と同じ展開だ。


- 11. All Stood Still [Vienna]

前曲からの盛り上がりはそのままこの曲にも引き継がれる。
Billyのキーボードの唸りが凄い。


- 12. Your Name (Has Slipped My Mind Again) [Rage In Eden]

Your Name

激しい曲が2曲続いた後は、静かなこの曲に。
後ろのスクリーンは真っ赤になり、その中を光の振り子が左右に往復する。
Midgeはギターもキーボードも弾かずに、マイクを持って歌い、
Warrenもドラムを叩かずにマイクの前でコーラスをつける。
あまりにも美しい曲と光景だった。


- 13. Vienna [Vienna]

前曲の美しさの余韻に浸る間もなく、そのままViennaへ。
後ろのスクリーンでは、火花が落ちる映像が流れている。
Midgeは最初にマイクスタンドの前で熱唱すると、後ろのキーボードに下がり、
代わりにBillyがステージの前に出てきてお馴染みのヴァイオリンソロを弾く。
さすがに代表曲とだけあって、曲が終わったときの拍手も凄かった。


- 14. Reap The Wild Wind [Quartet]

この名曲も"One Small Day"と同様に、Billyが曲の途中で手拍子を促し、
観客もそれに続く。


- 15. Dancing With Tears In My Eyes [Lament]

名曲中の名曲、"Dancing With Tears In My Eyes"が遂にここで演奏される。
個人的にはとても思い入れのある曲に、まさに涙。
LIVE AIDでは、"Reap The Wild Wind"、"Dancing With Tears In My Eyes"、
"One Small Day"、"Vienna"の4曲が演奏されたが、ここでその4曲が全て
演奏されたことになる。LIVE AIDは「もう2度とこの4人でのステージを
見ることは無い。」と思いながら、何度も何度も見た映像であり、それが
24年経った今、生で見れたというのは本当に嬉しい。
当時と現在を比べてみると、外見等に年を取ったことがわかるものの、
Midgeのヴォーカルやバンドとしての演奏は何も衰えていなかった。


- 16. Hymn [Quartet]

Hymn

前曲の"Dancing〜"でライヴの盛り上がりは最高潮に達したかと思ったが、
まだこれがあった。あらためて、Ultravoxのヒット曲の多さを感じる。
観客は大合唱。Billyのキーボードソロに入る前にはMidgeがBillyの名前を
呼ぶ。ここは1982年当時のライヴビデオ"Monument"(現在はDVDで復刻)と
同じだ。後ろのスクリーンにはキーボードソロの手元の映像が映しだされる。
途中、サビをMidgeが大合唱の観客に歌わせる場面もあった。
演奏の終わりに、MidgeがChirsとWarrenの名前を呼んで紹介し、本編の幕を
閉じた。


ここからアンコール。


- 17. Sleepwalk [Vienna]

Sleepwalk

アンコール1曲目は"Sleepwalk"。Midge Ure期Ultravoxのシングル第一弾。
アルバム"Vienna"の1曲目をライヴの1曲目に、シングル第一弾をアンコール
の1曲目にと、きっと再結成ULTRAVOXにとってバンド結成時の初心に戻った
大きな意味を持つセットリストだったのだろう。
サビの「♪Sleepwalk, Sleepwalk, Sleepwalk」のところでは、
後ろのスクリーンが、青→赤→・・・と変わる。


- 18. The Voice [Rage In Eden]

