2011年08月

2011年08月27日

2007 英国旅行記(9) 〜18/05/2007 OMD @Hammersmith Apollo, London, UK LxIxVxE Report〜

[2007 英国旅行記(9)の前後を読む]

待ちに待った再結成OMD(Orchestral Manoeuvres In The Dark)のLondon公演だ。
会場内の張り紙によると、前座のLovers Electric終了後、OMDの登場は21:15
からとあったが、5分前の21:10にはライヴが始まる。ロビーで飲んでいた人達
が大慌てで自分の席に戻ってきた。海外では開演時刻が予定よりも早まること
があるということを覚えておくことにする。
ステージ上の配置は、向かって中央にAndy McCluskeyのマイクスタンド、
一段高くなった右後方にPaul Humphreysのキーボード、左後方にMartin Cooper
のキーボード、中央後方にMalcolm Holmesのドラムとなっている。



- 01. Architecture & Morality [Architecture & Morality]

Architecture & Morality

1曲目は、アルバム"Architecture & Morality"からタイトル曲の
インスト"Architecture & Morality"。
個人的には、まずはアルバム"Architecture & Morality"をアルバムの曲順
に演奏するというセットリスト予想を立てており、1曲目は当然
"The New Stone Age"だと思っていたが、早くも予想が崩れる。(笑)
ステージ上には誰もメンバーは登場せず、自動演奏でこの曲のみが流れる。


- 02. Sealand [Architecture & Morality]

Sealand

1曲目の"Architecture & Morality"が終わると、Paul、Martin、Malcolmの
3人が各自の楽器のある定位置につく。
バックのスクリーンには海と岩が映る中、Sealandの途中でAndyが登場する。
Andyの衣装は上下黒のスーツに白いシャツと黒のネクタイ。


- 03. The New Stone Age [Architecture & Morality]

The New Stone Age

Sealandが終わると、Andyがベースではなくギターをかき鳴らしながら、
"The New Stone Age"が始まる。前2曲は静かな曲のため観客は座ったまま
だったが、この曲はノリの良い曲だけあってか、この辺から座っていた
観客がほぼ総立ちになる。
この曲終了後に、Andyから"Good evening!"とMCが入る。


- 04. Georgia [Architecture & Morality]

Georgia

引き続きノリの良い曲でライヴを引っ張る。
Andyはステージ狭しと踊りながら左右に動き回る。
観客も踊りまくりモードに入る。


- 05. She's Leaving [Architecture & Morality]

She's Leaving

ここで初めてAndyはベースを弾く。
ベースを弾きながら踊るというAndyお馴染みのスタイルである。


- 06. Souvenir [Architecture & Morality]

Souvenir

ここで、このライヴで初のPaul Humphreysのリード・ヴォーカル曲
"Souvenir"。美しい名曲。
Andyは後方のドラムのMalcolmの横に移動してベースを弾く。
Paulの衣装は丈の長いジャケットで、カッコいい。
間奏ではAndyとPaulが大きく手拍子をして観客もそれにあわせる。



- 07. Joan Of Arc [Architecture & Morality]

Joan Of Arc

曲の始まりからAndyが手拍子をし、会場が手拍子で一体になる。


- 08. Joan Of Arc (Maid of Orleans) [Architecture & Morality]

Joan Of Arc (Maid of Orleans)

ここでAndyは上着を脱いでネクタイを外す。
フラッシュライトの点滅が眩しい中、Andyのタコ踊りを披露。
"Maid of Orleans"でのこのタコ踊りはOMDのライヴの重要な見どころである。
昔のライヴ映像に比べると、ちょっと激しさは減少してるか。
終了後、Andyはちょっと踊りつかれた様子でMC。(笑) 観客は大拍手。


- 09. The Beginning And The End [Architecture & Morality]

The Beginning And The End

ライヴで演奏されたアルバム"Architecture & Morality"収録曲も
この曲で最後となった。
バックのスクリーンに沢山の流れ星が映る中、バラードを歌う。


- 10. Messages [Orchestral Manoeuvres In The Dark]

Messages

"Architecture & Morality"収録曲の全曲演奏終了後の1曲目は初期の名曲
"Message"。イントロとともにバックのスクリーンに手紙の絵が映ると
観客から大歓声が起こる。
ここからはOMD Greatest Hitsの始まりだ。


- 11. Tesla Girls [Junk Culture]

Tesla Girls

コーラスの NNNNNNNN No! No! No! No!に合わせて観客はノリまくり。


- 12. (Forever) Live And Die [The Pacific Age]

(Forever) Live And Die

ここで2曲目のPaulのリード・ヴォーカル曲。
Paulは右後方の位置からAndyのマイクスタンドがあるステージ中央
に移動して歌う。AndyはPaulのキーボードの位置へ。
曲の途中からはマイクを手に持ち、ステージを左右に移動し、
前列にいる観客と次々と握手をするパフォーマンスも。


- 13. If You Leave [オリジナルアルバム未収録]

If You Leave

Andyはベースを弾かずに、マイクを手に持ち、踊りながらステージの左右へ。
キーボードのみに徹していたMartinがこの曲ではサックスを吹く。


- 14. Pandora's Box [Sugar Tax]

Pandora's Box

今回は4人OMDの再結成ライヴなので、90年代のAndy 1人のOMDの曲はやるのか
どうかという疑問があったが、ここで1人OMDのこの曲が出てきた。
もう仲直りしたのだから、変に勘ぐる必要はないだろう。


- 15. Talking Loud & Clear [Junk Culture]

Talking Loud & Clear

バックのスクリーンに沢山の花の映像が流れる中、Andyがしっとりと歌いあげる。


- 16. So In Love [Crush]

So In Love

サビの部分のAndyの裏声を生で聴けたのが良かった。
この曲でもMartinがサックスを吹く。


- 17. Locomotion [Junk Culture]

Locomotion

歯車の映像の中、曲終盤ではこの日何度も起こったステージと観客一体の
手拍子で盛り上がる。


- 18. Sailing On The Seven Seas [Sugar Tax]

Sailing On The Seven Seas

ここでまたAndyの1人OMDの曲。
AndyからMartin!と声を掛けられ、Martinのキーボードソロもあった。


- 19. Enola Gay [Organisation]

Enola Gay

ライヴ本編最後の曲は名曲中の名曲、「エノラゲイの悲劇」。
太平洋戦争で広島に投下された原爆をテーマにした曲である。
スクリーンには原爆に関する映像が流れていた。
途中、爆撃音が鳴ったりして、日本人にとっては複雑な思いだ。
曲自体は原爆を否定する内容なのだが。
OMDの代名詞とも言われるこのヒット曲で大いに盛り上がり、ライヴ本編が終了。


- 20. Walking On The Milky Way [Universal]

Walking On The Milky Way

アンコール1曲目は、Andyの1人OMDのこの曲。
1人OMDの曲は3曲やったが、どれも名曲。
特にこの曲は胸に沁みる。


- 21. Electricity [Orchestral Manoeuvres In The Dark]

Electricity

アンコール2曲目は、これも名曲中の名曲"Electricity"。
AndyとPaulのユニゾンが美しい。
ここでこの日の盛り上がりが最高潮に達する。


- 22. The Romance Of The Telescope [Dazzle Ships]

The Romance Of  The Telescope

最後は、ライヴ最後の定番曲となっている"The Romance Of The Telescope"。
美しいバラードで閉める。



自分にとっては初のOMDのライヴだったが、解散後、もう一生観れるはずの
なかったものが再結成により観ることが出来て、本当に感動し過ぎるほど
感動した。
セットリストも、アルバム"Architecture & Morality"全曲に加えて、
Greatest Hitsなヒット曲という構成で充分に満足できるものだった。
欲を言えば好きな曲"We Love You"が聴きたかったが、これはちょっと贅沢か。