The Voice

やられた。最後が"The Voice"か。
自分の見事に外れた予想では1曲目だったが、確かに最後を飾る曲は
この曲しかない。もちろんサビの「♪Oh,Oh,Oh,Oh,〜」は大合唱。
そしてこの曲の後半では「太鼓の乱れ打ち」、「全員シモンズ」とも
呼ばれるライヴの一番の見せ場が待っている。
Midgeが歌い終わると、スタッフがChris、Midge、Billyの前にドラムを
用意する。80年代は六角のシモンズのエレドラだったが、今回のツアーでは
丸い生ドラムに変わっていた。
まずはMidgeが最初にドラムの前へ行き、頭上でスティックを鳴らしながら
叩く。このスタイルは昔も今も変わらない。遅れて、BillyとChrisも続く。
Billyの直立不動の姿勢での叩き方も変わらない。Chrisは昔はシモンズが
壊れるのではないかというくらいの力を入れた叩き方だったが、今はそれほど
強く叩いている様子ではなかった。
各自の叩き方は変わったり、変わらなかったりだが、最後は太鼓の乱れ打ち
をバッチリ決めて約1時間半のライヴを締めくくった。

Ending

Chris Cross / Midge Ure / Billy Currie / Warren Cann

4人はステージ中央で肩を組んで観客に挨拶し、観客もUltravoxに大きな
拍手を送った。



さて、ライヴで演奏された曲を振り返ってみると・・・、

Vienna・・・6曲
Rage In Eden・・・6曲
Quartet・・・3曲
Lament・・・3曲
U-Vox・・・0曲


ツアータイトルにもなっている"Rage In Eden"と、Midge Ure期1stの
"Vienna"からそれぞれ6曲ずつ、"Quartet"、"Lament"からはそれぞれ3曲ずつ、
"U-Vox"からは0曲と、圧倒的に初期の曲から演奏されている。
Warrenが脱退した"U-Vox"から0曲というのは順当だろう。
今回やらなかったが、聴きたかった曲としては、"New Europeans"、
"Private Lives"、"Passionate Reply"、"Stranger Within"、等があった。
でも、代表曲はほとんど聴くことができ、まさにGreatest Hitsという
内容のセットリストだった。

あと、大きなこととしては、2曲目"Passing Strangers"の感想にも書いたが、
Midge UreソロとUltravoxの違いを大いに感じた。
Ultravoxが解散後は、Midge Ureのソロを仮想Ultravoxとして聴いてきた
わけだが、例えば2002年のSampled Looped and Trigger Happy Tourなんかは
Midge Ureがヴォーカル、ギター、キーボードを担当し、他にドラムとベース
のサポートメンバー2人を入れただけの3人編成でライヴをやっており、
"Astradyne"等の曲もこの編成で演奏出来ており、実はBilly Currieは
要らなかったんじゃないか?とさえも思ったりした。
しかし、今回のBilly Currieの存在感は大きかった。グニョグニョした
独特のキーボードソロやヴァイオリンはとても重要だということがわかった。
Warrenも打ち込みでドラムを叩く必要の無い曲ではコーラスで大活躍していた。
今回のレポートではあまりChrisについて書いていないが、生ベースとシンセ
ベースで音の屋台骨を支えていた。Midgeはといえば、ソロになってから
Ultravox時代の曲を歌うときは、歌い方を変えることが多かったが、
今回はUltravox時代の歌い方に戻しているように感じた。

いろいろ書いて長くなってしまったが、とにかく、わざわざ渡英してまで
観に行った価値のある本当に素晴らしいライヴだった。


Set List

セットリストは同行のCが入手したもの。
(もともとサインは入ってなかったが、写真を撮らせてもらった時点で、
既にMidge以外のサインが入っている。)


Set List:
- 01. Astradyne [Vienna]
- 02. Passing Strangers [Vienna]
- 03. We Stand Alone [Rage In Eden]
- 04. Mr. X [Vienna]
- 05. Visions In Blue [Quartet]
- 06. The Thin Wall [Rage In Eden]
- 07. I Remember (Death In The Afternoon) [Rage In Eden]
- 08. Rage In Eden [Rage In Eden]
- 09. Lament [Lament]
- 10. One Small Day [Lament]
- 11. All Stood Still [Vienna]
- 12. Your Name (Has Slipped My Mind Again) [Rage In Eden]
- 13. Vienna [Vienna]
- 14. Reap The Wild Wind [Quartet]
- 15. Dancing With Tears In My Eyes [Lament]
- 16. Hymn [Quartet]
-----Encore-----
- 17. Sleepwalk [Vienna]
- 18. The Voice [Rage In Eden]