OMDといえば、AndyとPaulの2人組というイメージが強いが、
実はMartinとMalcolmを加えた4人での活動が長い。あまりスポットライト
のあたっていないように感じる2人だが、今回実際にライヴを観てみて、
MartinとMalcolmの存在の大きさを感じた。

そんなことを思いながら、ライヴ後はホテルのバーでギネスを飲んで
祝杯をあげた。

Guiness



Set List:
- 01. Architecture & Morality [Architecture & Morality]
- 02. Sealand [Architecture & Morality]
- 03. The New Stone Age [Architecture & Morality]
- 04. Georgia [Architecture & Morality]
- 05. She's Leaving [Architecture & Morality]
- 06. Souvenir [Architecture & Morality]
- 07. Joan Of Arc [Architecture & Morality]
- 08. Joan Of Arc (Maid of Orleans) [Architecture & Morality]
- 09. The Beginning And The End [Architecture & Morality]
- 10. Messages [Orchestral Manoeuvres In The Dark]
- 11. Tesla Girls [Junk Culture]
- 12. (Forever) Live And Die [The Pacific Age]
- 13. If You Leave [オリジナルアルバム未収録]
- 14. Pandora's Box [Sugar Tax]
- 15. Talking Loud & Clear [Junk Culture]
- 16. So In Love [Crush]
- 17. Locomotion [Junk Culture]
- 18. Sailing On The Seven Seas [Sugar Tax]
- 19. Enola Gay [Organisation]
-----Encore-----
- 20. Walking On The Milky Way [Universal]
- 21. Electricity [Orchestral Manoeuvres In The Dark]
- 22. The Romance Of The Telescope [Dazzle Ships]

[ ]内は収録オリジナルアルバム。


(つづく)

jage at 14:44|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 2007 英国旅行記 

2011年08月21日

2007 英国旅行記(8) 〜再結成OMDライヴ前〜

[2007 英国旅行記(8)の前後を読む]

Hammersmith駅に着き、ライヴ会場のHammersmith Apolloに向かう。



18/05/2007 O.M.D. Ticket

この日の座席は2階席13列目36番のほぼ中央である。
2階席のためステージから距離はあるものの正面から見渡せる意外と良い
位置である。



Goods

会場に入ったらまずは物販へ。
物販では下記のグッズが売られていた。(画像はクリックで拡大)

・ツアーパンフレット
・OMD 1stジャケットTシャツ(黒・オレンジ、Backにツアー日程入り)
・Architecture & Morality ジャケットTシャツ
・OMD 1stジャケットTシャツ(青・白)
・Andy & Paul Tシャツ
・OMDパーカー
・Architecture & Morality CD+DVD (Remaster版)


グッズの種類が少なかったこともあり、当然全部購入。(笑)
但し、Architecture & Morality CD+DVDについては、この旅の直前に発売
されたものであり、日本ではまだ売ってなかったので、こちらに来てから
LondonのHMVで事前に購入済み。



Carling

物販購入を済ませると、2階のロビーにあるBarへ。
ライヴ前の景気付けにビールを飲む。
英国リアルエールは無かったので、無難にラガーのCARLINGを注文。
飲んでいるとロビーにだんだんと人が増えてきてイモ洗い状態になってきた。
ロビーではGary Numanの似顔絵のタトゥーを入れた女性がいて、
かなり気になった。(写真を撮らせてもらえば良かった・・・。)
ロビーの人が増えてきたので席に向かう。



Lovers Electric

会場内の張り紙によると、OMDの登場は21:15からとあり、その前に前座の
Lovers Electricが出演する。
Lovers ElectricはAustralia出身の男女2人組のバンド。
音はエレポップ系で、OMDの前座を務めるには相応しいアーティストであった。
MySpaceもあるので曲を聴いてみたい方はアクセスを。↓
http://www.myspace.com/loverselectric

Lovers Electric



Lovers Electricの前座も終わり、いよいよ再結成OMDのLondon公演を待つだけ
となった。

(つづく)

jage at 14:55|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 2007 英国旅行記 
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