[ ]内は収録アルバム。


(つづく)

jage at 01:34|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 2009 英国旅行記 

2009年05月12日

2009 英国旅行記(10) 〜念願の再結成ライヴ直前〜

[2009英国旅行記(10)の前後を読む]

ホテルのロビーに集合した我々Team ULTRAVOX STATIONは、ライヴ会場である
Brighton Domeに向かう。会場へは徒歩10分もかからず、開場時間18:45の
20分くらい前には到着する。席は決まっているが、入り口には列が出来て
いるので、我々も並ぶ。すると、偶然にもULTRAVOX仲間のIに遭遇。
IはMidge Ureのソロライヴを海外によく観に行くほどの熱狂的なファンなので
きっと会場で会えるような気はしていたが。(笑)
海外で日本の友人に会うのは不思議なものだが、嬉しいものでもある。
そうこうしているうちに、開場時間の18:45になり、会場の中に入る。

中に入ると、すぐにパンフレットを£10で売っていたので、まずは購入。
グッズは無いのか・・・と思ったが、そんなわけはなく、ロビーに入ると、
沢山売られていた。(クリックで写真拡大)

Goods



どれにしようか迷ったが、せっかくなので欲しいものは買うことにした。
結局、買ったグッズは以下の通り。

・ツアーパンフレット £10
・ポスターセット £40
・ラップトップバッグ £25
・マグカップ £6
・トートバッグ £9
・キーリング £6
・USBメモリ(映像、スクリーンセイバー入り) £15
・缶バッジ £4
・ピンバッジ £6
・RETURN TO EDEN TOUR Tシャツ £20
・HYMN Tシャツ £20
・MONUMENT Tシャツ £20
・LAMENT Tシャツ £20
・VIENNA Tシャツ £20
・HORSE Tシャツ £20
・ジャケット £30

合計 £271


成田空港での換金レートが、£1≒154円だったので、41734円もグッズを
買ってしまった・・・。

買わなかったのは子供用スモックくらいで、ほぼ全種類購入・・・。
持ちきれないくらいの量で、再びグッズ売り場に戻ってきたときに、
売り場のお兄さんが、私を見て半笑いしていた。(笑)

上記の売り場の写真だとよく見えない小物を個別に写真に撮ってみた。


MUG

マグカップ。


Goods 2

ピンバッジ、キーリング、USBメモリ、と缶バッジ4種。


グッズを購入し終わると、自分の席に着く。
C列33番と、ほぼ中央のよく見える席である。
他の同行者は、hが隣、Rが一列後ろ、CとMが3列後ろと、皆が近い。
その3列後ろの席のCに呼ばれたので振り向くと、ロードマネージャー兼
照明担当のChris氏がCの席まで来ていたので、自分も再会の挨拶する。
彼はJohn Foxxのツアースタッフでもあり、2006年の渡英時と2008年の
John Foxx来日時にお会いしている。
余談だが、(というか、この旅行記自体ほとんど余談だが(爆)、)
最初に会ったときにプログレッシヴロックバンドThe Flower Kings
Tシャツを着ていたので、「何故、フラキン?」と思ったが、
The Flower Kingsの照明スタッフもやっていたことがあるとのこと。
そのことは、Chirs氏の友人でもある某フラキンファンの友人(日本人)から
聞いたが、世界は狭いというか、界隈の友人達が濃いというか。(笑)


Anne-Marie Helder

しばらくして、前座の女性アーティストAnne-Marie Helderが登場。
アコースティックギターで弾き語りのスタイル。
但し、ULTRAVOXのライヴ直前ということもあって、とても落ち着いて
観ていられない・・・。


PASS

前座が終わり、また休憩が入ったので、トイレに行っておく。
トイレから戻ると、Mがバックステージパスを持って席まで来たので、
「???」と思ったら、Robさんがパスを渡そうとして我々5人を探して
おり、ロビーで会ったとのこと。
ライヴを観れるだけでもありがたいのに、メンバー達にも
会えるなんて・・・。(涙)


休憩時間も終わり、いよいよ夢にまで見た再結成ライヴの開始を
待つだけとなった。

(つづく)

jage at 01:20|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 2009 英国旅行記 

2009年05月07日

2009 英国旅行記(9) 〜Brighton散策3 West Pier〜

[2009英国旅行記(9)の前後を読む]

Brighton Pierからビーチを通ってホテルに戻ることにする。


Brighton Beach

Brightonのビーチ。
地面は砂ではなく小石である。


Seven Sisters ?

東側には崖も見える。
その場ではSeven Sistersだと思って見ていたが、
実際はもっと奥にあるようだ。
Seven Sistersもいつか行ってみたい場所である。


Hotel The Grand

ビーチから見たHotel The Grandの全景。


Hilton Brighton Metropole

ビーチから見たHilton Brighton Metropoleの全景。


West Pier Entrance

West Pierは2002年に嵐によって崩壊し、2003年に火事で焼失してしまったが、
そのWest Pierの入り口の燃えなかった部分。
但し、まわりはフェンスで立ち入り禁止になっている。


West Pier 1

West Pier 2

2009年現在のWest Pierの写真2枚。
2005年の写真と比べると、2005年はまだ陸地側からの通路が残っていたが
2009年現在では無くなっており、さらに朽ちているのがわかる。
West Pierは2005年の渡英で特に印象に残った建物で、
また見に来ることが出来て良かった。


Red Bull

ビーチでのんびりした後は、またホテルに戻ったが、
全員が甘いものを食べたくなり、小腹も空いたことだし、
ホテルのカフェで、お茶を飲むことにする。
疲れていたので、レッドブルを飲んだ。
右側にはイギリスのお菓子としてお馴染みのWalkers。
Walkersはその時食べないで後で食べることにした。


チョコレートブラウニー

チョコレートブラウニー。焼きたてで美味しかった。


ここまででも十分にイギリス観光旅行として成り立つほどの充実した
時間を過ごしてきたが、この旅行の本当の目的はこれからである。

一休みしたところで、各自部屋に戻り、いよいよ再結成ULTRAVOXの
初ライヴ観戦に向かう準備をする。

(つづく)

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2009年05月06日

2009 英国旅行記(8) 〜Brighton散策2 Brighton Pier〜

[2009英国旅行記(8)の前後を読む]

Royal Pavilionを後にして、海岸沿いにあるBrighton Pierに行く。


Brighton Pier 1

Brighton Pier 2

Brighton Pierは、もともとPalace Pierという名前だったが、
改名して現在の名前になった。
Brighton Pierの上には、遊園地、レストラン、お土産屋等がある。
Royal Pavilionと同様に2005年は見るだけで終わったので、
今回、中に入れることをとても楽しみにしていた。


Rock Shop

Rock Shopは飴屋さんである。
名物である「Brighton Rock」と呼ばれる飴が売られている。


遊園地

日本だと一昔前の遊園地という感じか。


Restaurant@Brighton Pier

Fish & Chipsがメインのレストラン。
ここで昼食を食べることにする。せっかくなので、テラス席へ。


John Smith

イギリスのエール「John Smith」で乾杯!


お通し

これはお通し。パンにバターを塗ったもの。


Brighton PierでFish & Chipsを食べると決めていたので、
当然、Fish & Chipsをオーダーする。
魚にも種類があって、hと私は、cod(タラ)とhaddock(コダラ)をオーダーし、
シェアすることにした。


Fish & Chips (Cod)

こちらが、cod(タラ)のFish & Chips。


Fish & Chips (Haddock)

こちらは、haddock(コダラ)のFish & Chips。

codもhaddockも、日本で食べるフィッシュフライよりも、格段に良い魚を
使っているので、やはり本場は美味しいと思った。


以下は他のメンバーが食べたもの。


Onion Ring

オニオンリング。


Fly & Chips

小海老のフリット&チップス。


小海老サラダ

小海老のサラダ。


食事をしている途中で、Robさん(John Foxx Official Site "Metamatic"の
管理人かつUltravox総合Official Site "Ultravox.org.uk"のスタッフ)
からCの携帯電話に連絡が入った。我々がBrighton Pierにいると伝えると、
近くにいるので会いに来てくれるとのことだった。
しばらくして、Robさんと同じくUltravox.org.ukのスタッフのPaulさん夫妻
の3人が我々のいるレストランに来てくれて、合流して一緒に食事をした。
Robさんとは2005年の渡英の際に初めてお会いし、2006年の渡英時にも
大変お世話になっている。2008年9月のJohn Foxx来日公演の際にも同行して
来日しているので、7ヶ月ぶりの再会である。
Robさんは、「Konnichiwa」と書かれたTシャツを着ていて、日本から来た
Team ULTRAVOX STATIONを、体で表現して歓迎してくれた。(笑)
食事が終わると、RobさんとPaulさん夫妻とは、またライヴでお会いしましょう
ということで一旦別れ、Brighton Pierを後にした。

(つづく)

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2009年05月04日

2009 英国旅行記(7) 〜Brighton散策1 Brighton DomeとRoyal Pavilion〜

[2009英国旅行記(7)の前後を読む]

渡英2日目の4/23(木)がスタート。


4/23朝食

泊まっているHiltonの朝食はビュッフェ形式のEnglish Breakfast。
日本の朝食に比べるとかなり重いが、English Breakfastは美味しいので
毎回の渡英の楽しみでもある。
チリビーンズ、スクランブルエッグ、マッシュルーム、ベーコン、ハム、
普通のソーセージ、血のソーセージ、焼きトマト、ハッシュドポテト、
チーズ、フルーツ、パン、ヨーグルト等を食べる。
美味しいのでついつい食べ過ぎてしまうのが、困ったところか。(^^;
食べ終わってから、Brighton散策に出掛ける。


時計台

まずは、ライヴ会場のBrighton Domeに行ってみるが、
これは途中にある時計台。


BOX OFFICE@Brighton Dome

ライヴ会場のBrighton Domeに到着。手前の赤い建物がBOX OFFICEである。
ちなみに、隣はPavilion Theatreという会場になっている。
4/23 Brighton公演のチケットは郵送ではなく、BOX OFFICE預かりに
してあるので、購入したときのE-Mailとクレジットカードを見せて
チケットを受け取る。


Brighton Dome Front 1

Brighton Domeの裏側の写真は、この旅行記の(1)に載せたが
表側はこのような建物である。


Brighton Dome Front 2

別角度から。


Tour Track

会場にはツアートラックが停まっていて、機材の搬入をしている
ところだった。


ULTRAVOX機材

搬入口付近には大きなジュラルミンのケースが沢山置いてあり、
"ULTRAVOX"とラベルが貼ってあった。
まさに本日のライヴで使う機材だった。
我々は機材を見ただけなのに、大興奮となった。(笑)


Royal Pavilion 1

Royal Pavilion 2

興奮が醒めない中、(機材の箱を見ただけなのに(笑))
Brighton Domeと同じ敷地内にあるRoyal Pavilionを見に行く。
Royal Pavilionは、19世紀前半に国王ジョージ4世によって建てられた
外観にインド様式を取り入れた離宮である。
2005年の訪問時は外観を見るだけで中には入らなかったが、今回は
中に入り見学してみる。
残念ながら中は撮影禁止なので、屋内の写真は無し。
同行者がガイドブックを買っていたが、そこには屋内の写真も掲載され
内容はかなり充実しているようだった。
屋内にはジョージ4世の東洋風のコレクションが展示してあるが、
その数の多さに本当に驚いた。

(つづく)

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2009年05月02日

2009 英国旅行記(6) 〜英国Real Ale Festivalで充電〜

[2009英国旅行記(6)の前後を読む]

各自ホテルの部屋に荷物を置き、ロビーに集合して夕食を食べに行き充電する
ことにする。駅からホテルまでの途中にあったパブに行くことにした。
ちなみにそのお店は2005年にフィッシュ&チップスを食べたお店でもある。


The Bright Helm

パブの名前はThe Bright Helm。


Real Ale Festival 1


Real Ale Festival 2

これは明るいうちに撮影しておいた看板。
ちょうどリアルエールフェスティバルをやっていた。
好きなエール3種類が£1.79という格安で飲める。
£1=153円とすると、日本円だと275円くらいで、日本の値段と比べると
これは破格。


Real Ale Festival Menu

3杯£1.79の対象のエールはこのメニューの5種類の中から選ぶ。
どれも飲んだことが無いが、BATEMANS DRAGON'S DEN、SHARP'S RED SLOE ALE、
SPRINGHEAD ANOTHER BITE OF THE CHERRY、の3種類を選んだ。


Beer Menu

リアルエールフェスティバル対象外のビールのメニューはこちら。
日本だと1パイント1000円〜1400円くらいのビールも半額以下で飲めるので
ビール好きにとってはとても嬉しい。


Beer Server

お店のビールサーバーの一部。
他にもあり、このお店は樽生ビールの種類が沢山あって良い。


Real Ale 3

注いでもらったエールたち。
3杯合わせて1パイント強といった量。
泡の無い英国リアルエールは美味しい。


チリコンカン

チリコンカン。


ミートパイ

ミートパイ。


Fish & Chips


フィッシュ&チップス。
これは2005年に食べたものと同じもの。
海に近いBrightonのフィッシュ&チップスが一番美味しいとも言われるが、
ここのものも美味しい。


我々Team ULTRAVOX STATIONは英国料理と英国ビールで、長旅の疲れを癒し、
時差のせいで30時間以上も起きていて本当に長かった英国初日が終わった。

(つづく)


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2009年05月01日

2009 英国旅行記(5) 〜HeathrowからBrightonへ〜

[2009英国旅行記(5)の前後を読む]


地下鉄Heathrow Terminal駅

Heathrow空港を出ると、まずは地下鉄Piccadilly Lineに乗る。


Depeche Mode

地下鉄のほとんどの駅に、4/20にリリースされたばかりのDepeche Modeの
新譜"Sounds Of The Universe"のポスターが貼ってあり、
「デペがあったよ〜」と我々一同は興奮する。
地下鉄から降りて撮影するわけにはいかないので、停車したときを
見計らって地下鉄の車内から撮影する。この写真に写りこんでいるのは
同行者が携帯電話のカメラで撮影しているところ。(笑)


Victoria駅

South Kensington駅でPiccadilly LineからDistrict Lineに乗り換え、
Brightonへ向かう国鉄の始発駅であるVictoria駅に到着。


Brighton行き国鉄

Brightonへ向かうのはこの電車。


Victoria駅を出るとすぐにバタシー発電所跡が見えることを以前の渡英時に
知っていたので
、カメラを構え、通過しながら出来る限り撮ってみた。


バタシー発電所跡1



バタシー発電所跡2



バタシー発電所跡3



バタシー発電所跡4



バタシー発電所跡5



英国ロックファンとしては、バタシー発電所跡を見ると萌える。(笑)


Brighton駅ホーム

1時間ほど電車に揺られ、終点のBrighton駅に到着。


Brighton駅構内

Brighton駅構内。


Brighton駅外観

Brighton駅外観。

Brighton駅からホテルまでは約1km。以前はタクシーで移動したが、
天気も良いので、スーツケースをゴロゴロ転がしながら歩くことにする。


Brightonの景色

ホテルに向かう途中のBrightonの街並み。
駅からは下り坂になっており、この先は海である。
海に突き当たって右に曲がり少し歩くとホテルがある。


Hotel The Grand

映画「さらば青春の光」にも登場したHotel The Grand。
ベルボーイをやっていたAce(役はSting)が主人公のJimmyにべスパを
盗まれた場所(写真右手前)には、べスパではないがちょうどバイクが
停まっていた。
Jimmyに盗まれてセブンシスターズの崖から落とされるか?(笑)


Hilton Brighton Metropole

そして、その隣にあるのが、我々が泊まるHilton Brighton Metropole。
やっとホテルに到着し、チェックインを済ませた。

(つづく)


jage at 22:48|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 2009 英国旅行記 

2009 英国旅行記(4) 〜成田からHeathrowへ〜

[2009英国旅行記(4)の前後を読む]

出発の日4/22の朝は4:30に起きて、7:30のNEXに乗るため東京駅へ。
ここで、Mとhと合流してNEXで成田空港へ。
待ち合わせは、南ウイングにあるVirgin Atlantic Airwaysのカウンター前に
9:00だったが、早めに8:30頃到着して待っていたところ、RとCも合流。
チェックインを済ませ、円のポンドへの両替と旅行保険に加入。


銀座ライオン@成田空港

そこで、銀座ライオンを発見。(笑) 成田空港にライオンがあるなんて
今まで気付かなかった。搭乗前に軽く充電したいところだったが、出発までの
時間があまり無かったので、そのまま出国手続きへ。VS901便に乗り込み、
11:30に無事に離陸した。

VS901



過去3回の渡英は全てANAだったのでVirginでのフライトは初めてである。
ANAだといつも楽しみにしている「ベストヒットUSAのANA特別プログラム」が
見れるが、今回は当然無し。(笑)

今回の旅行記では、機内食ネタとかは省略するつもりでいたが、
Virgin Atlanticは初めてだったので、一応載せる。(^^;


ハイネケンとプレッツェル

離陸してしばらくすると、おつまみのプレッツェルとビールをもらう。
ビールはハイネケンとステラアルトワの2種類のみ。
まずはハイネケンでこの旅の成功を祈願して乾杯!


松花堂弁当

その後、少しして機内食。4種類くらいあったが噂に聞いていた松花堂弁当
を選ぶ。ステラアルトワも一緒に飲んで充電。


Pink Floyd

機内では座席のモニターで映画等のプログラムを見たりできるが、
最初の渡英にて、Heathrow行きの機内で一睡もせずにプログラムばかり
見ていたところ、時差調整に失敗してとんでもないことになったので、
それに懲りてからは、なるべく寝るようにしている。
Pink Floydの狂気を聴きながら寝た。
何故Pink Floydかというと、それは旅行記の(5)にて。(笑)


サンドウィッチ

途中でおやつのサンドウィッチ。
その後、アイスも配られたが、寝ていたので食べられなかった。(ToT)


小海老掻き揚げ丼

Heathrow到着の3時間ほど前の現地時間のお昼頃に、昼食が出た。
4種類くらいあったが、小海老の掻き揚げ丼を。
イギリスの航空会社の割には、和食が2回も食べられて良かった。

着陸態勢に入り、イギリス本土が窓からも見えて、いよいよ上陸。
昨年の2008年は渡英できなかったので、心の故郷イギリスに
2年ぶりに帰ってきた。

入国審査を無事に通過したのは16:30頃で、ここから地下鉄Piccadilly Line
と国鉄を乗り継ぎ、Brightonへ向かう。

(つづく)


jage at 19:01|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 2009 英国旅行記 
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